iPhone 15 週次買取動向レポート
最終更新: 2025年7月2日
iPhone 15の中古買取価格推移・市場動向・AIによる分析をまとめたレポートです。
デバイス基本情報
モデル | iPhone 15 |
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発売日 | 2023-09-22 |
ストレージ | 128GB / 256GB / 512GB |
カラー | ブラック / ピンク / イエロー / ブルー / グリーン |
ディスプレイ | 6.1インチ |
OS | iOS 17 |
コネクタ | USB Type-C |
モデル番号 | MTMH3J/A / MTMJ3J/A / MTMK3J/A / MTML3J/A / MTMM3J/A / MTMN3J/A / MTMP3J/A / MTMQ3J/A / MTMR3J/A / MTMT3J/A / MTMU3J/A / MTMV3J/A / MTMW3J/A / MTMX3J/A / MTMY3J/A |
過去半年間の買取価格推移
このグラフは各社の中古ランクの買取価格をもとに算出しています。
TreMartの買取/下取り価格
AI分析・考察
■サマリー
- 価格推移概要
- 128GBモデル:2024年12月末のGEO平均約70.2千円をピークに、年度末(3月)まで横ばい後、4月以降下落基調。6月30日時点で約60.4千円(GEO)まで約14%ダウン。
- 256GB/512GBも同様に12月→6月で約8~12%下落。512GBは86.4千円→74.3千円(GEO)と最も価格高だった分、下げ幅も大きい。
- 業者別特徴
- GEO:比較的安定。キャンペーン時に価格が上振れしつつも下支え強い。
- iOSYS:変動幅大きく、特に年度末と新モデル噂時に敏感。
- JANPARA:他社より低水準で安定的。
- 市場の注目点
- “USB-C初採用”“Dynamic Island採用”などiPhone 15の特徴がユーザーに受け入れられつつも、iPhone 16へのリプレース期待で二次流通が先行減価。
- 為替(1ドル=160円台前後)の円安で新品価格が高止まりし、中古へのシフト需要は限定的。
■価格変動要因
- シーズナリティ(3月年度末需要)
- 根拠データ:GEO 512GBが2月末の86.4千円から3月初旬も同水準を維持。法人・校了在庫更新需要が下支え。
- 競合Androidの大型新機種(Samsung Galaxy S24シリーズ:2025年1月発表)
- 根拠データ:1月13日GEO 128GBが70.2千円→65.2千円へ急落。Androidへの乗り換え放出が中古在庫を増加させた可能性。
- 競合状況:Xiaomi 14(3月日本投入)などコスパ高モデルが“他ハイエンドからの代替”を促進。
- キャリア・小売の下取り/販促強化(3~4月商戦)
- 根拠データ:4月7日iOSYS 128GBが約57.1千円(3月比−2.3千円)に急落。ドコモ・auの下取り増額で、流通中古が増え、買い取り価格に調整圧力。
- iPhone 16リーク・発表前ムード(2025年6月WWDC前後)
- 根拠データ:6月16日GEO 128GB=63.3千円→6月23日60.3千円(約−4.7%)の急落。次世代モデルへの乗り換え検討が中古需要を先食い。
- 為替円安進行
- 根拠情報:2025年上半期の1ドル=155~160円台を推移。新品iPhone 15の国内価格が相対的に上昇し、中古への“買い”材としての魅力度が希薄化。
■今後の予測
- 7~8月(発表前最終局面):
- さらなる下落圧力。iPhone 16公式発表まで“次世代待ち”の在庫放出が続き、GEO128GBは55千円前後、256GBは65千円前後まで約5~8%の追加下落が想定される。
- 9月(iPhone 16発売直後):
- 二次流通需要の一時的な反発。新機種価格高騰+品薄に伴い、コストパフォーマンス重視の中古iPhone 15へシフトが見込まれ、256GB/512GBは5~10%リバウンド。
- 10月以降(旧モデル化安定期):
- 下落基調一巡後、128GB=50~55千円、256GB=60~65千円、512GB=70~75千円で落ち着く。為替動向とキャリア販促が微調整要因。
■売却タイミングの提案
- ベストタイミング:
- “iPhone 16発表前の最終駆け込み”となる7~8月上旬。中古価格の下げ止まりを待ちつつ、次世代への買い替え意欲が高まる局面をとらえる。
- 業者選択/条件:
- GEO:調査期間を通じ買取価格の下支えが最も強く、月末・四半期決算期(3・6・9・12月)のプロモーション加算が期待できる。
- iOSYS:変動幅は大きいが、夏商戦/お盆前後に買取アップキャンペーンが過去実績あり。情報収集しつつ併用。
- 容量別戦略:
- 256GBモデル:利益幅(新品との価格差)と流通量のバランスが良好。512GBに比べ下落率が小さく、需給バランスでも安定。
- 128GB:下落率が大きいので、“売り急ぎ”の必要性最も高い。8月初旬までに売却推奨。
以上のように、iPhone 15は年内に向けて“次モデル待ち”の一巡後、市場価格が底打ちし反転する局面が訪れます。短期的には8月までに売却し、価格下落を最小化したうえで、9月以降の反発を買い直しの好機と位置づけることをお勧めします。