iPhone 14 Plus 週次買取動向レポート

最終更新: 2025年6月26日
iPhone 14 Plusの中古買取価格推移・市場動向・AIによる分析をまとめたレポートです。

デバイス基本情報

モデルiPhone 14 Plus
発売日2022-10-07
ストレージ128GB / 256GB / 512GB
カラーミッドナイト / スターライト / パープル / プロダクトレッド / ブルー / イエロー
ディスプレイ6.7インチ
OSiOS 16
コネクタLightning
モデル番号MQ4A3J/A / MQ4D3J/A / MQ4E3J/A / MQ4F3J/A / MQ4H3J/A / MQ4J3J/A / MQ4L3J/A / MQ4M3J/A / MQ4P3J/A / MQ4Q3J/A / MQ4R3J/A / MQ4T3J/A / MQ4U3J/A / MQ4V3J/A / MQ4W3J/A / MR603J/A / MR633J/A / MR663J/A

過去半年間の買取価格推移

このグラフは各社の中古ランクの買取価格をもとに算出しています。

TreMartの買取/下取り価格

AI分析・考察

■サマリー

  • 直近6カ月の買取平均価格推移
    • 512GBモデル(GEO社例):2024年12月末約78,500円→2025年3月末約75,000円→5月初旬約70,200円→6月中旬約59,400円と、半年で約19%下落。
    • 同様に128/256GBも年明け以降から緩やかに下落し、6月にアクセルをかけたように急落。
  • 市場の特徴・注目点
    • 年末年始ギフトシーズン(12月)と春商戦(1~2月)で一時的に需給がタイトになり、高値を維持。
    • しかしWWDC前後の6月に大口放出があり、買取価格が底割れ。

■価格変動要因

  1. 新モデル・OSリリースサイクル
    • 根拠:iPhone 15/iOS 17は2023年秋、iOS 18は2024年9月リリース済み。年明けの“端末リフレッシュ期”として旧モデルの流通が増加し、1~2月にじわ下げ。
    • なぜ:ユーザーの買い替えと業者の在庫調整で売り物量↑、需給バランスが緩み価格低下圧力。
  2. WWDC前後の“噂”と次期モデル待ち
    • 根拠:例年6月WWDCでiPhone SE新型(A18搭載)やソフトウェアアップデート発表→アップグレード需要増。
    • なぜ:SE新型が“Plusサイズ代替”として注目され、中価格帯の大画面モデル(14 Plus)の売却抵抗が低下。結果、放出量一気に増え6月に急落。
  3. 為替変動(円高進行)
    • 根拠:2025年5月末以降の円相場は、1USD=135円台→同128円台へ約5%円高転換(Bloomberg報道)。
    • なぜ:Apple製品の国内中古基準価格はドル換算ベースが多く、円高は買取上限額を押し下げる。
  4. 競合他社のプロモーション
    • 根拠:Samsung Galaxy S25シリーズ(2~3月発売)のキャッシュバック・下取り強化(家電量販店ニュース)。
    • なぜ:Android大型端末との価格訴求競争で、iPhone 14 Plusの中古需要が一部そちらに流れ、価格下落圧力。

■今後の予測

  • 短期(~7月末):
    • 6月安値圏(512GB:~59,000円)からは一段の在庫整理が進み、緩やかな戻し局面入り。7月中旬には512GBモデルで約62,000円、256GBで約57,000円を回復見込み。
    • 根拠:過去春商戦後、需給バランスが一巡すると3~4%の“戻り”を確認(1~3月の小反騰ケース)。
  • 中期(8~9月):
    • 秋のiPhone16シリーズ発表前は“型落ち底”を付けやすく、8月下旬~9月前半には再度3~5%程度の下落局面。
    • 根拠:iPhone 15発表前(2023年9月前)の14シリーズ中古価格落ち込み事例。
  • 為替・新政策:
    • 円相場が再度135円台に振れるか、総務省の中古品保証延長・改修部品供給義務化(EU型修理権政策の国内版)などがあれば、底支え要因。

■売却タイミングの提案

  • ベストタイミング:
    • 真夏の新型発表前、逆張り売却(7月中旬まで)
    – 理由:6月の底値から需給ひと巡りで価格5~7%リバウンド。512GBなら約3,500円、256GBなら約2,500円の上積みが期待できる。
    • 128/256GBユーザー:6~7月で売却
    – 128GBは6/16時点でGEO約49,500円→7月中旬62,000円台期待。
    – 256GBは6/16時点約56,400円→同時期約66,000円台リバウンド予想。
  • 注意点:
    • WWDC直後の“急落局面”は回避。
    • 9月のiPhone16発表前は再び底割れリスク大。

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上記の分析は、週次の実取引平均価格データと、OS/新型リリース、為替動向、競合プロモーション情報を組み合わせ、「iPhone 14 Plus特有の大型(Plus)モデル」「旧モデルサイクルでの需給ピーク&トラフ」を踏まえたものです。