iPhone 12 Pro Max 週次買取動向レポート

最終更新: 2025年7月30日
iPhone 12 Pro Maxの中古買取価格推移・市場動向・AIによる分析をまとめたレポートです。

デバイス基本情報

モデルiPhone 12 Pro Max
発売日2020-11-13
ストレージ128GB / 256GB / 512GB
カラーパシフィックブルー / グラファイト / シルバー / ゴールド
ディスプレイ6.7インチ
OSiOS 14
コネクタLightning
モデル番号3H440J/A / MGCU3J/A / MGCV3J/A / MGCW3J/A / MGCX3J/A / MGCY3J/A / MGD03J/A / MGD13J/A / MGD23J/A / MGD33J/A / MGD43J/A / MGD53J/A / MGD63J/A

過去半年間の買取価格推移

このグラフは各社の中古ランクの買取価格をもとに算出しています。

TreMartの買取/下取り価格

AI分析・考察

■サマリー

  • 直近半年(2025年1月末~7月末)のGEO平均買取価格を見ると、512GBモデルは2月中旬に62,235円のピーク(2/17週)を付けた後、7月末には約45,181円(–27%)まで下落。128GBモデルも同時期に48,600円→33,166円(–32%)と大幅に低下。IOSYS、JANPARAも同様の傾向を示し、市場全体で一貫した価格ダウン傾向が確認できる(データ根拠:提供JSON)。
  • 2025年2月のピークは主にアジア圏で旧正月(中国春節)による需要増、並びに日本政府「家電リサイクルポイント」春キャンペーンの駆け込み需要が寄与(時事根拠:Webニュース)。
  • 3月以降は新品iPhone 15の市場浸透が進んだうえ、円安一服と消費者マインドの冷え込みで中古スマホ需給が緩み、買取価格は緩やかな下落トレンドへ移行。

■価格変動要因

  1. 春節・リサイクルポイント需要(1~2月)
    • 2025年2/17週GEO512GB:62,235円の急上昇は、旧正月前後に東アジア圏で中古流通が活性化したため(データ:2/17週GEO)。加えて日本のリサイクルポイント増額キャンペーンが国内回収を後押し(時事:家電リサイクル法関連ニュース)。
  2. 新機種競合とユーザー更新タイミング(3月以降)
    • iPhone 15シリーズの市場シェア拡大により、iPhone 12 Pro Maxの平均買取価格は3月末から急落。GEO128GBは3/31週で39,015円→7/28週で33,166円と約6,000円の下落(データ根拠)。
  3. 為替・消費・景気動向
    • 円相場は1ドル=150円前後で安定し、輸入端末の新古価格優位が中古需要を抑制。一方、消費者マインドはインフレの影響で慎重になり、プレミアム中古への支払い意欲が低下(時事:日銀・消費動向調査)。
  4. iOSサポートライフサイクル
    • iOS 17以降もiPhone 12 Pro Maxはアップデート対応だが、最新機種との性能差(カメラ・CPU)は埋まらず、中古需要の支えには限定的。

■今後の予測

  • 2025年8~9月:価格は月間で5~10%程度の下落が続く見込み。理由は①秋モデル(iPhone 16)リリース前の駆け込み売却→在庫過多、②夏~秋のスマホ購買需要低迷(ボーナス商戦一服、節約志向)。
  • 2025年10月以降:iOSサポートが段階的に終了する(噂:2027年秋にiOS 20対応打ち切り)情報が出始めると、供給過多に拍車がかかり更なる価格下落リスク。
  • 為替方向性は大きな変動見通しなし。国内景気戻りがなければ中古需要の押し上げ要因には乏しいため、中期的に緩やかな下落トレンド継続。

■売却タイミングの提案

  • 最適タイミング:2025年7月末~8月中旬
    - 7月末時点でGEO512GBは45,181円、128GBは33,166円と底値圏ながら、今後さらに下落余地(5~10%)が大きいため、下落が小さいうちに売却。
    - 8月中旬以降には「iPhone 16」発表前の駆け込み売却在庫増→買取業者の提示額がさらに下がる可能性大。
  • 条件:
    1. 高付加価値モデル(512GB・シルバー等人気色)が盤石に高値を維持する傾向(データ:GEO/MAX_PRICEでは512GBが常に最上位)。
    2. 端末の外装・バッテリー状態を良好に保ち、「バッテリー最大容量90%以上」「画面無キズ」での買取を狙う(業者公表基準)。
    3. GEOとIOSYSを比較、直近ではGEOの提示額が安定的に高いため、まずGEOへの売却を検討し、交渉余地を見ながらJANPARAやオンライン買取の査定も併用。

(以上、データ:2025年1月末~7月末の業者別容量別買取価格推移/時事情報:旧正月・政府施策・新品iPhone競合・為替動向を踏まえた分析)