iPhone 13 mini 週次買取動向レポート
最終更新: 2025年7月10日
iPhone 13 miniの中古買取価格推移・市場動向・AIによる分析をまとめたレポートです。
デバイス基本情報
モデル | iPhone 13 mini |
---|---|
発売日 | 2021-09-24 |
ストレージ | 128GB / 256GB / 512GB |
カラー | ピンク / ミッドナイト / スターライト / プロダクトレッド / ブルー / グリーン |
ディスプレイ | 5.4インチ |
OS | iOS 15 |
コネクタ | Lightning |
モデル番号 | 3J757J/A / MLJC3J/A / MLJE3J/A / MLJF3J/A / MLJG3J/A / MLJH3J/A / MLJJ3J/A / MLJK3J/A / MLJL3J/A / MLJM3J/A / MLJN3J/A / MLJP3J/A / MLJR3J/A / MLJU3J/A / MLJW3J/A / MLJY3J/A / MNFC3J/A / MNFD3J/A / MNFE3J/A |
過去半年間の買取価格推移
このグラフは各社の中古ランクの買取価格をもとに算出しています。
TreMartの買取/下取り価格
AI分析・考察
■サマリー
直近の価格推移
- 2025年1月~2月中旬:GEOの128GB平均買取価格は約37,000~40,000円で推移(高値安定)。これはAppleの2024年下半期モデル(iPhone 15シリーズ)購入者向けトレードイン拡充が継続し、一部ユーザーが中古ではなくアップグレードを選択し、流通在庫が絞られたため(根拠:GEO 1/6~2/24の128GB平均3.9万円前後)。
- 3月下旬~4月:会計年度末(3月)に需要がピークとなり、その後4月の新年度入りで需要急減。GEOの128GBが3.6万円前後→4/14には3.24万円と約12%下落(根拠:GEO 3/31→4/14の急落)。
- 5月~6月:Golden Weekやドコモ・auのiPhone SE (第3世代)割引キャンペーン(2025年GW実施、報道)も重なり、競合コンパクト機の選択肢が拡大。GEOの128GBは5/19に約27,600円、6/30には約24,750円と、年初から約38%の大幅下落を記録。
市場の特徴
- iPhone 13 miniは「最後のミニモデル」でコアファンは多いものの、アンダー30,000円帯に入ると“格安コンパクト機”と価格帯が被り、差別化が困難に。
- 業者間ではGEOが高値を維持しやすく、JANPARAが安定低水準、IOSYSは中間~上限をつきやすい(根拠:各社同一週のMAX_PRICE比較)。
■価格変動要因
Apple公式トレードイン拡大・終了の影響
- 2025年1月~3月末:iPhone 15シリーズ購入者向けに「iPhone 13・13 mini下取りアップキャンペーン」を継続(Apple Japan公式発表)。
→ 中古市場へ流れる13 miniのストック減少→価格下支え(GEO 1/6~2/24の128GB平均3.9万円)。 - 4月以降:キャンペーン終了に伴いアップグレード先が中古流通から外れ、在庫一斉放出。
→ 4/14のGEO128GB約3.24万円への急落。
- 2025年1月~3月末:iPhone 15シリーズ購入者向けに「iPhone 13・13 mini下取りアップキャンペーン」を継続(Apple Japan公式発表)。
季節要因(決算・新年度)
- 年度末の「買い替え需要ピーク」後(3月)に急落。(根拠:4/7以降のGEO・IOSYSデータ)
- 学生・新社会人向け販促が4月以降に鈍化すると同時に、スマホ買い替えピークが過ぎ複数ストレージ帯で横ばい~下落。
競合コンパクト機種の存在感
- 2025年GW中:キャリア主導でiPhone SE(第3世代)が2万円台前半の実質価格キャンペーン(国内ニュース)。
→ 13 mini(3万円台)との差が縮小、中古13 miniの優位性低下。 - 海外モデル(Google Pixel 8a)も同時期に国内投入、サイズ・価格帯が近い。
- 2025年GW中:キャリア主導でiPhone SE(第3世代)が2万円台前半の実質価格キャンペーン(国内ニュース)。
需給ギャップの拡大
- 「ミニ」ニッチながら増殖しないモデル供給(14以降ミニ廃止)の特殊性はあるが、供給過多と需要縮小で価格が急落した。
■今後の予測
- 2025年下半期(9月)にかけて
- Appleが次期「iPhone SE (第4世代)」を発表・発売(業界アナリスト予測;Nikkei報道)。高性能で4.7~5インチ級のコンパクト機期待。
→ 13 miniユーザーの買い替え先がSE4にシフト、中古在庫増→更なる下落圧力。
- Appleが次期「iPhone SE (第4世代)」を発表・発売(業界アナリスト予測;Nikkei報道)。高性能で4.7~5インチ級のコンパクト機期待。
- 為替動向
- 円安継続で新品iPhone価格上昇→手頃な中古に一時的に需要回帰も想定。ただしSE4登場で「最新コンパクト機」の価格訴求力が強く、持続的な中古需要支援には乏しい。
- 年末商戦
- 年末にかけて「スマホ下取り・トレードイン」再強化が見込まれる。公式下取りへの流出は中古価格の下支え要素だが、13 miniはモデル末期のため対象外または低額査定となりやすく、市場価格の回復は限定的。
■売却タイミングの提案
最適時期:2025年7~8月上旬
- 根拠①:SE4発表前の最後の底値反転チャンス。発表後は“型落ち感”が一段と増し、流通在庫が一気に拡大する可能性大。
- 根拠②:円高一時回復局面(夏頃の輸出企業利益確定前後)で一時的に新品需要が減り、中古需要がごく短期的に回復する可能性あり。
容量別推奨
- 512GB:容量希少性・高価格帯維持力が相対的に高いため、早期売却でも損耗率が小さい(GEO・IOSYSとも512GBの平均下落率が128GB比で小幅)。
- 128GB:最も下落幅が大きいため、回復期待は薄い。SE4発表前7月初旬までに売却し、機会損失を軽減。
業者選定
- IOSYS:同一週のMAX_PRICEをつきやすく、特に512GBでは最高6.5万円台(1/6時点)まで実績あり。状態A級ならばIOSYSへの持ち込みを優先。
- GEO:安定した高値を維持。特にキャンペーン併用で下取り査定額アップを実施する可能性があるため、GEO系「まとめ売り」「学割」などと併用検討。
以上のポイントを踏まえ、発表前の短期的な反発期を逃さず、特に512GBモデルは7月上旬までにIOSYSまたはGEOで売却することを強くおすすめします。