iPhone 14 Plus 週次買取動向レポート

最終更新: 2025年5月12日
iPhone 14 Plusの中古買取価格推移・市場動向・AIによる分析をまとめたレポートです。

デバイス基本情報

モデルiPhone 14 Plus
発売日2022-10-07
ストレージ128GB / 256GB / 512GB
カラーミッドナイト / スターライト / パープル / プロダクトレッド / ブルー / イエロー
ディスプレイ6.7インチ
OSiOS 16
コネクタLightning
モデル番号MQ4A3J/A / MQ4D3J/A / MQ4E3J/A / MQ4F3J/A / MQ4H3J/A / MQ4J3J/A / MQ4L3J/A / MQ4M3J/A / MQ4P3J/A / MQ4Q3J/A / MQ4R3J/A / MQ4T3J/A / MQ4U3J/A / MQ4V3J/A / MQ4W3J/A / MR603J/A / MR633J/A / MR663J/A

過去半年間の買取価格推移

このグラフは各社の中古ランクの買取価格をもとに算出しています。

TreMartの買取/下取り価格

AI分析・考察

■サマリー

  • 直近半年(2024年11月~2025年5月)の主要買取業者GEOを見ると、iPhone 14 Plus 128GBは11月の平均68,040円から1月中旬に58,165円まで下落後、4月以降は59,400円前後で横ばい(5/12時点:54,450円)となっている。
  • IOSYS・JANPARAも同様に、年末需要で中・高水準だった価格が1月以降に▽20~25%程度下落し、以降は安定フェーズに移行。特にJANPARAは常にGEO比▲15,000~20,000円低く、買取価格水準の違いが明確化している。
  • 512GBモデルはキャパシティ人気や中古流通量の少なさから下落幅が小さく、GEOで11月の84,240円→5月の64,350円(▲23%)に留まる一方、128GBは▲20%超。容量別に見ると、高容量ほど値持ちが良い。

■価格変動要因

  1. 年末商戦と新モデル期待

    • 根拠:GEOの128GBが11月中旬68,040円→12月16日に同68,040円で安定、高値圏を維持。
    • 解説:ボーナス・年末商戦の買い控え解消と、iPhone 15シリーズ(2023年9月発売)向けTrade-inキャンペーン延長で中古14 Plusの需要が一時的に盛り返した。
  2. Trade-inと流通増による供給過多

    • 根拠:1月13日~2月3日のGEO価格が128GB 58,165円→57,420円、256GB 65,185円→64,350円と緩やかに低下。IOSYS・JANPARAも同様。
    • 解説:Appleの新iPhone(次期モデルiPhone 16のリーク)が夏発表予想で、早めに下取り・売却するユーザーが増加。これにより流通量が積み上がり、需給バランスが一時的に崩れた。
  3. 為替変動と国内端末価格

    • 根拠:2025年1~3月のUSD/JPYが一時140円台→135円台へ円高方向へ振れる動き。
    • 解説:日本国内の新品端末価格が円高メリットで引き下げられ、中古スマホ全体の買取相場も追随して下落。
  4. 競合Android機の台頭

    • 根拠:3月に発売されたGoogle Pixel 8aやXperia 10 Vの好調な売れ行き報道。
    • 解説:手頃なミドルクラスAndroid強化により、PlusサイズのiPhoneを選ぶ理由が相対的に薄れ、中古市場の需要が低迷。

■今後の予測

  • 夏のWWDC(6月)直前~iPhone 16リーク本格化(7~8月)に向け、Trade-in狙いの売却がさらに増え、供給過多から5~10%の追加下落圧力。特に128GBは57,000円→52,000円前後への下落余地あり。
  • 512GBは希少価値が維持要因となり、7~8月も70,000円前後で底堅く推移すると予想(現行GEO:64,350円→底値:60,000円台)。
  • 為替が再度円安に振れた場合、新品iPhoneの価格再上昇→中古相場押上げ要因となるが、足元の円高トレンド続行なら下落傾向が継続。

■売却タイミングの提案

  • “今”(5月中旬)~“WWDC前”(6月初旬)に売却:
    ・理由1:Trade-in/下取り需要ピーク後、リーク前の供給増加期に入る前の「最後の底堅い価格帯」を捉えられる。GEO 128GBで59,400円、IOSYS 128GBで約50,000円台と、今後の5~10%下落前の水準。
    ・理由2:6月以降はiPhone 16のニュースリリースに伴う一段の売却増→買取価格下振れリスク大。
  • 容量選びのアドバイス:512GB所有者は相対的に値持ち良好(GEO:70,200円→60,000円台底堅い)なため、余裕があれば6月末まで様子見も検討可。一方128/256GBは早期売却が無難。
  • 業者選定:GEOは安定して業界最高水準を維持している一方、JANPARAは安値固定なので避ける。最も高値が期待できるGEO、もしくは直近のIOSYS高騰タイミングを狙った一括査定の活用が得策。