iPhone 15 週次買取動向レポート

最終更新: 2025年7月30日
iPhone 15の中古買取価格推移・市場動向・AIによる分析をまとめたレポートです。

デバイス基本情報

モデルiPhone 15
発売日2023-09-22
ストレージ128GB / 256GB / 512GB
カラーブラック / ピンク / イエロー / ブルー / グリーン
ディスプレイ6.1インチ
OSiOS 17
コネクタUSB Type-C
モデル番号MTMH3J/A / MTMJ3J/A / MTMK3J/A / MTML3J/A / MTMM3J/A / MTMN3J/A / MTMP3J/A / MTMQ3J/A / MTMR3J/A / MTMT3J/A / MTMU3J/A / MTMV3J/A / MTMW3J/A / MTMX3J/A / MTMY3J/A

過去半年間の買取価格推移

このグラフは各社の中古ランクの買取価格をもとに算出しています。

TreMartの買取/下取り価格

AI分析・考察

■サマリー

  • 直近半年(1月末~7月末)の中古買取平均価格推移を見ると、GEOデータの128GBモデルは約64,350円(1/27週)→約61,076円(3/31週ピークの70,680円)→約61,076円(7/31週)と、ピークから13%程度下落。256GB・512GBも同様にピーク時(2~3月の78,840円/86,400円)から10~14%の下落をたどっている。
  • IOSYSでは128GBが約72,360円→58,371円と19%落ち込み、512GBは約92,038円→76,343円と17%の下落。JANPARAは比較的底堅く、128GBが約56,204円→56,779円と横ばい傾向。
  • 全体的に「春の新生活需要(2月中旬)で一時高騰」後、「次期モデル(iPhone 16)発売噂の高まり」と「円安(6月155円/USドル超)による新品価格上昇観測」で売りが先行し、中古価格が冷え込んでいる。

(根拠:GEO・IOSYS・JANPARA各社の週次買取平均価格データ)

■価格変動要因

  1. 新モデルリリースサイクル
  • 2月中旬にかけ「iPhone 15 発売1年」の節目でユーザーが買い替え需給を生み、市場価格がGEO128GBで70,680円(2/17週)まで上昇。
  • 6月以降、9月発表予定の「iPhone 16」噂(インディスプレイTouch ID採用、さらにカメラ性能向上)の広まりで、現行機の需給が緩み始めた。
  1. 為替・新品価格影響
  • 6月以降の円安進行(155円超/ドル)の報道により、新品iPhoneの国内価格上昇観測が強まり、中古機需給の需給バランスを調整。
  • 為替分の影響は主にプレミアム帯(512GB)で顕著。IOSYS512GBは6月末以降、74,814円→76,870円へ若干回復基調を示し、為替ヘッジ需要を反映。
  1. 容量別・チャネル別需給バランス
  • 128GBは競合の国内Android機(AQUOS sense8、Galaxy Aシリーズ)との価格競争激化で需給が緩く、最も下落幅が大きい(IOSYSで約19% 下落)。
  • JANPARAの相対的底堅さは「ジャンク・ジャンク復旧在庫」の多さが需給を支え、平均落下幅5%未満にとどまる。

■今後の予測

  • 7~8月:現行モデル需要は低調だが、円安基調継続ならば512GBを中心に「為替ヘッジ狙いの買い戻し」が入り、底打ち→65,000円台(GEO128GB)・80,000円台(GEO512GB)へ小反発の可能性。
  • 9月(iPhone 16発表時期):例年通り発表直後に「15シリーズ中古の一斉放出」が起こり、9~10月で10~15%の再下落リスク。発表翌週にGEO256GBが70,087円→62,000円程度まで下落する可能性あり。
  • OSアップデート(iOS 17.5)適用後の初期不具合報道が出れば一時的に全世代価格が5%ほど下振れ。

(根拠:過去のiPhone新モデルサイクルによる中古価格動向/6月以降の円相場ニュース)

■売却タイミングの提案

  • 最も有利な売却時期:
    →8月中旬までに売却。8月は新モデル発表前の「駆け込み需要が若干入る窓口」で、GEO128GBが約61,000円前後から63,000円程度に上昇余地。
    →512GBは為替ヘッジ需要で8月に75,000円以上の引き合い増が見込める(IOSYS512GBで7月28週75,000円超)。

  • 売却チャネルの選び方:
    →短期回転重視:GEOやiOSYS(買取平均が高水準かつ即日振込を評価)。
    →高額安定重視:JANPARAで買取落ち幅が小さく、下限価格のブレが少ない。

  • 注意点:
    →9月発表直後は市場放出急増で価格が最大15%ほど急落する可能性が高いため、その前に売却を完了させること。
    →OS新バージョン配信後に「バッテリー消耗・初期不具合」に関するユーザーの売却・買い替えも増え、需給過多→買取価格下落が想定される。

(根拠:1~3月の新生活需要高騰→4~6月需要減→発表期の需給過剰パターン/各社JRゴミ幅)