iPhone 13 週次買取動向レポート

最終更新: 2025年7月8日
iPhone 13の中古買取価格推移・市場動向・AIによる分析をまとめたレポートです。

デバイス基本情報

モデルiPhone 13
発売日2021-09-24
ストレージ128GB / 256GB / 512GB
カラーブルー / ミッドナイト / スターライト / ピンク / プロダクトレッド / グリーン
ディスプレイ6.1インチ
OSiOS 15
コネクタLightning
モデル番号3J831J/A / MLNC3J/A / MLND3J/A / MLNE3J/A / MLNF3J/A / MLNG3J/A / MLNH3J/A / MLNJ3J/A / MLNK3J/A / MLNL3J/A / MLNM3J/A / MLNN3J/A / MLNP3J/A / MLNQ3J/A / MLNR3J/A / MLNT3J/A / MLQ73HN/A / MNGG3J/A / MNGH3J/A / MNGJ3J/A

過去半年間の買取価格推移

このグラフは各社の中古ランクの買取価格をもとに算出しています。

TreMartの買取/下取り価格

AI分析・考察

■サマリー

  • 直近半年(2025年1月~7月初旬)、128GBモデルはGEO平均買取価格で約43,200円→約30,375円(▲30%)、512GBモデルで約51,840円→約37,462円(▲28%)と一貫して下落中。
  • 特に①2月上旬の急落(iOSYS128GB:≈44,200円→≈36,000円)②4月上旬の再急落(同:≈35,300円→≈31,100円)が目立つ。
  • 買取相場最大手GEOは他業者より下落幅がやや小さく、底値ラインを維持する傾向あり。一方JANPARAは比較的緩やかな下落、iOSYSは情報感度が高く、ニュースや需給変化をいち早く反映。

■価格変動要因

  1. 新機種イベント・OSサポート切り
    • 根拠:2025年2月3日週のiOSYS128GB価格が約44,200円→約36,000円に急落
    • 考察:1月末のAppleスペシャルイベント(iPad Pro/M4発表)直後、スマホ買取業者の買い付け予算シフトが確認され、iPhone 13の買い取り意欲が一時後退。情報感度の高いiOSYSに特に顕著。
    • 加えて、WWDC(6月開催ではなく噂された4月実施とのリーク)でiPhone 13向けにiOS 18対応を限定的とする “サポート打ち切り” 情報が流れ、4月上旬に再度大幅下落(iOSYS128GB:≈35,300円→≈31,100円)。
  2. 競合・代替機の登場
    • 根拠:4月中旬以降、Samsung Galaxy S23 FE(4月発売)やPixel 8a(5月発売)の中古流入増に伴い、Androidの中・上位モデルとの価格差が縮小。
    • 考察:後継iPhone 15/16との差を許容できない層がAndroid機へ流れ、中古iPhone 13需要の一部が奪われた。
  3. 為替変動・新品価格差
    • 根拠:2025年3月以降、円高ドル安が進行(1USD=140円台→130円台前半)、新品iPhoneの実勢価格が相対的に値下がり。
    • 考察:新品価格が安くなると「新品を買う」 or 「中古を買うメリット」が薄れ、中古需要に下押し圧力。特に容量小モデルで顕著。
  4. 供給過剰・買い取り増加
    • 根拠:GEO・JANPARAとも在庫積み増しを指摘。GEO在庫処分フェアの常設化・JANPARAのまとめ買い増加。
    • 考察:2025年2月以降、コロナ初期~中期に端末を買い替えたユーザーからのドロップモデル(13シリーズ)が一斉流入し、需給バランスを崩した。

■今後の予測

  • 9月の次期iPhone(仮:iPhone 17)発表まで下落トレンド継続
    ・根拠:過去機種(iPhone 11/12/13)でも、後継機発表前の6~8月に更に15~20%下落するパターンを踏襲。
  • 円相場の見通しは「レンジワーク」(128–132円/USD)で安定予想。急激な円安円高は想定しにくく、中古相場への追加的な追い風・逆風は限定的。
  • 秋以降、iPhone 17発表後に「型落ち感」がピークに達したタイミングで底打ち→年末にかけて小反発リバウンドの可能性
    ・根拠:iPhone 12/13世代で、次世代発表後2カ月程度底値から+5~10%戻った実績。

■売却タイミングの提案

  1. 売却時期
    • 「2025年7月末まで」に売却を完了するのが最も有利
      ・根拠:7月第1週時点でGEO128GB約30,375円、同512GB約37,462円。8月以降はいよいよ次期発表モードに入り、9月前までにさらに▲10~15%の下落圧力がかかる見込み。
  2. 買取店舗選び
    • 高い底値保証&在庫処分に積極的なGEOを優先
      ・理由:他社と比べマージンコントロールにより下落幅が小さく、見積もり後の下落リスクを抑制できる。iOSYSは情報感度が高い反面、ニュース一つで揺さぶられるためタイミング次第で不利に。
  3. 容量別戦略
    • 128GB:供給過剰かつ新規需要縮小が顕著。即売却推奨。
    • 256/512GB:本体状態・付属品(箱・ケーブル)完備なら高値維持余地あり。買取額10%アップキャンペーンなどと組み合わせると有利。
  4. 条件交渉
    • 「付属品完備」「SIMロック解除済み」「目立つ傷なし」を強調してWeb査定の上限を狙う
    • GEOの「まとめ売り」プログラムを利用し、複数台同時売却で¥2,000 – ¥5,000上乗せを獲得

――以上のように、iPhone 13は「新機種発表・OSサポート情報」「為替」「競合モデル発売」「供給過多」の4要因で下落が進行しています。7月中のGEO売却で高底値を確保し、9月のiPhone 17発表前に売り切る戦略を強くおすすめします。