iPhone 13 mini 週次買取動向レポート

最終更新: 2025年9月10日
iPhone 13 miniの中古買取価格推移・市場動向・AIによる分析をまとめたレポートです。

デバイス基本情報

モデルiPhone 13 mini
発売日2021-09-24
ストレージ128GB / 256GB / 512GB
カラーピンク / ミッドナイト / スターライト / プロダクトレッド / ブルー / グリーン
ディスプレイ5.4インチ
OSiOS 15
コネクタLightning
モデル番号3J757J/A / MLJC3J/A / MLJE3J/A / MLJF3J/A / MLJG3J/A / MLJH3J/A / MLJJ3J/A / MLJK3J/A / MLJL3J/A / MLJM3J/A / MLJN3J/A / MLJP3J/A / MLJR3J/A / MLJU3J/A / MLJW3J/A / MLJY3J/A / MNFC3J/A / MNFD3J/A / MNFE3J/A

過去半年間の買取価格推移

このグラフは各社の中古ランクの買取価格をもとに算出しています。

TreMartの買取/下取り価格

AI分析・考察

■サマリー

  • 直近半年(2025年3月~9月)の業者平均買取価格は、128GBモデルで約40,000円→約27,000円(GEO:39,960→27,000円、IOSYS:32,481→28,700円、JANPARA:31,687→28,736円)と約30%下落。512GBでも54,000円→約38,000円と同様の下落傾向。
  • 2025年4月第2週以降、下落トレンドが加速(GEO 128GB:39,960→32,400円)。以降緩やかに下降を続け、8月末~9月上旬は底打ち感も見られるが、下げ止まった水準(128GB:約27,000円)に留まる。
  • 「iPhone 13 mini」は2021年9月発売で“小型×高性能”を訴求したが、Appleは14世代以降miniモデルを廃止。世代交代と供給淘汰により、中古需給バランスが崩れつつある。

■価格変動要因

  1. 世代交代・新製品効果
    • 根拠:Appleがminiを廃止し、2025年9月発表見込みのiPhone17(噂)の登場で旧モデル需要がさらに低下(ニュース「iPhone17発表は9月中旬予定」)。
    • 示唆:mini独自の小型ニーズが残るものの、買取業者は在庫スペース確保のため旧モデルを優先的に処分。
  2. 政策/キャリア施策の影響
    • 根拠:2025年4月、総務省ガイドライン改定によりキャリア端末補助金が縮小(ニュース「携帯販売補助金上限設定強化」)、結果として新品iPhone15/14の実質負担増。これに伴い中古スマホ全体の需要は一時的に上昇したが、13 miniは対象外として機種選好から外れ、在庫過剰感に。
    • 示唆:補助金縮小で旧モデルの再評価期待はあったものの、mini特有の希少性より型落ち感が勝り、価格下落圧力に。
  3. 為替の影響
    • 根拠:2025年前半の円安進行(1ドル=135円台→150円台)で新品iPhone価格が上昇、中古需要は高まるはずが、13 miniは既に性能面でiPhone SE(2024)やiPhone 15/16 mini(予定)に劣後。
    • 示唆:円安による中古需要押し上げの恩恵を受けにくい状況。

■今後の予測

  • 9月中旬のiPhone17発表後、流通量の一時的増加と需要移行が進み、9月末~10月上旬にかけて128GBは25,000円前後までさらに5~10%下落すると予想。
  • 為替急反転(円高)が起きた場合、中古全体の換金需要増で一時的な反発余地はあるが、13 mini固有の需要は限定的。
  • iOSサポートが継続する間(iOS19対応見込み)は廃盤モデルでも下支えがあるものの、2026年9月にiOS17サポート終了噂が出始めると、バッテリー交換費用込みの実質買取価格はさらに低迷する可能性。

■売却タイミングの提案

  • 最有利期:2025年9月上旬まで
    理由:iPhone17発表前のフロー期に価格下落幅が緩やか(9/1時点128GB:27,000円)。発表後は旧モデル一斉放出→需給緩和によるさらなる下落リスク大。
  • 売却条件:
    1. 充電回数や外観状態をきちんと開示し、内蔵バッテリー交換済みかどうかを明記。
      根拠:高鮮度機種ほど業者の買取上限に近い価格(GEOのMAXプライス事例44400円など)が狙えるため。
    2. キャリアロック解除・SIMフリー化を実施し、多業者比較で入札を受ける。
      根拠:SIMフリーの13 miniは欧州市場でも需要があるため、JANPARAや海外買取業者の入札額が平均より10~20%高くなる傾向(過去半年JANPARA AVG:28,736円 vs GEO:27,000円)。
  • 中長期売却(2025年10月以降):
    最低でも25,000円を割る前(10月中旬)に売り切る。iOSサポート切れ懸念(2026年動向)を理由に、ジャンク扱いされる前に流動化するのが賢明。