iPhone 13 mini 週次買取動向レポート

最終更新: 2025年5月12日
iPhone 13 miniの中古買取価格推移・市場動向・AIによる分析をまとめたレポートです。

デバイス基本情報

モデルiPhone 13 mini
発売日2021-09-24
ストレージ128GB / 256GB / 512GB
カラーピンク / ミッドナイト / スターライト / プロダクトレッド / ブルー / グリーン
ディスプレイ5.4インチ
OSiOS 15
コネクタLightning
モデル番号3J757J/A / MLJC3J/A / MLJE3J/A / MLJF3J/A / MLJG3J/A / MLJH3J/A / MLJJ3J/A / MLJK3J/A / MLJL3J/A / MLJM3J/A / MLJN3J/A / MLJP3J/A / MLJR3J/A / MLJU3J/A / MLJW3J/A / MLJY3J/A / MNFC3J/A / MNFD3J/A / MNFE3J/A

過去半年間の買取価格推移

このグラフは各社の中古ランクの買取価格をもとに算出しています。

TreMartの買取/下取り価格

AI分析・考察

■サマリー

  • 直近の価格推移
    • GEO(128GB):2024年11月~2025年3月まで約39,960円で横這い。2025年4月7日以降、36,720円→4月14日以降32,400円→5月12日には29,700円へと急落(約10,000円の下落)。
    • GEO(256GB/512GB)も同様に4月から急落。256GBは46,440円→37,800円→34,650円、512GBは54,000円→43,200円→39,600円。
    • IOSYS・JANPARAも同様のタイミングで下落傾向。特にIOSYSは1月初旬に128GBで約40,430円のピーク後、5月5日に約28,484円まで下落。
  • 市場の特徴
    • 2024年9月のiPhone 15シリーズ発表後、新品移行の余波で一度中古価格は安定したものの、大きな上昇も見られず“待ち”ムード。
    • 2025年1月の年始商戦で一時的に売却需要増→中古価格ピーク到達。以降、春先にかけて在庫増・次期モデル期待(SE4噂等)で一気に需給バランスが崩れ、価格急落。
  • 注目すべき変化点
    • ①1月6日付IOSYSで128GBが平均40,429円のピーク(年末年始の売却増が要因)
    • ②4月上旬以降、GEOをはじめ全業者で価格帯が約20~25%下振れ

■価格変動要因

  1. 新型発表スケジュール
    • 根拠:2024年9月発表のiPhone 15/15 Proシリース受注開始後、中古も一度需給が整理され横這い相場に移行(GEOの平均値約39,960円が半年間維持)。
    • 示唆:新型発表直後は「買い替え」「下取り」増で中古流通が活性化し、価格の急騰は抑制される。
  2. 年末年始需要と在庫放出
    • 根拠:IOSYSで2025年1月6日時点に128GBが平均40,429円とピーク。年末年始のボーナス・ギフト商戦で売買が活発化。
    • 示唆:年始商戦狙いの売却ピークが過ぎると、在庫余剰感が強まり春先に価格調整局面を迎える。
  3. 次期SEモデル噂による“様子見”ムード
    • 根拠:2025年2~3月にかけて、メディアで「iPhone SE(第4世代)」の小型廉価版リリース噂が頻出。これに合わせてIOSYS・JANPARAで在庫が増え、4月から平均値が急落。
    • 示唆:「小型iPhoneの最新モデルを待つ」ユーザーが売却を先延ばし、所有者が手放す動きが加速し、需給バランスが崩れる。
  4. 為替動向
    • 根拠:2024年末のドル/円160円前後→2025年3月145円台へ円高進行。新品価格の一時的な下落が起こり、中古相場の競争力が低下。
    • 示唆:為替で新品のコストメリットが高まると、中古の買い控え要因になり得る。

■今後の予測

  • 2025年6~8月:「iPhone SE4」の正式発表・発売を待つ在庫整理が一巡し、春先の底値(GEO 128GB:約29,700円)で需給が均衡。
  • 円安再進行局面(仮に夏以降ドル/円155円超)では、新品価格上昇に伴い「手軽に安くiOS端末を入手したい」という層が再度中古に流入し、8~10月にかけて5~10%程度のリバウンド可能性。
  • 2025年9月のiPhone 16シリーズ発表後は再び「下取り/買い替え」需要で一時的に中古が下振れやすいが、ミニサイズ不在を好む小型ファンの固定需要により大きな下落は回避。

■売却タイミングの提案

  1. 高容量モデル(512GB)は下落率が最大級(GEOで54,000円→39,600円、−26%)
    • 提案:5~6月中に売却。底値到来前の需給整理完了時期を狙い、在庫過多になる前に手放す。
  2. 標準容量モデル(128GB/256GB)は底値圏での滞留時間が長くなる見込み
    • 提案:6月末まで待機。もしその間に円安が再進行すれば、GEOベースで1,000~2,000円の上積みが期待できる。
  3. 売却先選び
    • 根拠:同一時点でGEOの買取価格が最も高水準を維持。
    • 提案:GEOの店頭買取をメインに、オンライン査定(iOSYS・JANPARA)と併用し、店舗買取価格がオンライン平均を上回る週を狙う。
  4. OSサポート期限をにらんだ“最後のチャンス”
    • 根拠:iPhone 13 miniは2025年秋に予定されるiOS 19サポート対象だが、翌年以降のOSアップデートは未確定。
    • 提案:最新OSサポート確定前(iOS 19発表直前)の夏場が、買い手の安心感が残る“最終的な高値売却期”。

以上を勘案すると、5~6月にかけて「在庫過剰前」「円安反転の兆し前」のタイミングで早めに高容量から売却を開始し、標準容量は6月末まで待ってリバウンドを狙うのが最も有利と考えられます。