iPhone 13 Pro Max 週次買取動向レポート

最終更新: 2025年6月16日
iPhone 13 Pro Maxの中古買取価格推移・市場動向・AIによる分析をまとめたレポートです。

デバイス基本情報

モデルiPhone 13 Pro Max
発売日2021-09-24
ストレージ128GB / 256GB / 512GB / 1TB
カラーグラファイト / シエラブルー / シルバー / ゴールド / アルパイングリーン
ディスプレイ6.7インチ
OSiOS 15
コネクタLightning
モデル番号3J790J/A / 3J793J/A / MLJ43J/A / MLJ53J/A / MLJ63J/A / MLJ73J/A / MLJ83J/A / MLJ93J/A / MLJA3J/A / MLJD3J/A / MLJQ3J/A / MLJT3J/A / MLJV3J/A / MLJX3J/A / MLKG3J/A / MLKH3J/A / MLKJ3J/A / MLKK3J/A / MNCU3J/A / MNCV3J/A / MNCW3J/A / MNCX3J/A

過去半年間の買取価格推移

このグラフは各社の中古ランクの買取価格をもとに算出しています。

TreMartの買取/下取り価格

AI分析・考察

■サマリー

  • 直近半年(2024年12月~2025年6月)で128GBモデルの平均買取価格は約62,600円→約49,500円と約21%下落。1TBモデルも82,080円→63,360円(約23%減)と同様のトレンド。512GBや256GBも同様の下落幅を示し、全容量にわたって一貫した下落傾向。
  • 業者別ではGEOが常に最高値、IOSYSが中間、JANPARAが最も低い水準で推移。価格帯の幅(最安値→最高値)は大容量ほど拡大し、需給や状態によるばらつきが大きい。
  • 下落ペースは1月以降加速し、2月中旬以降はおおむね横ばい(底打ちの兆し)。特に5~6月は大きな変動がなく、値ごろ感で需給が安定している状況と考えられる。

■価格変動要因

  1. 世代(エイジング)要因
  • 発売から3年半経過し、流通量のピークを越えたことが最大要因。供給過多になり始め、他社・他モデルに比べても陳腐化が進行(根拠:一貫した全容量での下落トレンド)。
  1. 新モデル・OSアップデート
  • 2024年9月のiPhone 15シリーズ発表に続き、2025年3月のiOS 17.4追加機能発表や夏季WWDC(iOS 18プレリリース噂)は“目新しさ”の移行を加速。旧モデル需要をそぎ、1~3月にかけて下落ピーク(GEOの1TBが1/6週に82,080円→1/13週に76,217円に急落)。
  1. 為替・経済環境
  • 2025年春の円高方向への一時振れ(155円→145円程度、報道)で新機種需要が抑制され、中古流通に対しては買い控え・売却増の両面要因が交錯。結果的に中古価格は小幅下落に留まった(2月以降横ばい)。
  1. 競合状況
  • Samsung Galaxy S24 Ultra(2024年1月発売)やGoogle Pixel 8 Proの中古流入が増え、ハイエンド大画面モデルの選択肢が拡大。13 Pro Max独自の「 ProMotion+LiDAR」訴求力は残るものの、性能面の鮮度で劣勢(根拠:512GB以上の相対的下落幅がやや大きい)。

■今後の予測

  • 直近の底打ちシグナル(5~6月は128GBが49,500円前後、1TBが63,360円前後で安定)から、夏季(7~8月)は下落鎮静化が続く見込み。流通量が一巡し、需給均衡が進むため、±5%程度のレンジ内変動に留まると予測。
  • 2025年9月のiPhone 17シリーズ発表までは大幅下落は回避。一方、発表直後(9~10月)には再度15~20%の値下がり圧力がかかる可能性が高い(過去モデルのパターンから推測)。
  • 為替が今後も円安方向に振れれば、新品iPhoneの実質価格上昇→中古需要増という逆張り要因が働くため、小反発の余地も。ただし、元の価格水準が下落トレンドにあるため、効果は限定的と見る。

■売却タイミングの提案

  • “夏場の底打ち”フェーズである今~8月中旬までに売却するのがベスト。8月末までに売り抜けば、9月以降の新モデル発表による急落前に手じまい可能。
  • 条件別の推奨:
    ・128GBモデル:今なら50,000円前後が最高値ライン。6~7月の買取強化キャンペーン(GEOや大手オンラインのセール情報を要チェック)を狙う。
    ・1TBモデル:65,000円前後。JANPARAやIOSYSで同水準の買取強化が断続的に実施されるため、複数業者を比較すると上積み可能。
  • 状態が良好(傷なし・バッテリー最大容量90%以上)であれば、5~10%プレミアムが乗りやすいため、クリーニングや付属品(箱・ケーブル)の同梱で「美品」を強調するとさらに有利。

※すべての示唆は当該期間のJSONデータに基づく価格推移と、市場ニュース(新モデル発表スケジュール、為替動向、競合機種発売)を根拠としています。