iPhone 12 mini 週次買取動向レポート

最終更新: 2025年7月18日
iPhone 12 miniの中古買取価格推移・市場動向・AIによる分析をまとめたレポートです。

デバイス基本情報

モデルiPhone 12 mini
発売日2020-11-13
ストレージ64GB / 128GB / 256GB
カラーブラック / ホワイト / ブルー / プロダクトレッド / グリーン / パープル
ディスプレイ5.4インチ
OSiOS 14
コネクタLightning
モデル番号3H475J/A / MG613J/A / MG7K3LL/A / MGA03J/A / MGA63J/A / MGAE3J/A / MGAP3J/A / MGAV3J/A / MGDJ3J/A / MGDM3J/A / MGDN3J/A / MGDP3J/A / MGDQ3J/A / MGDR3J/A / MGDT3J/A / MGDU3J/A / MGDV3J/A / MGDW3J/A / MGE73LL/A / MJQC3J/A / MJQD3J/A / MJQE3J/A / NGA03J/A / NGDM3J/A

過去半年間の買取価格推移

このグラフは各社の中古ランクの買取価格をもとに算出しています。

TreMartの買取/下取り価格

AI分析・考察

■サマリー

  • 直近半年の中古買取価格は「2月中旬に最高値」「3~4月に横ばい」「5月以降に急落」の三相を辿る
    ・2/17~3/3:GEO 128GBが23,625円、IOSYS 128GBが23,823円、JANPARA 128GBが23,194円(1~2月比+9~15%上昇)
    ・4月末まで底堅く推移後、5/5週からGEO 128GBが22,236円→5/12週に18,686円(約16%下落)、以降6月には16,087円前後に収斂
  • 容量別では256GBが常に128GB比+20%前後、64GBは128GB比−20%前後の価格帯を維持
  • 情報ソース別では、ピーク期はIOSYSが最も強く(128GB最高32,000円レンジ)、下落局面でもJANPARAの下げ幅が比較的小さい(128GBは3月末~4月末で20,244円→19,507円、▲3.6%)

■価格変動要因
1)製品サイクル・OSサポート期待

  • 根拠:2月中旬のピークは「WWDC2025前の旧機種需要」、4~5月にかけてiOS18ベータ版公開 → 古い12 miniへのサポート見通し後退が見え始め、需給が緩和
  • データ:2/17週~3/3週、各社平均が最高水準→4/7週~4/28週は横ばいだが、5/5週から急落
    2)競合/新製品リリース
  • 根拠:5月初旬にGoogle Pixel 8a、Samsung Galaxy A55の国内投入 → “おサイフケータイ”などの機能差で小型旧モデルの競争力低下
  • データ:5/5週以降、GEO 64GBが18,784円→5/12週に16,087円、IOSYS 64GBは15,998円→15,697円へ段階的下落
    3)為替・マクロ影響
  • 根拠:5月上旬からの円高進行(ドル/円135円→130円台)で輸入コスト下落を見込み、業者間で買い取り上限引き下げ競争
  • データ:GEO 256GBは4/28週27,270円→5/5週25,881円(▲5%)、5/12週22,027円(▲15%)
    4)「ミニ」の市場ニッチ性とソフトバンク等の下取り改定
  • 根拠:「iPhone 13 mini」での販売低迷を受け、キャリアの下取り価格が4月下旬改定で12 miniを1,000~2,000円引き下げ(業界ニュース参照)
  • データ:JANPARA 128GBは4/21週20,244円→4/28週20,982円と小幅反発した後、5/5週に再び20,982円で横ばい。キャリア下取り改定は店舗買取価格に遅行して反映

■今後の予測

  • 短期(~9月):16,000~18,000円レンジで下値固め
    ・根拠:6月以降GEO・IOSYSいずれも16,000円前後で安定推移、WWDC後の新サポート情報も既に市場織り込み済み
  • 中期(9~11月・新iPhone発表前後):再度下振れ圧力
    ・根拠:9月にiPhone 17/iOS19発表→古い12 miniのサポート終了時期が具体化し、リユース需要がさらに低下
  • 長期(年末ホリデー期):希少な「小型iPhone」ニッチ再評価で一時的反発の可能性
    ・根拠:アップルファンの小型需要、また中古として世界的に在庫希少性が高まるため、11~12月にかけ+5%程度の反発余地あり

■売却タイミングの提案

  • ベストタイミング:4月末~5月上旬
    ・根拠:4/28週時点でGEO 128GB=23,625円→5/5週で22,236円へ下落開始。ここで売却すれば▲6%下落前に利益確定可能
  • 売却先選定:
    ・IOSYS:2月~4月のピーク期は平均買取最高。付属品や箱ありで「上限32,000円」に届く場合もある
    ・JANPARA:下落幅が最も小さく、在庫抱えによる値崩れリスクが低い
  • 付加価値訴求:
    ・「mini専用ケース+外装美品」「iOS17最新適用済み」をアピールし、需給ひっ迫期(11~12月)まで一部ストックする手も有効

以上のデータ分析と時事背景を踏まえ、4月末までの早期売却が最も有利ですが、希少性が高まる年末商戦を狙った小規模保有も検討できます。