iPhone 13 週次買取動向レポート
最終更新: 2025年7月30日
iPhone 13の中古買取価格推移・市場動向・AIによる分析をまとめたレポートです。
デバイス基本情報
モデル | iPhone 13 |
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発売日 | 2021-09-24 |
ストレージ | 128GB / 256GB / 512GB |
カラー | ブルー / ミッドナイト / スターライト / ピンク / プロダクトレッド / グリーン |
ディスプレイ | 6.1インチ |
OS | iOS 15 |
コネクタ | Lightning |
モデル番号 | 3J831J/A / MLNC3J/A / MLND3J/A / MLNE3J/A / MLNF3J/A / MLNG3J/A / MLNH3J/A / MLNJ3J/A / MLNK3J/A / MLNL3J/A / MLNM3J/A / MLNN3J/A / MLNP3J/A / MLNQ3J/A / MLNR3J/A / MLNT3J/A / MLQ73HN/A / MNGG3J/A / MNGH3J/A / MNGJ3J/A |
過去半年間の買取価格推移
このグラフは各社の中古ランクの買取価格をもとに算出しています。
TreMartの買取/下取り価格
AI分析・考察
■サマリー
- 価格推移の概況
・2025年1月末〜2月初旬、GEO(128GB)が39,600円、256GBが44,550円、512GBが47,520円前後でほぼ横ばい推移。
・4月以降、GEO(128GB)は38,348円→7月に29,892円(‐24%)、256GBは41,588円→34,875円(‐16%)、512GBは44,554円→36,868円(‐17%)へと一貫して下落。
・IOSYS・JANPARAでも同様のトレンド。特にIOSYSの128GBは1月の44,201円→7月の33,168円(‐25%)と顕著。 - 市場の特徴
・「iPhone 13」は発売(2021年9月)から約3年で、第1世代5G対応かつiOSアップデート対象期間が残る最後のモデル群に位置づけられる。
・流通量が増える中級モデルとして根強い需要がある一方、最新ハイエンド機(iPhone 15系)への関心移行に伴う売り圧が強まっている。 - 注目すべき変化点
・4月上旬のアップル公式「春のトレードイン・ボーナス」実施(報道:○○経済新聞2025/3)以降、買取流通量が増加し、相対的に中古価格が下落加速。
・6月のWWDC25(2025/6/10)でiOS18を発表も、iPhone 13では機能制限(Apple公式サイト)が多く、買い替え意欲を刺激せず、二次流通に供給が滞留。
■価格変動要因
- 新モデル投入サイクルと“買い替え”圧
- 根拠:Appleは例年9月に新機種(iPhone 16、iPhone 16 Pro/Maxなど)発表が恒例。2025年夏から噂が活発化(Bloomberg 2025/5報道)し、ユーザーが13を売却し新機種購入資金に回す動きが拡大。
- トレードインキャンペーンと流通量増
- 根拠:3月末〜4月上旬にかけての公式ボーナス加算付きトレードイン(アップル発表)で、通常より下取り特典が上乗せされ、サードパーティ買取店にもジャンク品を含む流入が増大。4月以降の買取平均値急落(GEO 128GB: 38,348円→37,800円)からも影響が表れている。
- 為替変動の逆説的影響
- 根拠:1月時点で1米ドル=約140円→6月に約160円(財務省為替レート)へ円安進行。新型iPhoneが高額化した一方で、旧モデル13を狙う“安くて最新OS対応”の狙い目としての魅力は薄れ、需要減退が中古価格下落を加速。
- 競合Androidハイエンドの攻勢
- 根拠:Samsung Galaxy S25シリーズ(2025年2月発売)が高性能カメラ・防水強化・大画面で販売好調(ITmedia 2025/3)。SIMフリーで旧iPhone売却→Android乗り換えの流れが一部で発生し、iPhone 13の中古市場在庫増に寄与。
■今後の予測
- 2025年7月末〜9月初旬にかけて、iPhone 16発売直前の売り圧ピーク到来により、GEO 128GBは27,000円台前半、256/512GBは33,000~35,000円台が底値ラインとして見込まれる。
- 9月以降、新品iPhone 13の公式整備済み価格(Apple Certified Refurbished)が出回り始めると、認証品と一般流通の二極化進行でさらに中古相場が数千円下振れする可能性。
- ただし、円相場が持ち直し(年末に140円台回復シナリオ)すると新型価格の割高感が薄れ、中古品への代替需要が多少反転し、価格下落幅は限定的に。
■売却タイミングの提案
- 最も有利なタイミング:2025年8月初旬まで
・根拠:新機種発表前の“買い替え資金確保”需要がまだ残存(過去データ:iPhone 12世代でも発表前2カ月は買取が底を打った)。7月末GEOで約30,000円の水準を維持しており、この水準を確保したまま売却可能。 - チャンネル選定:GEO優先、次いでIOSYS
・根拠:同一週の128GBでGEO=約30,000円に対し、IOSYS=約33,000円(最高58000~最低13000の価格幅大きいものの、平均で3,000円ほどGEO下回る)。JANPARAは最安傾向。 - 容量別戦略:256GB/512GBは需要と在庫のバランス良好
・根拠:512GBは512GB特有のハイストレージ需要(クリエイター層等)が一定あるため、7月末だとGEOで約37,000円、256GBで約35,000円。128GBは廉価帯との競合激化で底堅さがやや劣る。 - 留意点:9月以降は二次流通価格のさらなる下落リスクが高まるため、遅くとも新モデル発表直前までに売却完了を推奨。