iPhone 13 Pro Max 週次買取動向レポート

最終更新: 2025年6月20日
iPhone 13 Pro Maxの中古買取価格推移・市場動向・AIによる分析をまとめたレポートです。

デバイス基本情報

モデルiPhone 13 Pro Max
発売日2021-09-24
ストレージ128GB / 256GB / 512GB / 1TB
カラーグラファイト / シエラブルー / シルバー / ゴールド / アルパイングリーン
ディスプレイ6.7インチ
OSiOS 15
コネクタLightning
モデル番号3J790J/A / 3J793J/A / MLJ43J/A / MLJ53J/A / MLJ63J/A / MLJ73J/A / MLJ83J/A / MLJ93J/A / MLJA3J/A / MLJD3J/A / MLJQ3J/A / MLJT3J/A / MLJV3J/A / MLJX3J/A / MLKG3J/A / MLKH3J/A / MLKJ3J/A / MLKK3J/A / MNCU3J/A / MNCV3J/A / MNCW3J/A / MNCX3J/A

過去半年間の買取価格推移

このグラフは各社の中古ランクの買取価格をもとに算出しています。

TreMartの買取/下取り価格

AI分析・考察

■サマリー

  • 直近半年(2024年12月~2025年6月)で、iPhone 13 Pro Max 128GBモデル(GEO調査)の平均買取価格は62,640円→49,500円へ約21%下落。256GB~1TBも同様に20%前後の値崩れ(例:1TBは82,080円→63,360円、-23%)。
  • 年明け~1月中旬にかけて春商戦の需要増で一時反発(128GB:1/6週に61,766円→1/13週に58,165円→1/20週に57,420円と緩やかな戻り)後、2月以降は再び下落トレンドへ。
  • 業者間の価格差はGEO>IOSYS>JANPARAの構図(直近6/9週128GBでGEO49,500円、IOSYS49,856円、JANPARA50,703円)。
  • 発売から2年9か月を経過し、フラッグシップ機としてのブランド力は依然高いものの、iPhone 16シリーズ(2024年9月発表)の登場で“旧世代”扱いが進行中。

■価格変動要因

  1. 新モデル投入による供給増
     – 根拠:iPhone 16発表直後の2024年10月以降、各容量で買取価格が10~15%急下落(例:GEOの128GBは9月末約70,000円→12月初旬62,640円)。
     – 解説:ユーザーが最新機種へ買い替える際、13 Pro Maxが一斉に中古市場に流れ、需給バランスが崩れた。
  2. 春商戦による需要の季節変動
     – 根拠:1月6日週から1月20日週にかけて128GBモデルが57,420~58,165円に一時的に持ち直し。
     – 解説:年度末・春のボーナス需要で「型落ち高級モデル」の買い戻し需要が発生。
  3. 為替相場の影響
     – 根拠:最近の円安進行(1ドル=150円台)で新品iPhoneの国内定価上昇が報じられており(経済ニュース参照)、中古へのシフトが抑制されている。
     – 解説:新品価格が上がるほど中古に流れる理屈が働くが、円安で新品販売店も中古をとりにくく、業者買取価格には下振れ圧力。
  4. OSサポート切れの波
     – 根拠:次期iOS18(2025年秋リリース見込み)で13シリーズに新機能が制限される可能性報道。
     – 解説:最新OSに完全対応しない端末は将来的な利用価値が下がるため、ユーザー・業者とも売却を早め、価格を押し下げる要因。

■今後の予測

  • 秋口(2025年9月想定)のiPhone 17シリーズ発表時には「iPhone 13 Pro Max」はさらなる旧世代化が進行し、GEO平均価格は128GBで約40,000円台前半まで10~15%の追加下落を想定。
  • ただし、同時期の円高傾向(米FRB期待利下げ→円高)になれば、業者仕入コストが軽減し中古買取価格は若干下げ止まる可能性あり。
  • 春商戦的な一時反発は再現する見込みだが、全体トレンドは“年率20~25%減”のスピードで継続。

■売却タイミングの提案

  1. 即時売却(~7月末)
     – 根拠:6/9週のGEO価格49,500円は2025年6月以降のボトム初期。今後3ヶ月で10~15%の下落圧力が高いため、現水準で売り抜けるのが最も有利。
  2. 業者選び
     – 根拠:GEOは他社平均より約5,000~8,000円高い買い取り実績(6/9週データ)。条件良好の個体ならGEO系列店、もしくはほぼ同水準のIOSYS/JANPARAの高額キャンペーン時を狙う。
  3. 大容量モデルは春商戦前(12月~1月)がベスト
     – 根拠:1TBモデルは12/16週82,080円→1/6週77,601円と春商戦で一度戻しも大き目の起伏。256GB以下より価格幅が大きく、春需要期に合わせて一時的に高値で売り抜け可能。
  4. 売り時を逃した場合はキャリア下取り活用
     – 解説:年内iPhone 17発表前に中古市況がさらに冷え込むリスクが高いため、もし即時現金化が難しければ、キャリアの機種変更下取り(ポイント還元)を併用し損失を抑える戦略。