iPhone 15 Plus 週次買取動向レポート
最終更新: 2025年5月12日
iPhone 15 Plusの中古買取価格推移・市場動向・AIによる分析をまとめたレポートです。
デバイス基本情報
モデル | iPhone 15 Plus |
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発売日 | 2023-09-22 |
ストレージ | 128GB / 256GB / 512GB |
カラー | ブラック / ピンク / イエロー / ブルー / グリーン |
ディスプレイ | 6.7インチ |
OS | iOS 17 |
コネクタ | USB Type-C |
モデル番号 | MU083J/A / MU093J/A / MU0A3J/A / MU0D3J/A / MU0E3J/A / MU0F3J/A / MU0H3J/A / MU0J3J/A / MU0N3J/A / MU0Q3J/A / MU0T3J/A / MU0U3J/A / MU0V3J/A / MU0W3J/A / MU0X3J/A |
過去半年間の買取価格推移
このグラフは各社の中古ランクの買取価格をもとに算出しています。
TreMartの買取/下取り価格
AI分析・考察
■サマリー
- 直近半年(2024年11月~2025年5月)のGEOデータを見ると、iPhone 15 Plus(128GB)は11月~1月初旬まで平均買取額75,600円で“横ばい”推移。しかし1月第2週に70,200円まで急落後、2月中旬に再び78,840円へ回復、その後4~5月にかけては77,451円→69,300円と再下落(2025/5/12)。
- 中容量の256GBも同様に、11月~1月初旬85,320円→1月中旬79,225円→2月17日85,320円→5月12日77,220円と“二段下げ・一段戻し”の動き。512GBは96,120円→89,254円→96,120円→84,150円。
- IOSYS・JANPARA各社もほぼ同様のタイミングで下落・反発を繰り返し、「季節性+外部要因」が価格に強く影響。
- 最大変化点は①1月中旬の一斉下落、②2月中旬の反発、③5月上旬以降の再度の下落。
■価格変動要因
- 新モデル期待・リーク情報
– 「iPhone 16」シリーズ(噂では2025年9月発表)への切り替え期待が1月中旬にピーク化し、ユーザーが売却を“先送り”した結果、1~2月は市場への放出量増加→価格急落(GEO:128GBで–7,400円、January第2週比)。
– しかし2月中旬になると、噂の具体性(筐体デザイン流出、カメラ仕様流出)が一時頭打ちとなり、「もう売っても良いか」という層が再参入。これが需給のひっ迫感を生み反発(GEO:128GBで+8,640円回復)。 - 為替変動と新機種定価
– 2024年秋以降のドル高・円安傾向で、新品iPhone 15シリーズの国内定価が上昇。これに伴い、「新品では手が届かない層」が中古市場へ流入し、2月の反発を支援。 - 春商戦・回線乗り換えキャンペーン
– 大手キャリアの新生活シーズン割引(3月末まで)が「iPhone 15 Plus」を割安な実質価格にして売却・買い替えを促進。既存ユーザーの売りが一服し、価格回復の一因に。 - 直近の値崩れ(5月上旬以降)
– 5月に入って「iPhone SE(第4世代)噂」「コロナ後の消費マインド回復」「春ボーナス後の端末放出」が重なり、再度供給増大。GEO128GBでは5/12に69,300円と、反発前の1月中旬水準まで下落。
■今後の予測
- 短期(~夏まで):
– 6月のWWDCでiOS 18発表のみ、ハードウェア新モデル発表はなく需給タイト感が少し戻る可能性あり。GEO128GBは70,000円前後、256GBは78,000円前後で“底堅く”推移すると予想。 - 中長期(夏~年末):
– 8~9月に噂される「iPhone 16」シリーズ発表まで、“売り待ち”ムード再燃で中古放出が再増加。9月直前にはGEO128GB60,000円台、256GB70,000円台まで下落圧力。 - 外部要因
1) 為替:円安が進行すれば新品価格上昇→中古需要回復要因。
2) 政策:EUのデジタル市場規制でApple製品の売り切り再販(SIMフリー・リファービッシュ)が加速すれば、中古価格は押し上げられる可能性。
3) 競合機:夏~秋にかけてSamsungやGoogle Pixelのフラッグシップが割安推移すれば、ハイエンド需要を奪い価格下落圧に。
■売却タイミングの提案
- 直近最適:
– 「WWDC直前」(6月初旬)
・理由:新モデル発表の噂前で“売り渋り”が収束し、2月の反発相場に近い価格が得られやすい(GEO128GBは75,600円前後)。 - 能動的選択:
– 「2月中旬~3月上旬」の“反発局面”を狙う
・理由:1月の売り控え解消+春商戦の買い替え需要で価格最高値圏(GEO128GBで78,840円、256GBで85,320円、512GBで96,120円)に到達。 - 注意点:
– 9月以降の「iPhone 16」発表前には再び市場放出圧が強まり、一気に10~15%程度の下落リスク。予算的に許すなら発表前に手放すべし。 - 容量別戦略:
– 512GBユーザーは最も価格維持率が高い(他容量比+10%程度)ため、売却タイミングを若干先延ばしにしても比較的損失は抑制可能。
以上を踏まえ、iPhone 15 Plusを高く売るには「2月中旬の春商戦反発局面」を最重視し、次いで「WWDC直前の需給タイト感」を活用。逆に「秋のiPhone 16発表期」はできるだけ避けるのが賢明です。