iPhone 12 mini 週次買取動向レポート

最終更新: 2025年9月2日
iPhone 12 miniの中古買取価格推移・市場動向・AIによる分析をまとめたレポートです。

デバイス基本情報

モデルiPhone 12 mini
発売日2020-11-13
ストレージ64GB / 128GB / 256GB
カラーブラック / ホワイト / ブルー / プロダクトレッド / グリーン / パープル
ディスプレイ5.4インチ
OSiOS 14
コネクタLightning
モデル番号3H475J/A / MG613J/A / MG7K3LL/A / MGA03J/A / MGA63J/A / MGAE3J/A / MGAP3J/A / MGAV3J/A / MGDJ3J/A / MGDM3J/A / MGDN3J/A / MGDP3J/A / MGDQ3J/A / MGDR3J/A / MGDT3J/A / MGDU3J/A / MGDV3J/A / MGDW3J/A / MGE73LL/A / MJQC3J/A / MJQD3J/A / MJQE3J/A / NGA03J/A / NGDM3J/A

過去半年間の買取価格推移

このグラフは各社の中古ランクの買取価格をもとに算出しています。

TreMartの買取/下取り価格

AI分析・考察

■サマリー

  • 価格推移の特徴
    ・3–5月に128GBが約23,600円で推移した後、5〜6月に底値(GEO 128GB:16,087円、約32%ダウン/IOSYS:23,200→17,700円、約24%ダウン)を記録。
    ・6月中旬以降、流通在庫の枯渇と小容量・小型ニーズの復活で7〜8月にかけて反転上昇(IOSYS 128GB:17,750円→8月11日20,441円、約15%リカバリー)。
    ・業者間格差:GEOは在庫潤沢で横ばい推移、IOSYS・JANPARAは在庫絞り込みでボラティリティ大。
  • 注目変化点
    1. 5〜6月の一斉売り替え需給過剰フェーズ
    2. WWDC’25(6月)でiOS18対応機種に残ったことで「まだ使える世代」として需給逼迫
    3. 7月以降の在庫減少による中古価格の反発

■価格変動要因

  1. 大口放出→需給オーバー(5–6月)
    – 根拠:GEO 128GBが3月3日23625円→6月16日16087円に急落(–32%)。iPhone15世代(’23秋)や噂のiPhone16(’24秋)買い替えで12 mini流入増加。
  2. 在庫枯渇/希少性(日米で同時進行)
    – 根拠:WWDC’25で発表されたiOS18もサポート対象に残った(公式発表)ため「まだ使えるコンパクトモデル」として流通在庫枯渇。IOSYS・JANPARAの平均価格が7月から約10〜15%上昇。
  3. 為替・新型発表前の駆け込み買い
    – 根拠:6月以降の円高(1USD=150円→140円台)で新品iPhone価格上昇見込みが意識され、「安価な中古」需要が底堅い。さらに8月中旬にiPhone17発表リーク増で発表前駆け込み需要。

■今後の予測

  • 短期(9月上旬まで)
    ・発表前の希少性継続→8〜9月で128GBはさらに約5〜10%の上昇余地(IOSYS:21,000円台半ばまで)。
  • 中長期(10月以降)
    ・iPhone17発表直後(9月下旬以降)の買い替え放出増→5〜10%再度下落リスク。
    ・年末商戦(11〜12月)にかけて在庫調整→落ち着いた底値圏(GEO 128GB:15,000円前後)形成か。
  • 外部要因
    ・為替:円高進行なら新品価格抑制→中古へのシフト緩和で中古価格底割れ回避。
    ・政策:通信サブスク割引縮小なら低価格帯モデル需要高止まり。

■売却タイミングの提案

  • 最適期:9月1日まで(iPhone17発表前)
    ・8〜9月の在庫タイト化&需要先食いで「いま」がピーク。
    ・GEOより高値が付くIOSYS/JANPARAへ。直近IOSYS 128GB平均21,286円、JANPARA 19,138円を実現。
  • 容量別戦略:
    ・128GB:中古需要のボリュームゾーン。メイン商戦期の買い替え/配送需給逼迫で売値上乗せ。
    ・256GB:最高値帯だが売却期間限定。GEO 3月時点27,945円→8月25日19,305円まで下落しており、現状の底値反発を待つより早期手放しが得策。
    ・64GB:底堅いが上昇余地小。128GBに比べ需給タイト化度合いがやや低いため優先度は下。

以上のとおり、「iPhone 12 mini」は5〜6月の放出過多で底値をつけた後、WWDC’25や新型発表前駆け込みで需給逼迫から反転上昇中。9月初旬のiPhone17リリース前が「売りのピーク」と言えます。