iPhone 15 Plus 週次買取動向レポート
最終更新: 2025年6月16日
iPhone 15 Plusの中古買取価格推移・市場動向・AIによる分析をまとめたレポートです。
デバイス基本情報
モデル | iPhone 15 Plus |
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発売日 | 2023-09-22 |
ストレージ | 128GB / 256GB / 512GB |
カラー | ブラック / ピンク / イエロー / ブルー / グリーン |
ディスプレイ | 6.7インチ |
OS | iOS 17 |
コネクタ | USB Type-C |
モデル番号 | MU083J/A / MU093J/A / MU0A3J/A / MU0D3J/A / MU0E3J/A / MU0F3J/A / MU0H3J/A / MU0J3J/A / MU0N3J/A / MU0Q3J/A / MU0T3J/A / MU0U3J/A / MU0V3J/A / MU0W3J/A / MU0X3J/A |
過去半年間の買取価格推移
このグラフは各社の中古ランクの買取価格をもとに算出しています。
TreMartの買取/下取り価格
AI分析・考察
■サマリー
- 直近半年(2024年12月中旬~2025年6月中旬)、いずれの業者でもiPhone 15 Plusの中古買取価格は「年明け~2月上旬に一時上昇後、3月以降じわじわ下降→5月に再度急落→6月は底堅く横ばい」という推移を示す。
- 例:GEOの128GBは12月=75,600円→1/13=70,200円(年始調整)→2/17=78,840円(ピーク)→5/12=69,300円(急落)→6/16=69,300円(底堅い)。
- IOSYS・JANPARAも同様に1~2月最高、3月以降下落、5月に底値をつけた。
- この動きは「新製品・競合機種発売タイミング」「大型連休による中古流通量増加」「為替・経済環境」の影響が複合的に絡んでいる。
- iPhone 15 Plusは6.7インチの“無印”モデルとしてProとの価格差が大きく、性能訴求より“画面サイズ派”の支持層を抱える一方、新機軸に乏しいため、競合機種の新モデル登場で相対的に魅力が下がりやすい。
■価格変動要因
- 競合・自社新モデルタイミング(根拠:1月~2月の一時上昇後、3月以降の下降)
- Samsung Galaxy S24シリーズ(1月発表→2月販売開始)、Pixel 8(10月)などの大型新興ブランドの販売開始が、比較検討による“型落ち感”を強め、3月以降の買取価格下落につながった。
- 一方年始はボーナス支給後の買い替え需要で出回り在庫調整が一巡し、2月上旬に底堅く反発(GEO 128GBが1/13の70,200円から2/17の78,840円へ上昇)。
- 大型連休(ゴールデンウィーク)による流通量急増(根拠:5月上旬の急落)
- 5月のGW後、ユーザーの買い替え需要ピークと合わせて売却台数が急増し、需給のアンバランスで買取価格が大幅に低下。GEO 256GBは4/28の85,320円から5/12の77,220円へ▲8,100円下落。
- 為替・経済要因(根拠:円安長期化期と小反発期の価格連動)
- 2024年末~2025年1月に米ドル高(円安)が進行した際は中古市場でも輸出向け在庫が増え、買取価格は緩やかに上昇。2月以降やや円高基調に転じると、需要減で価格下落傾向に。
■今後の予測
- 7~8月:やや横ばい~緩やかな右肩下がり
- iPhone 16(FG機種名未確定)の公式発表が9月初旬WWDC後に予想される中、その“噂段階”でも中古15Plusの先行値下がり圧力がかかる(過去モデルでも発表前2ヶ月の価格低下傾向)。
- 為替は夏場にかけて円高方向の可能性もあり(日本銀行金融緩和と米利上げ観測の調整局面)、輸出需要減で日本国内価格はさらに弱含む。
- 9~10月:発表直後の底値圏
- 新型iPhone発表直後は15 Plusの“完全に型落ち”化が進み、買取価格は5月並みの底値圏(128GBで6.8万~7万円、256GBで7.5万~8万円)に落ち込む可能性が高い。
- 11月以降:ホリデーシーズンの反動で一時的に小反発も
- 冬のボーナスシーズン、年末商戦で再び中古相場が小幅上振れする局面あり。
■売却タイミングの提案
- 「今~7月上旬」の売却がおすすめ
- 6月時点でGW急落後の底値から持ち直しつつあり、再び底値を叩く前の“相対的高値”は6~7月。GEOの128GBは6月中旬でも69,300円だが、7月初旬に円安一巡・GW銘柄処理後の需給安定が期待でき、実勢75,000円前後での買取も見込める。
- 容量別の優先順位
- 512GBは2月の97,000円→6月の79,200円と▲17,800円下落。高容量ほど落ち幅が大きいため、「512GB所有者」は早期売却で▲2万円規模の損失を回避可。
- 売却チャネルの併用
- GEOは数値が安定しやすく上振れも見込める一方、JANPARAは最安値引き下げリスク大(MIN価格25,250円など幅広い)。「複数業者へ同時査定」を行い、かつ7月中旬前に成約することを強く推奨。
以上を総合すると、iPhone 15 Plusは「5月のGW明け底値をすでに通過し、7月中旬までが最後の高値圏」。特に512GBユーザーは早期売却で最大損失回避を、128GBは7月上旬の1ドル=160円台円安局面を狙うと買取価格の上振れ期待が高まります。