iPhone 13 Pro Max 週次買取動向レポート

最終更新: 2025年5月13日
iPhone 13 Pro Maxの中古買取価格推移・市場動向・AIによる分析をまとめたレポートです。

デバイス基本情報

モデルiPhone 13 Pro Max
発売日2021-09-24
ストレージ128GB / 256GB / 512GB / 1TB
カラーグラファイト / シエラブルー / シルバー / ゴールド / アルパイングリーン
ディスプレイ6.7インチ
OSiOS 15
コネクタLightning
モデル番号3J790J/A / 3J793J/A / MLJ43J/A / MLJ53J/A / MLJ63J/A / MLJ73J/A / MLJ83J/A / MLJ93J/A / MLJA3J/A / MLJD3J/A / MLJQ3J/A / MLJT3J/A / MLJV3J/A / MLJX3J/A / MLKG3J/A / MLKH3J/A / MLKJ3J/A / MLKK3J/A / MNCU3J/A / MNCV3J/A / MNCW3J/A / MNCX3J/A

過去半年間の買取価格推移

このグラフは各社の中古ランクの買取価格をもとに算出しています。

TreMartの買取/下取り価格

AI分析・考察

■サマリー

  • 2024年11月中旬以降、iPhone 13 Pro Maxの中古買取価格は128GBで約62,600円前後、1TBモデルで約82,000円前後(GEOデータ)で安定推移していたが、2025年1月以降から下落トレンドに転じ、2025年5月上旬には128GBが約49,500円、1TBが約63,360円に低下。(GEO週次平均価格)
  • 他社業者(IOSYS、JANPARA)でも同様に年明け以降の下落が顕著で、特に2~3月にかけて一時的な下げ止まり・小反発が見られたものの、その後再び値を崩している。
  • 中高容量モデルほど価格の変動幅が大きく、1TBは11~12月のレンジ(約76,000~82,000円)から2025年5月にかけて約20%超の下落幅となっている。

■価格変動要因
1)モデル世代・新製品サイクルの影響
 - iPhone 13 Pro Maxは2021年9月発売の“2世代前”モデル。2023年9月のiPhone 15シリーズ発表以降、買い替え需要はひと段落し、「旧機種の買い取り在庫」が積み上がりやすくなった。(発売時期)
 - さらに直近では、2025年1月下旬にSamsung Galaxy S24 Ultra(1月18日発表)が国内発売。Androidフラッグシップ勢との競合が再燃し、中古市場でも“売り手有利”から“買い手有利”へシフト。

2)為替・マクロ経済要因
 - 円相場が2024年秋に一時的に円高に振れた局面(1ドル=140円台前半)で、輸入新品の実売価格低下→中古価格にも横ばい圧力。(Web検索:2024年11月の急激な円高トレンド)
 - 一方、2025年2月以降の円安再加速(1ドル=150円近辺)は新品価格を押し上げるものの、中古需要の冷え込みにはつながらず、業者間で買取予算調整が入り価格回復は限定的。

3)需給バランスの季節変動
 - 年末商戦(11~12月)はスマホ買い替え需要がピークになり在庫消化が進んだ結果、買取価格の底堅さにつながった。(GEO 11~12月の高値安定)
 - 新学期・新生活前の2~3月は買い替え需要が再度高まるため、中古価格が小反発したが、4月以降は在庫の山が再度積み上がり下落基調再開。(IOSYS 2月24日週の小反発)

■今後の予測

  • 2025年6~8月:iPhone 16シリーズ(2025年秋発表)が徐々にリークされ始めるタイミング。噂による先取り売り(“リセールバリュー<新モデル購入費用”の判断)→買取価格は更に5~10%程度下落すると予想。
  • 2025年9月以降:iPhone 16発売直後は旧モデル(13世代含む)の一斉放出により2~3割の急落リスク。特に大容量モデルは需要低下が顕著。
  • マクロ要因としては円相場の乱高下や国内の景気動向(個人消費の冷え込み)が価格に直結。現状円安傾向が続けば新品価格は高止まるが、中古市場は需給過多感で価格上昇余地は小さい。

■売却タイミングの提案
1)最終売りどき:2025年6月中旬まで

  • 6~8月のリリース前緩衝期間にあたり、次期モデル噂前の“最後の買い手”を取り込める時期。GEOデータでは2月下旬の小反発(128GB:59,400円→3月以降再下落)を確認済みのため、同様の反発を狙える可能性あり。
    2)ベスト条件:大容量モデル(512GB以上)
  • 中古市場での容量アップ需要は依然根強く、同容量帯は下落率が1TBほど極端ではない(512GB:GEOで2月17日 73,440円→5月12日 59,400円、約19%下落)。
  • JANPARA・IOSYSと併売店を比較し、最も高値を提示している業者にまとめて査定依頼。(例:JANPARAは大幅に安い週がない)
    3)売却前準備
  • iOS最新バージョン(iOS 17.4~)へのアップデート完了、動作確認済みをアピール。市場では“動作保証済み”“初期化済み”が高評価。
  • 外装の軽微なキズ補修や正規キャリアロック解除(SIMフリー化)で上乗せ査定を狙う。

――以上の示唆を参考に、他モデル競合環境やマクロ動向を見極めながら“新モデル発表前の6~8月”に売却すると、中古買取価格を最大化できる可能性が高いと考えられます。