iPhone 14 Plus 週次買取動向レポート
最終更新: 2025年5月20日
iPhone 14 Plusの中古買取価格推移・市場動向・AIによる分析をまとめたレポートです。
デバイス基本情報
モデル | iPhone 14 Plus |
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発売日 | 2022-10-07 |
ストレージ | 128GB / 256GB / 512GB |
カラー | ミッドナイト / スターライト / パープル / プロダクトレッド / ブルー / イエロー |
ディスプレイ | 6.7インチ |
OS | iOS 16 |
コネクタ | Lightning |
モデル番号 | MQ4A3J/A / MQ4D3J/A / MQ4E3J/A / MQ4F3J/A / MQ4H3J/A / MQ4J3J/A / MQ4L3J/A / MQ4M3J/A / MQ4P3J/A / MQ4Q3J/A / MQ4R3J/A / MQ4T3J/A / MQ4U3J/A / MQ4V3J/A / MQ4W3J/A / MR603J/A / MR633J/A / MR663J/A |
過去半年間の買取価格推移
このグラフは各社の中古ランクの買取価格をもとに算出しています。
TreMartの買取/下取り価格
AI分析・考察
■サマリー
- 直近半年(2024年11月〜2025年5月)で、iPhone 14 Plusの中古買取価格は「年末まで横ばい→新年以降緩やかに下落」のパターンを描いている。
・GEO(128GB)は11/18時点で68,040円→5/19は54,450円(▲13,590円、▲20%)
・IOSYS、JANPARAともに1〜2月にピーク越え→3月以降さらに下降幅拡大 - キャリア下取りや売り切り需要が強まる年度末(3月末)を挟んで供給過多→価格の下振れが顕著化(GEO128GB:3/31→5/12で59,862円→54,450円、▲8.9%)
- 容量別では512GBが最も高い下支え(5/19時点GEOで64,350円)だが、128GB/256GBとの差が縮小傾向にある
■価格変動要因
- 供給増・年度末売り抜け
- 根拠:3月末にかけて全社で平均値が一段と下落(GEO128GBは59,862円→5/12 54,450円)
- 理由:日本の会計年度末に向けた法人・個人のまとめ売りや下取り解約増
- 新製品・競合機種の登場
- 根拠:2025年1月にSamsung「Galaxy S25」発表(Webニュース)、3月末には「iPhone 16」シリーズに関するリーク活発化
- 影響:高機能スマホへの注目が一時的に流れ、中古14 Plus需要を分散
- 為替(円安)の行ったり来たり
- 根拠:12月〜1月にかけて円安進行(1$=150円台後半→160円台)、3月以降やや持ち直し
- 影響:新品iPhoneの実売価格上昇を背景に、12月〜1月は中古への注文件数増加→価格底堅く維持
- 環境規制・パッケージ変更コスト
- 根拠:2025年4月、EUが電子機器パッケージのCO₂表示義務化を発表(Webニュース)
- 影響:Appleが包装コスト上昇を新価格に転嫁→新品価格上昇圧力→中古寄り需要を一部下支え
■今後の予測
- 短期(~夏期)
・iPhone 16発表前の駆け込み買い需要で底打ち候補:5〜7月にかけて54k〜58k円水準で横ばい~小反発の可能性あり(過去新モデル直前の傾向)
・為替が大きく動かなければ、GEO128GBは55±3千円レンジ、512GBは65±3千円レンジが価格帯 - 中長期(9月以降)
・iPhone 16発売後は14シリーズの供給過多が再来、45k〜50k円近辺まで下落継続(+ほぼ2年落ちモデルの典型的落ち幅)
・Plusモデルの継続噂薄(報道)→サポート切れリスクを織り込み、相場下限を更新しやすい
■売却タイミングの提案
- 最適期:2025年6月〜7月(iPhone 16リリース前)
・根拠:年度末の供給過多が峠を越え、かつ新モデル発表ショック前の「中古買い控え」が最も緩む時期
・想定価格:GEO128GB=56千円前後、512GB=66千円前後 - 避けるべき期:3月末〜5月中旬
・根拠:年度末売り抜け→大量供給で底割れしやすく、5月12日時点でGEO128GBが54,450円まで下落(直近最安値) - 条件:
・「未使用に近い」「付属品完備」を明確化→上限価格帯(±5%)を狙う
・買取業者はGEO系を軸に、IOSYS・JANPARAで細動きを確認しつつ最高値提示店へ持ち込む
以上の分析を踏まえ、6月中までに「状態良好なiPhone 14 Plus」を売却し、ピーク前の需給バランスを活かすことを強く推奨します。