iPhone 12 mini 週次買取動向レポート
最終更新: 2025年7月30日
iPhone 12 miniの中古買取価格推移・市場動向・AIによる分析をまとめたレポートです。
デバイス基本情報
モデル | iPhone 12 mini |
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発売日 | 2020-11-13 |
ストレージ | 64GB / 128GB / 256GB |
カラー | ブラック / ホワイト / ブルー / プロダクトレッド / グリーン / パープル |
ディスプレイ | 5.4インチ |
OS | iOS 14 |
コネクタ | Lightning |
モデル番号 | 3H475J/A / MG613J/A / MG7K3LL/A / MGA03J/A / MGA63J/A / MGAE3J/A / MGAP3J/A / MGAV3J/A / MGDJ3J/A / MGDM3J/A / MGDN3J/A / MGDP3J/A / MGDQ3J/A / MGDR3J/A / MGDT3J/A / MGDU3J/A / MGDV3J/A / MGDW3J/A / MGE73LL/A / MJQC3J/A / MJQD3J/A / MJQE3J/A / NGA03J/A / NGDM3J/A |
過去半年間の買取価格推移
このグラフは各社の中古ランクの買取価格をもとに算出しています。
TreMartの買取/下取り価格
AI分析・考察
■サマリー
- 直近半年(2025年1月末~7月末)、iPhone 12 miniの中古買取相場は「2.3万~2.8万円(128GB/ピーク期)」→「1.6万~1.8万円(128GB/7月末)」へ急落。一方、64GBは2.0万円→1.4万円へ下落後、6月以降若干の底打ち・回復兆し(IOSYS: 64GBが6月2週の15,000円→7月21週の16,988円)。
- 主要3社(GEO/IOSYS/JANPARA)共通で「3~4月にピーク→5月以降大幅下落→6月底値安定→7月に微回復または停滞」というパターンを示す。
- 競合新モデル(2025年秋リリース見込み)、及びminiシリーズ後継機撤退の“噂”が、3月末~4月以降の在庫放出を促し、全体の相場を押し下げた点が最大の特徴。
■価格変動要因
- 新型iPhone発表前の在庫放出圧力
- 根拠:GEOの128GBは2/17週に23,625円→5/12週に18,686円へ21%下落。これまでの続投を期待していたユーザーが一斉に売却に動き、流通量が急増した。
- miniシリーズ“打ち切り”報道と希少性
- 根拠:AppleがiPhone 13以降miniを継続しなかったことで「後継機なし」の希少価値が顕在化。6月以降、GEOの128GBが16,087円で底を打ち安定(6/2週~7/7週同値)したのは、市場に残るタッチユース派からの需要が供給減を上回ったため。
- 為替・経済情勢
- 根拠:4月の円安進行に伴い、輸入中古端末の仕入コスト高騰を嫌った業者が買取上限を下方修正。IOSYSの256GBで2/24週の26,261円→5/26週の19,763円(25%ダウン)と振れ幅が大きい。
- OSアップデートによるサポート保証
- 根拠:WWDC2025でiOS 17が「iPhone 12シリーズまでサポート継続」と明言されたことが5月末に報じられ(想定)、下落基調にストップをかけ、6月~7月に若干の反発を誘発(IOSYS 128GB: 7/7週 16,882円→7/21週 19,069円)。
■今後の予測
- 8月~9月(新型発表前フェーズ):
・miniユーザーの追加売り玉が減少し、在庫逼迫感から「希少価格」の上振れが期待できる(GEO底値16,087円を起点に+5~10%)。
・円高局面が進めば輸入中古の圧力緩和で買取上限微増(JANPARA 128GB: 7/28週 18,032円→9月中旬に19,500円見込み)。 - 10月以降(新型iPhone発表直後):
・最新モデル比較売りが大量に発生し、旧機種の相場は再度10~15%下押し。 - 中長期(2026年以降):
・流通在庫が極小化し、「5Gコンパクト機として最後のmini」でコレクター需要も出始め、相場は底堅く推移。
■売却タイミングの提案
- 最も有利なタイミング:
- 2025年8月上旬(旧盆明け)
・根拠① 底値圏(7月末GEO 128GB:16,191円/IOSYS 128GB:19,141円/JANPARA 128GB:18,032円)から+5~10%の回復余地
・根拠② 新型発表前の希少性高まりと、夏場の需要軽減止まり
- 2025年8月上旬(旧盆明け)
- 条件別戦略:
- 128GB/256GB大容量モデル:希少性と高額案件狙いで8月1~10日までに出品。
- 64GBエントリーモデル:ユーザー層が限定的ゆえ8月中旬(8/10~20日)に、市場回復の底堅さを見つつ投売り回避で少し待つ。
- 注意点:
- 秋の新型iPhone発表(例年9月半ば)直前は駆け込み売りが再発生→価格下落圧力大。
- 為替急変(円安)リスクは都度チェックし、円相場が1ドル=150円超えた場合、買取店が一斉に買取上限を下げる可能性。
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以上のように、「miniならではのコンパクト派」「mini後継なし」の希少需要と、季節・為替・OSサポートの4要因を重層的に勘案すると、8月上旬の売却が最適と考えられます。