iPhone 15 週次買取動向レポート

最終更新: 2025年6月26日
iPhone 15の中古買取価格推移・市場動向・AIによる分析をまとめたレポートです。

デバイス基本情報

モデルiPhone 15
発売日2023-09-22
ストレージ128GB / 256GB / 512GB
カラーブラック / ピンク / イエロー / ブルー / グリーン
ディスプレイ6.1インチ
OSiOS 17
コネクタUSB Type-C
モデル番号MTMH3J/A / MTMJ3J/A / MTMK3J/A / MTML3J/A / MTMM3J/A / MTMN3J/A / MTMP3J/A / MTMQ3J/A / MTMR3J/A / MTMT3J/A / MTMU3J/A / MTMV3J/A / MTMW3J/A / MTMX3J/A / MTMY3J/A

過去半年間の買取価格推移

このグラフは各社の中古ランクの買取価格をもとに算出しています。

TreMartの買取/下取り価格

AI分析・考察

■サマリー

  • 直近半年(2024年12月~2025年6月)で、iPhone 15全容量において買取平均価格は約10~15%下落。GEOデータ(128GB)では70,560円→60,390円(▲14%)、512GBでは86,400円→74,250円(▲14%)と顕著。IOSYS/JANPARAも同様の下落傾向を示す。
  • 年末商戦(12~1月)は安定高水準→1月中旬に滑り込み売却が増え需給が緩み下落→2月中旬に一時反発(下記「要因」で解説)→以降は次世代モデル期待と供給増で緩やかな下落トレンド継続。
  • 容量別では上位容量(512GB)が相対的に値崩れ幅が小さく、下位容量(128GB)は需給過多で値崩れが大きい。

■価格変動要因

  1. モデルライフサイクル
    「iPhone 15」は2023年9月発売。発売から1年に近づくと“型落ち感”が強まり、次期「iPhone 16」発表(例年9月)期待で売り先行→価格下落圧力が強まる(6月以降特に顕著、GEO 128GBが6月23日週に60,390円まで低下)。
  2. 円相場と公式価格改定
    2025年1~2月にかけて円高・ドル安が進行し、Apple Japanが2月に公式価格を5%前後値下げ。キャリヤ向け買取価格もこれに連動し、2月第3週(2/17週)のGEO 128GBが70,680円へ一時回復(対前週+6%)したのが典型例。
  3. 他社競合端末の動向
    2025年2月、Samsung「Galaxy S24」シリーズが国内で好調な販売を記録。これに伴いiPhone 15のトレードイン供給が増加、供給超過で買取相場を押し下げた(1~3月のJANPARAデータでは128GBが約58,000円→55,300円に徐々に低下)。
  4. 市場需給の季節性
    年末年始のギフト需要で12月は高水準を維持した一方、年明けに売り圧が強まり1月第2週(1/13週)にはGEO 128GBで65,185円(前月比▲7%)と急落。以降、春商戦や新生活前の換金ニーズで小刻みに上下。

■今後の予測

  • 7~8月:WWDCや夏のiOS大幅アップデート(iOS 18)発表前後で中古買い取りキャンペーンが強化され、供給増&価格調整が起こる可能性大。GEO 128GBは現60,390円から55,000円台へ更に下落。
  • 9月以降:iPhone 16発表直後は“モデル切り替え”が加速し、中古iPhone 15は一気に10~15%下落。512GBでも7万円台前半に。
  • 為替動向:円安が進めば公式値上げ→中古価格底上げ圧力がかかる余地あり。ただし直近半年のデータでは円相場変動後の買取反映は約2~3週ラグがあるため要注視。
  • まとめ:夏以降は下落幅が加速、9月以降は最も深い谷。

■売却タイミングの提案

  • ベストタイミング:直近(6~7月)の“WWDC前”
    • 根拠①:モデルライフサイクルでまだ型落ちニュースが出そろっておらず需給緩和。
    • 根拠②:為替要因(円安傾向なら公式値上げ期待)による買取価格一時持ち直し可能性。
  • 容量ごとのすすめ
    • 128GB:現在60,000円台前半。今売らないとWWDC後に55,000円台割れリスク大。
    • 256GB/512GB:512GBは6/23週で74,250円と下落幅最小。高容量ほど需要減少が緩やかなので、少し余裕をもって8月初旬までに売却。
  • 売却先選びのポイント
    • GEOは相対的に最も安定した高値(6月23日週でも128GBで60,390円)を維持。キャリア買取や大手買取チェーンと併せ、相見積もりでGEOを優先。
    • JANPARAは最安値圏に張り付いており、500~1,000円刻みの交渉余地あり。上記タイミングに合わせてJANPARAも併用すると差益獲得可。