iPhone 13 mini 週次買取動向レポート

最終更新: 2025年6月9日
iPhone 13 miniの中古買取価格推移・市場動向・AIによる分析をまとめたレポートです。

デバイス基本情報

モデルiPhone 13 mini
発売日2021-09-24
ストレージ128GB / 256GB / 512GB
カラーピンク / ミッドナイト / スターライト / プロダクトレッド / ブルー / グリーン
ディスプレイ5.4インチ
OSiOS 15
コネクタLightning
モデル番号3J757J/A / MLJC3J/A / MLJE3J/A / MLJF3J/A / MLJG3J/A / MLJH3J/A / MLJJ3J/A / MLJK3J/A / MLJL3J/A / MLJM3J/A / MLJN3J/A / MLJP3J/A / MLJR3J/A / MLJU3J/A / MLJW3J/A / MLJY3J/A / MNFC3J/A / MNFD3J/A / MNFE3J/A

過去半年間の買取価格推移

このグラフは各社の中古ランクの買取価格をもとに算出しています。

TreMartの買取/下取り価格

AI分析・考察

■サマリー

  • 直近半年(2024年12月~2025年6月)の業者別平均買取価格は、GEOが128GBで3.2万~4.0万円、256GBで3.8万~4.6万円、512GBで4.3万~5.4万円前後で比較的安定。IOSYSは年明け1月上旬に128GBで約4.0万円、512GBで約5.3万円を付けた後、春以降急落し、6月には128GBで約2.7万円、512GBで約3.9万円に。JANPARAは常に最安帯で推移し、128GBは約2.8万円前後を底堅く維持。
  • 年末商戦~1月にかけての中古需要増(ボーナス/年始セール)と、iPhone15シリーズの流通成熟による乗り換えタイミングが合わさり、1月上旬に価格ピーク。その後3月の会計年度末と新モデル噂(iPhone16)接近で在庫調整が加速し、春以降は底値圏へ。
  • 「13 mini」固有の市場特徴として、Appleの“最後のmini”モデルという希少性がある一方、画面サイズの小ささを敬遠する層も増加。iPhone15以降mini不在の隙間を埋めるニッチ需要はあるものの、学割・法人向けSEシリーズやAndroid小型機の台頭で競合も激化。

■価格変動要因

  1. 年末~年始の需要増
     – 根拠:GEO・IOSYSともに12/9~1/6週で128GBが約3.99万→約4.04万円、512GBが約5.40万→約5.33万円に上昇。年末ボーナス/初売り商戦で「手頃な小型iPhone」への乗り換え需要が高まったため。
  2. 新モデルサイクル
     – 根拠:iPhone16のティーザーが3月~5月に報道(新機能・デザイン刷新の噂)されると同時に、IOSYS価格が1月末の約5.18万円(512GB)から6月2日時点で約3.88万円まで急落。再販業者が在庫を早期に吐き出す動きと、中古売り手が供給過多を懸念して価格を下げたもの。
  3. 為替・経済環境
     – 根拠:2025年春以降の円高傾向で新品iPhoneの国内定価が相対的に下がり、中古へのシフトインセンティブが弱まった。中古価格の天井が切り下がった背景に、円高ベースの新品価格吸収があると考えられる。
  4. 競合機種の影響
     – 根拠:iPhone SE(第3世代)や同価格帯Android小型モデル(Pixel 8aなど)が春商戦でプロモーション強化。GEOではSE3下取りキャンペーンを実施中→「13 mini」からの買い替えが減少し、中古需要にも陰り。

■今後の予測

  • 2025年夏~秋(iPhone16/OS18発表前):中古市場は底打ちし、128GBで2.7万~3.0万円、512GBで3.9万~4.2万円のボックス圏を横ばい推移。大幅回復は期待薄。
  • 2025年9月のiPhone16発売/iOS18正式リリース前後に、新品買い替えが再び活発化し、1~2週間の中古価格一時上昇(128GBで+0.5万~1.0万円程度、512GBで+0.8万~1.2万円程度)を見込む。
  • 為替の急変動(円安再加速)や、Appleが「mini」サイズ製品を再投入するサプライズがあれば逆転高もあるが、現状では可能性は低い。

■売却タイミングの提案

  • 最も有利:2025年8月末~9月上旬
     – 根拠:過去2年の新モデル投入サイクルを考慮すると、新型発表直前に旧モデル(12/13 mini)の中古需要が高まりやすい。iPhone16ティーザーによる買い替え検討層を逃さず高値掴み需要を取り込める。
  • 次善策:年末商戦~年始(12月下旬~1月上旬)
     – 根拠:2024年末~2025年1月に128GBで平均約4.0万円、512GBで5.4万円を記録。ボーナス需要と年末初売りの「低予算小型スマホ狙い」が再現すれば再度高値圏に。
  • 売却条件
     – 状態ランク:S(画面・背面キズなし、バッテリー最大容量90%以上)で+5~10%、MakuakeやPayPayフリマなどプロモーション併用でさらに上乗せを狙う。
     – 容量選択:512GBは希少性・高額維持力が強い一方、動作検品時間が長い業者もあるため、迅速対応を重視するなら256GBが無難。

以上のように、iPhone13 miniは「最後のmini」ゆえニッチ需要を抱えるものの、新モデルサイクルと為替が価格を左右。売却は次回のピーク(9月iPhone16前)を狙い、状態とプロモーションで+αを引き出す戦略が有効です。