iPhone 13 Pro 週次買取動向レポート
最終更新: 2025年5月23日
iPhone 13 Proの中古買取価格推移・市場動向・AIによる分析をまとめたレポートです。
デバイス基本情報
モデル | iPhone 13 Pro |
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発売日 | 2021-09-24 |
ストレージ | 128GB / 256GB / 512GB / 1TB |
カラー | ゴールド / アルパイングリーン / グラファイト / シルバー / シエラブルー |
ディスプレイ | 6.1インチ |
OS | iOS 15 |
コネクタ | Lightning |
モデル番号 | 3J864J/A / 3K556J/A / MLUE3J/A / MLUF3J/A / MLUH3J/A / MLUK3J/A / MLUN3J/A / MLUP3J/A / MLUQ3J/A / MLUU3J/A / MLUV3J/A / MLUW3J/A / MLUY3J/A / MLV03J/A / MLV13J/A / MLV33J/A / MLV43J/A / MLV73J/A / MNDX3J/A / MNDY3J/A / MNE03J/A / MNE13J/A |
過去半年間の買取価格推移
このグラフは各社の中古ランクの買取価格をもとに算出しています。
TreMartの買取/下取り価格
AI分析・考察
■サマリー
- 直近6か月(2024年11月~2025年5月)の推移を見ると、iPhone 13 Proはいずれの業者・容量でも2025年1月上旬にピークを迎え、その後は一貫して下落トレンドに転じています。
・GEO・128GB:11~12月は54,000円で横ばい→1/6まで54,000円維持→5/12には39,600円(‐26.7%)に急落
・iOSYS・128GB:11~12月は約52,500円→1/6に56,839円の最高値→5/12に41,059円(‐27.8%)
・JANPARA・128GB:11~12月は約43,500円で低位安定→5月も約43,000円前後でほぼ横ばい - ホリデーシーズン(12月)の需要増・年始の売り控えで一旦高値維持、その後「供給過剰+次期モデル期待感+春商戦不振」によって一気に値崩れしたのが最大の特徴です。
■価格変動要因(なぜそう考えるか/根拠)
- 年末商戦→年始ピーク
- 根拠:GEO・iOSYSとも11月末~1月初旬にかけて平均買取価格が高止まり(GEO128GBは54,000円、iOSYS128GBは56,800円前後)。
- 考察:ボーナス需要、クリスマス~初売り需要で中古スマホ在庫が枯渇気味になり、買取店が高値を維持。
- 1月中旬以降の急落トレンド
- 根拠:GEO128GBは1/6以降数週間で約5千~1万円の値下がり、iOSYSも同様。
- 考察:ホリデー期間が終了し、売却ストックが市場に出回り始めたことに加え、1月中旬に発表された「Galaxy S24」シリーズ(Samsung)の国内投入で一部ユーザーがそちらに流れ、中古iPhone需要が一時抑制された。
- 春~GWにかけての下落加速
- 根拠:5月第2週(5/12)GEO128GBは39,600円と年初ピークから‐14,400円減、iOSYS128GBも約‐15,800円。
- 考察:
a. AppleのiPhone 16(仮称)リーク情報が3月末までに拡散。次期モデル待ちの売り圧力。
b. 為替の円安進行(2025年3月以降1USD≒155円→160円)が新品iPhone価格を押し上げ、希少性の高い最新モデルに需要が集中し、旧モデルの魅力低下。
- 業者間の差異
- 根拠:JANPARAは最安圏で横ばい推移(約43,000円前後)が続き、高い需給調整能力を保有。GEOは高値→急落の振れ幅大、iOSYSは中間的。
- 考察:JANPARAはECチャネルメインで在庫回転を速めたい意図がある一方、リアル寄りのGEOは景気・為替感応度が高い=価格変動が大きい。
■今後の価格予測(根拠)
- 2025年6月~8月:下落基調継続
根拠/理由:iPhone 16リークが「秋発表・高価格化」への警戒感を高め、3~4月に流動化した在庫が6月まで余剰となって下支え材料に乏しい。 - 2025年9月(iPhone 16発表前後):底値圏で一時反発
根拠/理由:新モデル発表後は旧モデル需要(コストパフォーマンス重視層)や修理用パーツ需要が一過性で回復。 - 為替動向の影響
根拠/理由:円安がさらに進行(1USD≧160円)すると新品価格差が広がり、中古に再度底堅い需要が発生。ただし5月時点で既に需給過剰気味。
■売却タイミングの提案
- 「2025年6月上旬まで」に売却を完了
- 根拠:5月中旬以降の下落幅(GEO128GBで‐600円/週、iOSYS128GBで‐1000円以上/週)を考慮すると、6月末までにさらに数千円の下落リスク。
- 方法:
a. 容量128GBは需要が最も多く「相対的に下落幅が小さい」ため優先的に売却。
b. 業者はJANPARAを活用すると、5月時点で約42,900円の高値をキープできる可能性が高い(過去データでの最安安定)。
- 1TB/512GBなど大容量モデルは下落幅が大きいため「在庫過多になる前の6月初旬」が実質的に最終チャンス
- 根拠:GEO1TBは5/12に54,450円、1月ピーク76,680円→‐22,230円(‐29%)の急落。これ以上の供給増加リスクを避ける。
- “夏商戦後の反発”を狙うなら9月目処
- 条件:故障歴なしの美品で、バッテリー状態90%以上の個体を選出し、Apple Watch連携など付加価値を訴求。新モデル発表直後2週間以内に専門店への持ち込みを。
以上の分析を踏まえると、「iPhone 13 Pro」は2025年6月上旬までに市場在庫が潤沢になる前に売却を急ぎ、最も安定して高値を狙えるJANPARA(EC)を活用するのが現実的です。9月の旧モデル需要回復を狙う場合も、個体スペックの“良品訴求”が必須となります。