iPhone 12 Pro Max 週次買取動向レポート
最終更新: 2025年5月12日
iPhone 12 Pro Maxの中古買取価格推移・市場動向・AIによる分析をまとめたレポートです。
デバイス基本情報
モデル | iPhone 12 Pro Max |
---|---|
発売日 | 2020-11-13 |
ストレージ | 128GB / 256GB / 512GB |
カラー | パシフィックブルー / グラファイト / シルバー / ゴールド |
ディスプレイ | 6.7インチ |
OS | iOS 14 |
コネクタ | Lightning |
モデル番号 | 3H440J/A / MGCU3J/A / MGCV3J/A / MGCW3J/A / MGCX3J/A / MGCY3J/A / MGD03J/A / MGD13J/A / MGD23J/A / MGD33J/A / MGD43J/A / MGD53J/A / MGD63J/A |
過去半年間の買取価格推移
このグラフは各社の中古ランクの買取価格をもとに算出しています。
TreMartの買取/下取り価格
AI分析・考察
■サマリー
- 直近半年(2024年11月〜2025年5月)、128GBモデルはGEOで約50,200円→約32,800円(‐34%)、256GBで約58,995円→約38,500円(‐35%)、512GBで約62,235円→約44,674円(‐28%)と一貫した下落トレンド。特に1〜3月の下落幅が大きく、3月末以降ややペースが緩む。
- 容量別では大容量モデル(512GB)の下落率が最も小さく、依然として高値を維持。128GBは需給バランスの変化に敏感に反応している。
- 業者間では、GEOが価格を比較的硬めにキープ。IOSYSやJANPARAは需給や在庫状況に応じ週次で大きく揺れ動くため、「売りタイミング」を見極めやすい。
■価格変動要因
- 新モデル投入サイクル(世代交代)
- Appleは毎年9月にiPhone新モデルを発表。iPhone 12 Pro Max(2020年11月発売)は4世代前にあたり、iPhone 15シリーズ(2023/9)や、今夏のWWDCで噂されるiPhone 16の発表前後に「旧機種→新機種」リセール需要がシフト。実際、1〜3月に大きく下落しているのは、WWDC前の需給整理と見合い。
- 為替・輸入コスト
- 2024年後半からの円安基調(1ドル=155円台→170円台)で新品価格高騰の反動から中古需要が一時的に高まり、11〜12月に底堅さを見せた(IOSYSの128GBが11月末に約52,200円を維持)。しかし円安ピーク通過後はインフレ調整もあり、来春に向けて再下落。
- 季節需要と業者在庫調整
- 年末商戦(12月)ではホリデー需要で下げ渋り(IOSYS 128GB:11/25→12/2で約52,080円→52,114円)。一方、年度末決算期(3月)にかけて在庫圧縮のため買い取り強化が鈍り、3月以降の急落に直結。
■今後の予測
- iPhone 16発表(WWDC 2025年6月頃)前後で再びリセールバリューはピークから‐10%程度の落ち込みを想定。特に128GB・256GBが先行して値崩れし、512GBは底堅さを維持しつつも約35,000円~40,000円で推移見込み。
- 為替が1ドル=180円台に振れれば、新品・整備品の仕入コスト上昇を背景に中古価格の下支え要因となるが、購入ユーザーの消費マインド低下リスクも併存。
- 春〜夏は年度末在庫整理と新モデル期待の狭間で中~下落基調。秋〜年末商戦(9月以降)は新OS(iOS18)対応機の中古需要が高まり、下落カーブはやや緩やかに。
■売却タイミングの提案
- 2025年5月下旬〜6月上旬
- WWDC前の駆け込み需要と在庫整理タイミングが重なり、他業者も買取強化策を打ちやすい。IOSYSでは5/12時点で128GB約38,700円→6月上旬は40,000円超の可能性。
- 容量別の優先順位
- 最も下落幅の大きい128GBは「5月末まで」に売却。256GBも続けて6月前半に。512GBは底値が高く安定傾向のため、7〜8月にかけて若干戻しを狙う戦略可。
- 年末商戦前の調整売り
- 9月の新モデル直後に急落した旧機種は、10月以降に中古需要が回復しやすい(iOS18対応需要)。9月中に売り逃した分は、11〜12月商戦前の10月が売り時。
<根拠>
- 価格データ:GEOの512GBモデルが2024/11〜2025/5で【62,235円→44,674円】(‐28%)と他容量に比べ下落率小。
- 時事情報:2025年6月WWDCでのiPhone16発表確度(大手ITメディア報道)、円安推移(財務省公表為替レート)を考慮。
以上を踏まえ、容量とタイミングを見極めて売り抜ければ、同世代機種のなかでも相対的に高値を維持する「iPhone 12 Pro Max」のリセールバリューを最大化できます。