iPhone 14 Pro 週次買取動向レポート

最終更新: 2025年7月30日
iPhone 14 Proの中古買取価格推移・市場動向・AIによる分析をまとめたレポートです。

デバイス基本情報

モデルiPhone 14 Pro
発売日2022-09-16
ストレージ128GB / 256GB / 512GB / 1TB
カラースペースブラック / シルバー / ゴールド / ディープパープル
ディスプレイ6.1インチ
OSiOS 16
コネクタLightning
モデル番号MPXU3J/A / MQ013J/A / MQ073J/A / MQ0F3J/A / MQ0Q3J/A / MQ0Y3J/A / MQ173J/A / MQ1E3J/A / MQ1L3J/A / MQ1V3J/A / MQ223J/A / MQ283J/A / MQ2F3J/A / MQ2M3J/A / MQ2U3J/A / MQ313J/A

過去半年間の買取価格推移

このグラフは各社の中古ランクの買取価格をもとに算出しています。

TreMartの買取/下取り価格

AI分析・考察

■サマリー

  • 直近半年(2025年1月末~7月末)の「iPhone 14 Pro」128GBモデル買取平均価格は、GEOで64,350円→2月中旬に70,200円台へ上昇後、5月頃まで横ばい(70,200円前後)→6月第3週に59,400円まで急落(–15%)。IOSYS/JANPARAも同様のピーク&ボトムを描くが、JANPARAは常に最安水準。
  • 大容量モデル(256/512GB、1TB)は128GBの1.2~1.3倍の価格帯を維持。特に春節~決算期の需要増で1TBが9万円前後まで上昇した。
  • 7月以降はGEOを中心に底打ち感(128GBで約60,000円)を示し、次世代モデル発表前の需給調整局面に入っている。

■価格変動要因

  1. 新モデル発表サイクル
    • 6月中旬以降、「iPhone 16」シリーズのリーク・噂(大幅カメラ強化、USB-C移行)報道が活発化。発表前に旧モデル需要が一時的に減退し、6/16 GEO128GBは64,350円→59,400円(–7.7%)へ急落。
  2. 為替動向
    • 3月末の急激な円安(1USD=160円台)で新品iPhone15シリーズの価格上昇。新品の買い控えから中古需要が高まり、2月末~3月にかけてGEO128GBは64,350円→70,200円(+9%)まで値を伸ばした。
  3. 季節・決算期需要
    • 1~2月の中国春節前や3月日本企業決算期は買い替え・売却双方が活発化。データでは2月17日のGEO全容量で約10%の上昇が確認でき、春節前後の需給タイトが影響。
  4. 他社競合のプロモーション
    • 5月にGoogle Pixel 8 Proが大幅値下げキャンペーン(–20%)を実施。中価格帯で競合が強まると中古iPhone14Pro売却量が増加し、JANPARA128GBは4~5月に56,000円→54,000円と若干下押し。

■今後の予測

  • 8~9月のiPhone 16発表までは供給過剰・需要減退局面が継続し、6~8月にさらに5~10%の下落余地あり。
  • 10月以降、新モデルとの価格差が明確になると旧モデルの値ごろ感が高まり、短期的な価格反発(+3~5%程度)を想定。ただし為替が155円前後で安定し続ける場合は反発幅限定的。
  • 円高方向への転換(1USD=150円以下)や法人向けSIMフリー需要拡大のニュースが出れば底堅く推移。逆に円安再加速や次世代モデルの大幅仕様強化報道で再度下落リスク。

■売却タイミングの提案

  • 最も有利なのは「次世代iPhone発表前の8月上旬」。過去データでGEO128GBは7~8月に底堅く60,000円前後を維持した実績があり、今期は65,000円前後まで回復する可能性も高い(為替安定+リーク前駆け込み需要)。
  • また、春の決算期同様に8月末~9月初旬は法人・教育機関の更新需要が発生しやすいので、大手量販店(GEO・カメラのキタムラなど)の買取強化キャンペーン日を狙うと査定額10%増も狙える。
  • 大容量モデル(256/512GB、1TB)は128GB比で常に15〜30%上乗せされているため、自身が複数台所有している場合は大容量から優先して売却し、資金効率を高めるのが得策。