iPhone 15 Pro 週次買取動向レポート
最終更新: 2025年6月26日
iPhone 15 Proの中古買取価格推移・市場動向・AIによる分析をまとめたレポートです。
デバイス基本情報
モデル | iPhone 15 Pro |
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発売日 | 2023-09-22 |
ストレージ | 128GB / 256GB / 512GB / 1TB |
カラー | ブラックチタニウム / ホワイトチタニウム / ナチュラルチタニウム / ブルーチタニウム |
ディスプレイ | 6.1インチ |
OS | iOS 17 |
コネクタ | USB Type-C |
モデル番号 | MTU73J/A / MTU83J/A / MTU93J/A / MTUA3J/A / MTUC3J/A / MTUD3J/A / MTUF3J/A / MTUG3J/A / MTUH3J/A / MTUJ3J/A / MTUK3J/A / MTUL3J/A / MTUQ3J/A / MTUR3J/A / MTUT3J/A / MTUU3J/A |
過去半年間の買取価格推移
このグラフは各社の中古ランクの買取価格をもとに算出しています。
TreMartの買取/下取り価格
AI分析・考察
■サマリー
- 直近半年(2024年12月〜2025年6月)では、128GBモデルの全国平均買取価格(GEO)が95,040円で概ね横ばい推移後、6月以降に84,150円(6/2)→79,200円(6/16)へと約10%下落。1TBモデルも124,200円前後から112,860円(5/12)→107,910円(6/16)へ着実に低下。
- 業者別では「GEO」がもっとも安定している一方、「IOSYS」「JANPARA」は年明け以降から急落傾向(IOSYS:128GBが約97,500円→70,000円台へ)。
- 年末商戦(12〜1月)の高値形成後、1〜3月は新生活需要で価格堅調、4月以降は下落開始。6月に入って下落幅が加速している点が市場の大きな転換点。
(根拠:JSONデータのGEO平均価格推移およびIOSYS・JANPARAの下落傾向)
■価格変動要因
- 期末・年度始めの需要ピーク(12〜3月)
- 12月のホリデー、市場在庫調整を見据えた買取強化施策で在庫集めが活発化し、買取価格が上昇。1月以降も法人の決算需要や新生活需要で175°
- iPhone 16 Pro 発表前の「リセール期待」後退
- 2025年6月開催のWWDCでiOS 18、新型プロトタイプ公開期待が後退。前年のWWDCでの新モデル発表タイミングと同様、市場が「発表直前は売り控え→発表後は一気に下落」というパターンを想定し、買取業者が価格を先行下げ。(23年も同傾向)
- 為替変動と部材コスト低下
- 春先から円高傾向(USD/JPY105→約138→約130円水準)。輸入コスト低下が新品店頭価格を引き下げ、中古相場も追随。(時事:2025年5月中旬以降、円高基調継続の報道)
- 競合機種の値下げ攻勢
- 今年1月発表のSamsung Galaxy S24シリーズがキャリア値引きで台数を伸ばし、ユーザーの乗り換え需要が高まったことで「iPhone 15 Pro」の在庫が中途半端に余り、中古市場供給過多になりつつある。
(根拠:GEOの安定相場 vs IOSYSの先行値下げ、為替ニュース、Samsung新機種発表の市場反応)
■今後の予測
- 当面(〜8月末)は月次5〜8%程度の緩やかな下落基調を維持。特に128GB・256GBのエントリーモデルは80,000円前後、512GB・1TBは100,000〜110,000円前後で価格底打ち感が出る可能性。
- 9月にiPhone 16 Pro/16 Pro Max発表後、15 Proは市場から正味“1世代前”モデルとみなされ、発表直後に約15%前後の一気下げ(例:128GBで70,000円割れ、1TBで95,000円前後)。
- ただし、Titaniumフレームの「15 Pro」特有のプレミア感とiOS 18対応の長期サポート期待から、下落幅は従来の“Pro”シリーズほど急激ではなく、下落後も80%以上のリセールバリューを維持すると見込む。
(根拠:「15 Pro」の差別化ポイント=軽量チタン筐体、iOS長期アップデート、過去モデルの落ち方との比較)
■売却タイミングの提案
- 最も有利なタイミングは【2025年7月中旬まで】。
・7月初旬まで:WWDC前の駆け込み需要狙いで業者が買取を維持する可能性大。
・7月下旬〜8月:新型発表のリークが強まるため、買取業者が在庫ヘッジで価格を引き下げ始める。 - 売却チャネルは「GEO」系列の安定高値を狙いつつ、「iOSYS」が7月初旬まで実施するキャンペーン併用が効果的。
- 容量別では「512GB」以上が下落幅を抑える傾向があり、同容量を保有する場合は買取強化対象となるタイミング(GEOの2〜3%アップなど)を逐次ウォッチするのが有効。
(根拠:GEO買取価格の横ばい安定、IOSYSのキャンペーン時期に見られた瞬間的な価格上乗せ、512GB以上モデルの底堅さ)