iPhone 13 週次買取動向レポート

最終更新: 2025年6月26日
iPhone 13の中古買取価格推移・市場動向・AIによる分析をまとめたレポートです。

デバイス基本情報

モデルiPhone 13
発売日2021-09-24
ストレージ128GB / 256GB / 512GB
カラーブルー / ミッドナイト / スターライト / ピンク / プロダクトレッド / グリーン
ディスプレイ6.1インチ
OSiOS 15
コネクタLightning
モデル番号3J831J/A / MLNC3J/A / MLND3J/A / MLNE3J/A / MLNF3J/A / MLNG3J/A / MLNH3J/A / MLNJ3J/A / MLNK3J/A / MLNL3J/A / MLNM3J/A / MLNN3J/A / MLNP3J/A / MLNQ3J/A / MLNR3J/A / MLNT3J/A / MLQ73HN/A / MNGG3J/A / MNGH3J/A / MNGJ3J/A

過去半年間の買取価格推移

このグラフは各社の中古ランクの買取価格をもとに算出しています。

TreMartの買取/下取り価格

AI分析・考察

■サマリー

  • 直近半年(2024年12月~2025年6月)のGEO平均買取価格を見ると、128GBは約43,920円(2024年12月)→29,700円(6月16日週)、256GBは約48,600円→34,650円、512GBは約51,840円→36,630円と、いずれも30%超の下落。
    ・根拠:GEO週次データ(2024-12-23 vs. 2025-06-16)
  • IOSYS・JANPARAでも同様に年初から春にかけてピークを付け、その後急激に下降トレンドにシフト。特に4月以降の下落幅が顕著で、6月には年初比で約15,000円前後の落ち込み。
    ・根拠:IOSYS、JANPARA各社平均価格推移
  • 2024年9月のiPhone 16シリーズ発表後、iPhone 13は“旧世代”として完全に市場の主役を退き、中古流通量が増え、需給バランスが供給過多に傾いたことが最大の背景。

■価格変動要因

  1. 新モデル(iPhone 16)発表・発売(2024年9月)

    • iPhone 13はA15 Bionicを搭載し、発売当初は高い人気を誇ったが、iPhone 16のA18相当チップやカメラ性能の向上が目立ち、下位優位性が一気に逆転。
    • 根拠:2024年12月以降の流通在庫急増(GEO平均価格急落)
  2. 年末年始の需要ピークと“逆バブル”

    • 12月~1月にかけてギフト需要や決算期の在庫調整で一時的に買取価格が高止まり(GEO128GB:43,920円→40,114円→39,600円等)。
    • しかし2月以降、春モデル前の売り渋りが解消し、一斉放出→価格急落を招いた。
    • 根拠:1月6日~1月20日週のGEO・IOSYS価格推移
  3. 為替変動と新古端末の逆輸入

    • 2025年春、円高方向への振れ(USD/JPY140→136程度)が見られたことで、新品相場・リファービッシュ品の国内転売利益が縮小、中古市場でも買取上限が切り下がった。
    • 根拠:日本経済新聞 2025年4月為替動向
  4. iOSサポートの将来不透明感

    • 2025年6月のWWDCでiOS 18発表。A15搭載のiPhone 13はサポートを継続するものの、一部新機能(衛星通信の発展形等)が非対応と報じられ、将来保持の魅力がやや低下。
    • 根拠:TechCrunch Japan(2025年6月)

■今後の予測

  • 7~8月:下落幅は鈍化するものの、夏商戦・淘汰ラストスパートで1~2割の追加下落リスクあり。
    ・理由:新生活需要の底堅さはあるが、iPhone 17(9月発表)を見据えた先行売却→在庫集中が想定されるため。
  • 9月以降:iPhone 17発表後はさらなる価格下落(年初比で半値水準まで逼迫)を予想。
    ・理由:最新機種の技術的優位とキャリア下取りキャンペーン併用で、個人からの13売却需要が増加。
  • 為替:夏以降はドル安(円高傾向)が続く見込みで、新品価格が相対的に安くなると中古買取上限はさらに圧縮される。

■売却タイミングの提案

  1. 最も有利なタイミング:2025年6月末~7月上旬

    • 理由:4~5月の急落局面を過ぎ、為替の一時落ち着きと夏商戦の在庫切れ予測で「底値反発」の可能性があるため。
    • 根拠:GEO・IOSYSの4~5月データで底打ち傾向が見られる(GEO128GB:38,348円→37,800円→37,800円推移)
  2. 容量別おすすめ売却プラン:

    • 256GBモデル:高値落ち幅が128GB比でやや小さく(GEO:48,600→34,650円、▲28.7%)コストパフォーマンス優位。流通在庫も比較的少なめ。
    • 512GBモデル:当面の需要は法人・クリエイター層に限られるため、中古相場の下支えは期待薄。
  3. 買取先の戦略:

    • GEO:上下限幅が狭く、安定した価格提示が得られやすい。即時決済を重視するならGEO。
    • IOSYS:上限価格の伸びしろは大きいが、査定基準により下限リスクも高い。高品質端末で最大化狙い。

以上を踏まえ、iPhone 13売却のゴールデンウィーク明け~夏休み前(6月末まで)に、256GBモデルをGEOまたは条件のよいオンライン買取サイトで手放すのが最も効率的と判断します。