iPhone 13 mini 週次買取動向レポート

最終更新: 2025年9月24日
iPhone 13 miniの中古買取価格推移・市場動向・AIによる分析をまとめたレポートです。

デバイス基本情報

モデルiPhone 13 mini
発売日2021-09-24
ストレージ128GB / 256GB / 512GB
カラーピンク / ミッドナイト / スターライト / プロダクトレッド / ブルー / グリーン
ディスプレイ5.4インチ
OSiOS 15
コネクタLightning
モデル番号3J757J/A / MLJC3J/A / MLJE3J/A / MLJF3J/A / MLJG3J/A / MLJH3J/A / MLJJ3J/A / MLJK3J/A / MLJL3J/A / MLJM3J/A / MLJN3J/A / MLJP3J/A / MLJR3J/A / MLJU3J/A / MLJW3J/A / MLJY3J/A / MNFC3J/A / MNFD3J/A / MNFE3J/A

過去半年間の買取価格推移

このグラフは各社の中古ランクの買取価格をもとに算出しています。

TreMartの買取/下取り価格

AI分析・考察

■サマリー

  • 直近半年(2025-03-24~09-22)のGEOデータを見ると、128GBモデルは約39,960円→約27,000円(下落率約32%)、512GBモデルは約54,000円→約35,640円(下落率約34%)と大幅に下落。IOSYS・JANPARAも同様の下落傾向。
  • 特に4~5月にかけての下落幅が最大(128GB:39,960円→24,750円)で、その後は6月以降ほぼ横ばい~緩やかな反騰(8月下旬以降、GEO128GBが再び27,000円前後に上昇)。
  • 業者間の価格差は512GBで顕著。JANPARAは終始高い水準(常時約39,000~42,000円)、GEO→IOSYS→JANPARAの順で水準差約5,000~8,000円。

■価格変動要因

  1. 新生活シーズンの反動
     – 根拠:3月末にGEO・IOSYS共に最高値(128GB 約40,000円)を記録 → 4月以降急落(GEO128GB:3/31の39,960円→4/14に32,400円)。
     – 解説:学生・新社会人向けの「廉価中古スマホ需要」が3月末にピークを迎え、4月以降は需要減少。

  2. iPhone 14 シリーズの「mini廃止」による13 mini流入増
     – 根拠:AppleはiPhone 14(2024年秋)でminiモデルを廃止 → 一斉トレードイン増加 → 4~5月の在庫過多=価格急落(GEO128GB:4/7 36,720円→5/26 24,750円)。
     – 解説:miniシリーズが市場に出回る最後のチャンスと判断した既存ユーザーのアップグレード・下取りが大量発生。

  3. 9月のiPhone 15 発表による下取り・乗り換え待ち
     – 根拠:時事情報として「2025年9月10日Apple EventでiPhone 15発表」(各報道)。中古13 mini需要の移行先が新製品に集中 → 9月上旬以降、価格は横ばい推移。
     – 解説:買い替えユーザーが一旦「iPhone 15」に注力し、13 miniへのリユース需要は抑制。

  4. 為替・マクロ要因
     – 根拠:2025年春に一時的な円高が進行 → 新品iPhoneの実売価格が割安感あり(経済ニュース)。
     – 解説:新品の割安感が中古に対する価格競争圧力となり、中古相場を押し下げた。

■今後の予測

  • 需要面:Appleがminiラインを事実上廃止したため「小型iPhoneの後継が欲しい」層は13 miniに固定需要を形成。供給量が一巡すれば下落一服、横ばい~緩やかな上昇が見込まれる。
  • 供給面:iPhone 15/15 Plus発売後のトレードインは一段落。11月以降は在庫が枯渇傾向となり、希少性により128GBで25,000~30,000円、512GBで35,000~40,000円程度のレンジで推移すると予測。
  • 外部要因:
    ・ 為替の急激な円安進行 → 中古価格の一時的高騰リスクあり(新品高騰に伴い中古需要シフト)。
    ・ Android系コンパクトスマホ(Pixel Fold mini 等)の市場投入 → 13 miniの「小型iPhone」ニッチ優位が揺らぐ可能性。

■売却タイミングの提案

  1. 2025年9月末~10月上旬
     – 根拠:例年、iPhone新機種発売直後は旧機種の「下取り需要」が集中(iPhone 14発売時の中古相場推移)。
     – 提案:発売後2~3週間以内に売却すれば、トレードイン付帯キャンペーンや買取業者の「秋モデル在庫不足」メリットを受けやすい。

  2. 2025年11月中旬以降
     – 根拠:夏以降横ばい~微増が見られる128GBの価格推移(8月下旬以降GEO128GBが約27,000円で安定)。
     – 提案:需要と供給のバランスが引き締まり、年末商戦前に「小型iPhoneを探す層」が再度動き出すため、11月以降の売却で年内最高値を狙える。

  3. 避けるべき時期
     – 4月~6月の「新生活直後シーズン外れ」と、9月上旬の「新機種発表直前」は需給バランスがいずれも悪化し、安値掴みリスクが高い。