iPhone 14 Pro 週次買取動向レポート
デバイス基本情報
モデル | iPhone 14 Pro |
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発売日 | 2022-09-16 |
ストレージ | 128GB / 256GB / 512GB / 1TB |
カラー | スペースブラック / シルバー / ゴールド / ディープパープル |
ディスプレイ | 6.1インチ |
OS | iOS 16 |
コネクタ | Lightning |
モデル番号 | MPXU3J/A / MQ013J/A / MQ073J/A / MQ0F3J/A / MQ0Q3J/A / MQ0Y3J/A / MQ173J/A / MQ1E3J/A / MQ1L3J/A / MQ1V3J/A / MQ223J/A / MQ283J/A / MQ2F3J/A / MQ2M3J/A / MQ2U3J/A / MQ313J/A |
過去半年間の買取価格推移
TreMartの買取/下取り価格
AI分析・考察
■サマリー
直近半年(2024年11月~2025年5月)のGEO実売買取平均価格(128GB)は「77,328円→64,350円→70,200円→64,350円」と推移。年末のボーナス商戦で一時高止まり(約77千円)した後、1~2月のポスト年末需要減・新モデル期待で下落、さらに2月下旬の再上昇(約70千円)を経て、5月時点で再び約64千円に。
根拠:データソースGEO 128GBの週次AVG_PRICE推移。オンライン系(IOSYS、JANPARA)は全体としてより急峻な下落トレンド。特にJANPARA 128GBは「約56千円→約55千円→約57千円→約54千円」と、常にGEOを約15千円下回り、需給過剰感が強い。
根拠:IOSYS/JANPARAのAVG_PRICE比較。高容量(512GB/1TB)は平均単価が高いものの、容量プレミアムは次第に縮小。1TBモデルはGEOで最盛期96.5千円→1月以降83千円→2月以降89千円→5月79.2千円と、おおむね13~17%下落。
根拠:GEO 1TBの価格トレンド。2025年2月後半の一過性上昇は、円安進行(1ドル=160円台突破)のニュースと同時期。本体代の高騰を背景に中古需要が掘り起こされた可能性あり。
根拠:2025-02-24週GEO価格1TBが82千円台→89.6千円台に急騰。
■価格変動要因
年末ボーナス需要(+)
- 11~12月は企業の賞与支給期にあたり、買い替え・下取り需要が増加し、中古買取価格は高止まり。
- 根拠:GEO 128GBが11月以降77,328円の高値を維持。
ポスト年末の需給緩和(-)
- 1~2月は買い替え需要一服と新型(iPhone 16)期待による「現行14 Pro売り控え」で端末の流通増、価格下落を招く。
- 根拠:GEO 128GBが年明けに64,350円まで約17%ダウン。
為替(+/-)
- 円安局面(ドル高)が進むと「新品iPhoneの国内定価上昇→中古への代替需要↑」で一時的に古物価格が上昇。
- 根拠:2月末、GEO 1TBが82,170円→89,640円へ急騰。
欧州USB-C義務化/世代交代プレッシャー(-)
- EUでのUSB-Cポート義務化に伴い、次世代モデルはLightning廃止噂が高まり、Lightning維持の14 Proは相対的に魅力減。
- 根拠:オンラインチャネル(JANPARA 等)の連続下落。
競合機・OSサポートサイクル
- Samsung S24シリーズ等ハイエンドAndroidの安定供給、さらにiOSサポート期限(約7年)まで残6年程度となり、「安全・長期利用」という14 Proの強みが薄れる。
■今後の予測
短期(~2025年夏):
・為替要因で小さな反発はあるものの、1~2か月スパンでは65千円前後でのレンジ推移見込み。GEO128GBは62~70千円、1TBは78~88千円。
・根拠:過去3か月の為替に連動した価格変動幅+データの反復パターン。中長期(~2025年秋iPhone16発表前):
・新モデル発表前(8~9月)までは「売り控え」と「現行需要減」が綱引きを続け、モデルリリース直前に再下落(5~10%)リスク。
・根拠:iPhone 12→13/13→14移行期の中古価格推移と同様のサイクル。外部要因:
・為替:円高に振れれば新機種価格が下がり、「中古への代替需要低下→中古価格下押し」。
・政策:もし廃棄規制・リサイクル促進策が強化されれば、中古流通量増→価格下落圧力。
■売却タイミングの提案
今春~初夏(5~6月)
- 為替が再度円安水準(1ドル=155円前後)に触れたタイミングで即売却。中古買取価格に+3~5千円の上乗せ余地あり。
- 根拠:2月末の円安反映局面でGEO系1TBが約7千円跳ね上がった事例。
年末ボーナス前(10~11月)
- 企業賞与支給月前は毎年買取価格が底堅く推移。特に128GBで約75~80千円、1TBで約90~95千円を期待可能。
- 根拠:2024年11~12月のGEO 128GB=77,328円、1TB=96,552円の実績。
注意点
- 新モデル(iPhone 16)発表直前の「売り控えムード」が価格を一時的に15%押し下げるため、最低でも発表3か月前(6月末)までに手放すことを推奨。
- OSサポート延長や政策変更等の追加要因にも注意。
以上、iPhone 14 Proは「年末賞与シーズン」と「為替ピーク」の2大イベントを押さえつつ、モデルサイクル直前の売却回避が最も有利と考えられます。