iPhone 15 週次買取動向レポート
デバイス基本情報
モデル | iPhone 15 |
---|---|
発売日 | 2023-09-22 |
ストレージ | 128GB / 256GB / 512GB |
カラー | ブラック / ピンク / イエロー / ブルー / グリーン |
ディスプレイ | 6.1インチ |
OS | iOS 17 |
コネクタ | USB Type-C |
モデル番号 | MTMH3J/A / MTMJ3J/A / MTMK3J/A / MTML3J/A / MTMM3J/A / MTMN3J/A / MTMP3J/A / MTMQ3J/A / MTMR3J/A / MTMT3J/A / MTMU3J/A / MTMV3J/A / MTMW3J/A / MTMX3J/A / MTMY3J/A |
過去半年間の買取価格推移
TreMartの買取/下取り価格
AI分析・考察
■サマリー
- 直近(2024年12月~2025年6月)の平均買取価格は、GEOで128GBが約70 200円→63 360円、256GBが78 840円→72 270円、512GBが86 400円→79 200円と、半年で各容量とも5~10%程度の下落傾向(データ:GEO週次平均)。
- IOSYS・JANPARAではさらに大きな下落幅(128GBで約70 000円→55 000円、512GBで約95 000円→71 000円)を示し、業者間の在庫調整・プロモーションの違いによる差が顕著。
- 2025年1月中旬と5月中旬に、いずれの業者でも一時的な価格ボトムと、その後の回復(GEOだと2月17日、4月以降の回復)が見られ、需給サイクルと四半期末・年度末需給が価格変動を後押し。
■価格変動要因
新モデルサイクル(iPhone 16 発表:2024年9月)
– 発売から3~6カ月後(年末~年明け)で旧モデルの市場供給過剰が起き、12月末~1月中旬に価格が一時下落(GEO 128GB:12/30 70 200円→1/13 65 185円)。
– 四半期末(1月末、4月末)に販促在庫処分が進み、JANPARAの底値更新(128GB:4/7 56 615円→5/12 56 041円)を招いた。為替変動
– 2025年1月~2月にかけて円高傾向(USD/JPYが約150→145円台に推移)により、海外からのリユース在庫仕入れコストが低下。これがGEOの2月17日以降の価格反転上昇(128GB: 64 790円→70 680円)を後押し。競合機種リリース
– Samsung Galaxy S24(2025年2月発売)、Pixel 8/8 Pro(2023年10月)などAndroid勢のセールや下取り強化が、iPhone 15の売り圧力を強め、中古買取価格の下落要因に。ブランドイメージとソフトウェア長期サポート
– iOSのアップデート保証(iPhone 15は5世代OS対応予想)により、下落後も一定の底値需要を維持。JANPARAの底値が128GBで約55 000円で踏みとどまるのは、この安心感が背景。
■今後の予測
- 夏モデル(Galaxy S25等の噂、2025年6月後半リリース見込み)や次世代iPhone(iPhone 17、2025年9月発表予定)の予告報道が出始める7~8月頃に、再度供給過剰感で中古iPhone 15の価格は5~8%ほど下振れリスクが高い。
- 一方、円安が進行し再び155円台に向かう局面では、仕入れコスト増で一時的に買取価格が反発する可能性。特に512GBの高容量モデルは、海外需要が強いため円高反転の影響を大きく受けやすい。
- iOSサポート期間(2028年秋)までの長期需要を考慮すると、価格下落は段階的で、128GBで50 000円台、256GBで65 000円台、512GBで75 000円台あたりを“下値の底”として戻りを伴いながら推移すると予想。
■売却タイミングの提案
実質メリット最大化なら「四半期始まり直後」の売却を狙う
- 例:2025年2月17日週(GEO 128GB=70 680円、256GB=78 840円、512GB=86 400円)は、年明けの円高メリットと在庫調整が重なり、月間ピークを形成。次回は5~6月上旬に同様のタイミングが期待される。業者選定
- 高額を狙うなら「GEO>IOSYS>JANPARA」の順。GEOは平均値が他社より7~10%高く、かつ価格回復局面での上昇幅が大きい(例:512GBで1月6日95 945円→2月17日86 400円復調)。
- 流通量の多いJANPARAは底値安定型。急ぎで手放す場合の“最低限の下値保証”として活用可。容量別戦略
- 512GBは海外再販向け需要が高く、円高時に高値が付きやすい。為替次第だが「円高局面到来」を見極めて一気に放出すると、1台あたり1万円超の上乗せが見込まれる。
- 128GBは国内流通主体で、換金性は安定。四半期ピーク(2月中旬、5月末)を逃さず売却。リスクヘッジ
- 7~8月の新モデル発表前に売り切ることで、大きな下落リスクを回避。発表直後の9月~10月は旧モデル放出が集中し、買値が大きく崩れる可能性。
以上を踏まえ、現保有のiPhone 15は「2025年6月末までに、できれば7月中旬までに、四半期ピークに合わせてGEO等高額買取店へ出す」のが最も有利と言えます。実売却時には必ず直近の為替動向と新モデル関連ニュースをチェックし、数日単位で価格が上下するタイミングを狙ってください。