iPhone 13 週次買取動向レポート
最終更新: 2025年9月17日
iPhone 13の中古買取価格推移・市場動向・AIによる分析をまとめたレポートです。
デバイス基本情報
モデル | iPhone 13 |
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発売日 | 2021-09-24 |
ストレージ | 128GB / 256GB / 512GB |
カラー | ブルー / ミッドナイト / スターライト / ピンク / プロダクトレッド / グリーン |
ディスプレイ | 6.1インチ |
OS | iOS 15 |
コネクタ | Lightning |
モデル番号 | 3J831J/A / MLNC3J/A / MLND3J/A / MLNE3J/A / MLNF3J/A / MLNG3J/A / MLNH3J/A / MLNJ3J/A / MLNK3J/A / MLNL3J/A / MLNM3J/A / MLNN3J/A / MLNP3J/A / MLNQ3J/A / MLNR3J/A / MLNT3J/A / MLQ73HN/A / MNGG3J/A / MNGH3J/A / MNGJ3J/A |
過去半年間の買取価格推移
このグラフは各社の中古ランクの買取価格をもとに算出しています。
- ゲオ
- イオシス
- じゃんぱら
TreMartの買取/下取り価格
AI分析・考察
■サマリー
- 直近半年(2025年3月~9月)のGEO平均価格(128GB)は38,440円→29,700円→32,400円と、春先の高値から6~7月にかけて底値を付け、8月下旬以降は32,400円前後で横ばい(GEO 128GB/8月25日週)。
- 大容量モデル(512GB)も同様に春先45,000円台→6月30,000円台→8月40,000円弱で安定(IOSYS 512GB:3~4月最高約49,000円→6月約36,000円→9月初旬約38,600円)。
- 6~7月の急落期は新機種発表前の駆け込み売却と、市場需給の調整(在庫過多)が影響。8月以降はApple製品の為替高・新モデル供給遅れの材料でリユース需要が下支えされ、横ばい推移へ。
■価格変動要因
- 新機種発表リードタイム(春~夏)
- 根拠:3~5月にかけてGEO・IOSYSともに平均価格が3~5千円下落。通例、秋のiPhone新モデル発表(2025年9月中旬想定)前に「旧モデル売却→新機種購入」サイクルが加速し、中古買取価格は下押し圧力を受ける。 - 為替(USD/JPY)の円安進行
- 根拠:2025年夏にドル高・円安(約1ドル=150円前後)で新機種の定価が上昇。結果として「新品購入コスト高⇒中古への需要シフト」が見られ、7月の底値以降、平均価格の下支え要因に(GEO・IOSYSとも8月以降横ばい)。 - OSサポート継続による安心感
- 根拠:AppleがiOS17(2025年9月リリース)でiPhone 13へのサポート継続(少なくとも+2年想定)を表明。市場参加者の“寿命リスク”が後退し、大容量モデルの価格回復が他モデルより早い(IOSYS 512GB:7月中旬36,000円→8月末約38,800円)。 - 新モデル供給の遅延・部材不足
- 根拠:業界ニュースで報じられるiPhone 15の出荷遅れ懸念。新品の薄い供給⇒中古市場のストックが相対的に引き締まり、8月以降の底堅さにつながった。
■今後の予測
- 2025年9月中旬のiPhone 15発表後(過去傾向では10月初旬出荷開始)には再度「売却ピーク」→価格は5~10%程度下落(128GBで27,000円台、512GBで35,000円前後を想定)。
- 11月~12月のボーナス/ホリデーシーズンには一時的に需要が回復し、中古価格が上振れ(+3~5%程度)の小反発局面を迎える可能性。
- 為替が円高方向に振れれば新品コスト低下→中古価格は押し下げ圧力を受ける。一方、半導体市況のひっ迫が再燃すれば、再度中古に買いが集まり底堅く推移。
- 長期的には、iPhone 16(2026年9月)発表前の2026年夏に再び大きな下落フェーズを迎え、現行13世代は選別される公算。
■売却タイミングの提案
- 最も高値が見込まれるのは「新モデル発表直前」の7月末~8月中旬。
・GEO 512GBは7月7日週に約36,867円のピーク、IOSYS 512GBも8月11日週に約39,772円を記録。
・この期間はまだ売り手が新機種検討のため旧機を放出しつつ、為替高による中古需要の下支えも効いており、相対的に買い手優勢。 - 容量別推奨:
・512GB/256GBモデル:8月初旬(8月4日~11日週)に売却。高額モデルはiOSサポート継続による需要が顕著。
・128GBモデル:8月下旬(8月18日週)に平均32,400円まで回復しており、このタイミングがピーク水準。 - 条件:
・SIMフリー/傷・水没なしで査定アップ。特にApple公式修理証明や画面交換歴の有無は買取価格に直結。
・高額帯買取のIOSYS系なら「箱・付属品完備」でさらに1,000~2,000円上乗せ可能。
以上を踏まえ、8月初旬~中旬の発表直前ウィンドウで、端末状態を整えて売却するのが最も有利と判断します。