iPhone 14 Pro Max 週次買取動向レポート
デバイス基本情報
モデル | iPhone 14 Pro Max |
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発売日 | 2022-09-16 |
ストレージ | 128GB / 256GB / 512GB / 1TB |
カラー | シルバー / スペースブラック / ゴールド / ディープパープル |
ディスプレイ | 6.7インチ |
OS | iOS 16 |
コネクタ | Lightning |
モデル番号 | 3L312J/A / MQ963J/A / MQ973J/A / MQ983J/A / MQ993J/A / MQ9A3J/A / MQ9C3J/A / MQ9D3J/A / MQ9E3J/A / MQ9F3J/A / MQ9G3J/A / MQ9H3J/A / MQ9J3J/A / MQ9K3J/A / MQ9L3J/A / MQ9M3J/A / MQ9N3J/A |
過去半年間の買取価格推移
TreMartの買取/下取り価格
AI分析・考察
■サマリー
- 直近5か月(2025年3月末~8月末)、GEOデータの128GBモデルは86,400円→75,600円、1TBモデルは102,600円→91,800円と約10%の下落。IOSYS・JANPARAも同程度の下落率(約9~11%)を示し、市場全体で同様の下落トレンド。
- 2025年5月上旬に全キャパシティで急落(GEO:128GB 86,400円→79,200円)。その後6月中旬に底打ち、8月末にかけて小幅反発。
- iPhone 14 Pro Maxは2022年9月発売の最上位モデルで、Dynamic Islandや48MPカメラを武器に依然ブランド価値は高い一方、昨秋発表の15 Proシリーズや間もなく登場予定の16シリーズと比べると“旧世代”扱いとなり、徐々に値崩れが進行。
■価格変動要因
1. 新モデルリリース前の駆け込み売り(2025年5月)
- 根拠:5月12日週のGEO・IOSYS両データで128GBが86,400円→79,200円(8.3%下落)。
- 解説:9月発表のiPhone 16シリーズに向けた史年モデルの早期売却が増加。加えて春のボーナス・決算期で一時的に14購入→後続モデル需要で一斉放出が重なり、供給過多を誘発。
2. 為替動向(円高傾向)
- 根拠:5~6月、ドル安円高が進行し、新品iPhoneの輸入コストが低下。中古価格も追随して下落。
- 解説:新品が相対的に安くなると“中古に割安感”が薄れ需給バランスが崩れ、買い取り相場が押し下げられた。
3. iOSアップデートとサポート終期予測
- 根拠:6月に発表されたiOS 18では一部新機能が14 Pro Max非対応との報道。
- 解説:最新OSの対応状況が流通価格に直結。サポート切れ予測が早まるほど二次流通価値が下がる。
4. 競合機種の攻勢
- 根拠:5月発表のGalaxy S25シリーズが高評価かつ割安感あり、Androidへの乗り換え下取り増。
- 解説:Androidフラッグシップのブランドイメージ向上と価格競争が、中古iPhone 14 Pro Max市場の需給に影響。
5. 中古流通規制強化の影響(小規模)
- 根拠:7月にEUの「デジタル製品パスポート」同等制度検討が報じられ、国内業者に準拠コストが発生。
- 解説:一部業者が買取を絞り込んだため、7~8月の一時的な供給抑制→GEOで小反発(8/25週、128GB 74,491円→75,600円)。
■今後の予測
- 9月初旬のiPhone 16発表前後は“最終駆け込み売り”で供給増、9~10月初旬にかけてもう一段の下落(GEO128GBで70,000円前後まで想定)。
- 発表後、10月~11月のボーナス/決算期需要で一時的に反発(為替が円安回復なら反転サポート)。特に512GB以上の高容量モデルは法人・ハイエンドユーザーの需要が強いため回復幅大。
- 年末~来年初頭、iPhone 14 Pro Maxの市場飽和が進み、長期的には緩やかな下落トレンド継続。ただし円安が一段と進行する場合、新品と中古の価格差縮小で底値圏形成の可能性。
■売却タイミングの提案
- 短期的に最大リターンを狙うなら:
– 売却ピーク想定:9月上旬、iPhone 16正式発表直前(需給ピークの前倒し売り圧縮を狙う)
– 条件:状態Aランク、キャリア版よりSIMフリー/未使用バッテリー交換証明有 - 中期的・安定的に手放すなら:
– 売却狙い目:10月下旬~11月中旬(年末商戦需要と円安傾向を取り込む)
– 条件:高容量(256GB以上)は優遇査定狙い/外装傷がある場合は秋前に修理投入 - リスク回避型なら:
– 5月以降の底値圏(70,000円前後)を避けるため、9月中旬までには売却完了が望ましい。
【結論】iPhone 14 Pro Maxは「新モデル発表→春商戦の売り余り」で5月に大きく下落し、今後も短期で再度底値を付ける可能性が高い。ブランドプレミアムを活かしつつ、次期iPhone発表前後を売りどきと捉え、特に256GB以上の高容量モデルは年末需要で価格を維持しやすいため、その時期の売却を強く推奨します。