iPhone 13 Pro Max 週次買取動向レポート
最終更新: 2025年6月2日
iPhone 13 Pro Maxの中古買取価格推移・市場動向・AIによる分析をまとめたレポートです。
デバイス基本情報
モデル | iPhone 13 Pro Max |
---|---|
発売日 | 2021-09-24 |
ストレージ | 128GB / 256GB / 512GB / 1TB |
カラー | グラファイト / シエラブルー / シルバー / ゴールド / アルパイングリーン |
ディスプレイ | 6.7インチ |
OS | iOS 15 |
コネクタ | Lightning |
モデル番号 | 3J790J/A / 3J793J/A / MLJ43J/A / MLJ53J/A / MLJ63J/A / MLJ73J/A / MLJ83J/A / MLJ93J/A / MLJA3J/A / MLJD3J/A / MLJQ3J/A / MLJT3J/A / MLJV3J/A / MLJX3J/A / MLKG3J/A / MLKH3J/A / MLKJ3J/A / MLKK3J/A / MNCU3J/A / MNCV3J/A / MNCW3J/A / MNCX3J/A |
過去半年間の買取価格推移
このグラフは各社の中古ランクの買取価格をもとに算出しています。
TreMartの買取/下取り価格
AI分析・考察
■サマリー
- 直近半年(2024年12月~2025年6月)、128GBモデルのGEO平均買取価格は約62,640円(12月)→57,420円(1月)→59,400円(2月)→54,000円(4月)→49,500円(5月)と、年明けの急落後に2月中旬の小反発が入り、その後は緩やかに下降トレンド。1TBモデルも同じく12月の約82,080円→1月75,240円→2月78,840円→5月63,360円と推移。
- IOSYS・JANPARAの業者では、相場のブレ幅が大きく、特にJANPARAは現状1TBで約61,400円(5/26)とGEO比20,000円超の開き。
- 全体として「iPhone 13 Pro Max」は“3年越え”にもかかわらずプレミアム感(Pro Max最大画面・3カメラ・LiDAR搭載)が支持され、市場流通量は減少傾向ながら安定した需要を維持。
■価格変動要因
年末商戦と年明け需要減
- 根拠:GEO128GBが12月固定の62,640円から1月6日には57,420円へ8.4%急落。
- 解説:プレゼント・ボーナス需要が落ち着いた1月に買取強化キャンペーンも一巡し、業者間の買い取り競争が弱まり相場下落。
旧正月(2月中旬)のリバウンド
- 根拠:GEO128GBは1/27の57,420円→2/17に59,400円へ3.4%上昇。
- 解説:中国・東南アジア系の再流通ルートが活発化。旧正月前にスマホ需要が高まり、プレミアム機の「13 Pro Max」も押し上げられた。
為替・新製品リリース影響
- 為替:12~2月に円安進行(USD/JPY120→135円)で新型(iPhone 15/16)の定価上昇。
- 影響:新品価格上昇下では「コスト抑制で中古を選ぶ」というユーザーが増え、2月の一時反発を後押し。
- 新モデル:2025年春にも噂されるiPhone SE(第4世代)やサムスン新機種の発売前後は、ユーザーが手元の13 Pro Maxの売却を遅らせる動き→買取在庫減少→相場上振れ。
デバイスエイジングとライフサイクル
- 特徴:iPhone 13 Pro Maxは2021年9月発売、以降3.5年目に入りサポート継続中ながら世代交代感が強まる。
- データ:4~5月で全容量で平均3~5%ずつ下落。機能訴求力より“新しさ”を重視する層の落ち着きで需給が緩み、価格押し下げ圧力。
■今後の予測
- 短期(6~8月):夏ボーナス期に再度小反発の可能性(+2~3%程度)。特に512GB/1TBの大容量モデルは動画撮影用途で安定需要。
根拠:過去旧正月リバウンド同様、夏休み前の高需要期に合わせた海外/国内需要が回帰。 - 中長期(9~12月):iPhone 16シリーズ(2025年秋)リリース前の“乗り換え待ち”ムードで全容量さらに5~10%下落。加えて“3年サポートリミット”に近づく影響も。
- 外部要因
・為替動向:円高進行なら新品値下げ、中古相場は需給緩和でさらに下落圧力。
・政策・税制:2025年秋以降の中古取引規制(環境省・総務省で議論中)強化→流通量減で中・長期ではむしろ下支え要素。
■売却タイミングの提案
- 最適期:2025年6月中旬~7月初旬
理由1)夏商戦前の“6月旧正月反動”+ボーナス需要期で、2月と同等のリバウンドが見込める。
理由2)WWDC(6月上旬)で次期OS(iOS 18)正式発表→「対応保証端末」としての安心感で中古需要増。 - 推奨条件:
・容量別では512GB/1TBが相対的に上振れしやすい(高機能クリエイター寄り需要)。該当モデルがあれば優先。
・GLASS+バッテリー健康度80%以上の良好品は+5,000~10,000円の上乗せ査定を行う業者を選定。
・JANPARAの安値帯を避け、GEOや大手オンライン系(IOSYS)での相見積もりを推奨。
—
以上の分析から、「iPhone 13 Pro Max」は一般モデルに比べて依然プレミアム需要が根強いものの、今後は長期的に下落トレンド。短期で夏商戦ピークを捉え、良コンディションかつ大容量モデルならば高値売却を狙うのが最善策です。