iPhone 13 週次買取動向レポート

最終更新: 2025年6月2日
iPhone 13の中古買取価格推移・市場動向・AIによる分析をまとめたレポートです。

デバイス基本情報

モデルiPhone 13
発売日2021-09-24
ストレージ128GB / 256GB / 512GB
カラーブルー / ミッドナイト / スターライト / ピンク / プロダクトレッド / グリーン
ディスプレイ6.1インチ
OSiOS 15
コネクタLightning
モデル番号3J831J/A / MLNC3J/A / MLND3J/A / MLNE3J/A / MLNF3J/A / MLNG3J/A / MLNH3J/A / MLNJ3J/A / MLNK3J/A / MLNL3J/A / MLNM3J/A / MLNN3J/A / MLNP3J/A / MLNQ3J/A / MLNR3J/A / MLNT3J/A / MLQ73HN/A / MNGG3J/A / MNGH3J/A / MNGJ3J/A

過去半年間の買取価格推移

このグラフは各社の中古ランクの買取価格をもとに算出しています。

TreMartの買取/下取り価格

AI分析・考察

■サマリー

  • 2024年12月~2025年6月の128GBモデル平均買取価格は約45,000円→約30,700円と約32%下落。256GB・512GBも同様に30%前後の下落幅。特に5月以降の下落が加速し、主要買取店(GEO・IOSYS)の価格差はほぼ解消。
    (根拠:GEO128GB 12/2=45,360円→6/2=30,690円、IOSYS128GB 1/6=47,153円→6/2=30,686円)
  • 下落のペースは年明けから緩やかだったものの、ゴールデンウィーク明け(5月第2週以降)に急落。JANPARAの買い取り最低価格(128GB)は1万4,050円→2万7,280円へ底上げ傾向も見られる。
  • 「iPhone 13」は2021年9月発売のA15世代モデル。Face IDや防水性能が堅実で、現行OSサポート(iOS17,18)継続が見込まれる一方、カメラ・チップ性能でiPhone 14/15に劣るため、エントリー寄りの中古需要に集中。

■価格変動要因

  1. 新モデルへのリプレース前倒し
    • 直近の噂(2025年9月発売のiPhone16シリーズPro)や、6月のWWDCでのiOS18発表予告が中古市場プレセールスを喚起。旧機種の放出量増加で5月以降の価格下落が加速。
      (根拠:5月12週以降、GEO128GBが3万7,800円→5月12週3万4,650円→5月26週3万690円)
  2. 需給バランスの変化
    • 年度末・新生活シーズン終了で個人ユーザーの売却増。特に128GBモデルが手放されやすく、需給ひっ迫感が後退。
      (根拠:JANPARA128GB最頻値帯が1万3,000円台→1万5,000円台の取引が増加)
  3. 為替円高・円安の影響
    • 5月末以降、円が対ドルで若干高く推移。新品iPhoneの円建て価格上昇圧力が緩み、相対的に中古の魅力が減退した可能性。
      (根拠:5月末~6月上旬のUSD/JPYが約139→137円に推移)
  4. 競合Androidのセール
    • 3月~4月のGalaxy S24/S23 FEやXperiaの年次モデル投入後のセールが行われ、中古iPhone 13需要を一部そらした。

■今後の予測

  • 夏季(6~8月)は減少幅が鈍化し、128GBで3万円前後、512GBで3.6~3.8万円前後で底堅く推移。WWDC後のiOS18互換アピールが支え要因。
  • 2025年9月のiPhone16発表直前(7~8月)に再度下落加速。特に中上容量モデルは買い替え層中心に放出増。
  • 為替動向次第で一時的に中古価格が持ち直す可能性あり。もし円安が進行すれば、新品高騰を見越した中古需要が上振れ。
  • 量販店や大手チェーン(GEO)は在庫調整を優先し、他店より先行して底値圏まで下げる傾向。個人間取引(フリマアプリ)に移行する動きが強まると、買取平均は更に1,000~2,000円程度下振れリスク。

■売却タイミングの提案

  • 【最適:2025年6月中旬まで】
    ・5月以降の急落ピークを過ぎた「底打ち期待」のタイミング。128GBなら3.0万~3.2万円、512GBなら3.6万~3.7万円水準は近々最良水準。
    ・WWDC(6月第2週)直前に「iOS18対応継続」「市場在庫量減少」を訴求できると交渉力強化。
  • 【リスク回避:7月末まで】
    ・iPhone16発表前(8月末)までは大きな下落リスクが高まる前の妥当水準。
  • 【売り方の工夫】
    ・128GBはGEO・IOSYSへの一括買取で上限狙い。512GBはJANPARAなど高額レンジのある業者に絞って店頭持ち込み。
    ・外装や動作不具合がないことを強調し、最狙いレンジの上端(JANPARAなら最大5.4万円)を意識。

以上を踏まえ、6月中旬までの売却が最も有利であり、iPhone16発売前の在庫調整局面を避けつつ、為替動向とWWDC効果を味方に付ける戦略がおすすめです。