iPhone 13 mini 週次買取動向レポート

■サマリー

• 直近半年（2024年12月～2025年6月）におけるGEOの128GB平均買取価格は約39,960円で安定推移→4～5月にかけて32,400円前後まで約20％下落。（データ根拠：GEO 128GB週次平均）
• 同期間、iOSYS・JANPARAも同様に4月中旬以降から連続下落。特にiOSYSの128GBは約40,000円→約27,000円へ約30％減。（データ根拠：iOSYS 128GB週次平均）
• 256GB・512GBも同様の傾向で、容量ごとの価格差は維持されつつ全体相場が低下。下落のスタート時期は各社でまちまちだが、概ね“3月末～4月中旬”が転換点。

■価格変動要因
1．ミニモデル需要の構造的減退
　– なぜか：’21年秋発売のiPhone 13 miniはApple初の「小型フラグシップ」だが、’22年に14 miniが登場せずシリーズ廃止。後継機がなく、一般ユーザーの買い替え対象から外れる傾向。
　– 根拠データ：１月～２月は横ばいだったが、３月末から４月にかけて全容量で急落（例：GEO 128GBが39,960円→32,400円）。後継モデル不在による需要減少と見立てられる。

2．競合小型モデルの台頭
　– なぜか：2025年春に噂される「iPhone SE 第4世代」（小型・廉価）や、既存SE3の値下げセールが継続。小型を求める層が13 miniではなくSEシリーズやリファビッシュ品に流れる。
　– 根拠時事：3月中旬のWeb記事で「SE4は筐体刷新＋高性能化でminiユーザーに最適」とのリーク報道あり。4月以降の下落開始時期と符合。

3．為替・新品価格の影響
　– なぜか：2025年春、ドル／円が115円→110円台へやや円高推移。新品iPhoneの円建て価格が下がると、中古へのリセールバリューも連動して低下。
　– 根拠時事：3月末から４月にかけての為替チャートで円高トレンド→中古買取相場の下落タイミングと合致。

■今後の予測

• 短期（～夏頃）
  ・SE4正式発表・発売（噂：6～7月）前までは現状の底値圏（128GB：25,000～30,000円程度）で横ばい推移。
  ・しかしSE4発売後は「小型高性能＋保証付き」への乗り換え需要が強まり、13 miniは在庫過剰に。更なる5～10％下落リスク。
• 中長期（秋以降）
  ・シリーズ廃止モデルとしてコレクター需要やマニア層に限られるため、30,000円を大きく上回る回復は見込み薄。為替が急円安（≧130円）になれば一時的に中古相場が持ち直す可能性。
  ・OSサポート期間（最短6年）は残るため、“iOS17～21”対応モデルとしての下限需要は確保される。

■売却タイミングの提案
1．「6月末まで」の早期売却推奨
　– 根拠：SE4発表前後で中古流通量がピーク→業者間競争が緩やかなまま高値を維持可能。（データ：5～6月にかけての下落幅は緩やか）
2．容量別狙い目
　– 128GB：販売ボリューム最大で買い手が見つかりやすく、買取相場の変動も他容量に比べ小さい。現状25,000～30,000円で売却がベター。
　– 512GB：上位価格帯を好むマニア層需要が根強く、新品との差額メリットを訴求しやすい。ただし在庫が少なく競争率高→早めの売り抜けを。
3．買取業者の選択
　– GEO：価格安定性が高く、「提示価格＝成約価格」に近い。下落トレンド時も安定的に売却したい場合に最適。
　– iOSYS：ピーク時は最高値を提示する一方、最安値帯の開きが大きい（22,000～50,000円）。状態ランクA以上であれば高額狙い可。

（以上の考察は、直近週次買取価格データと2025年春のSE4リーク報道、為替動向を総合し、「なぜ」「何が根拠か」を明確化して構成しました。）