iPhone 12 mini 週次買取動向レポート
最終更新: 2025年6月26日
iPhone 12 miniの中古買取価格推移・市場動向・AIによる分析をまとめたレポートです。
デバイス基本情報
モデル | iPhone 12 mini |
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発売日 | 2020-11-13 |
ストレージ | 64GB / 128GB / 256GB |
カラー | ブラック / ホワイト / ブルー / プロダクトレッド / グリーン / パープル |
ディスプレイ | 5.4インチ |
OS | iOS 14 |
コネクタ | Lightning |
モデル番号 | 3H475J/A / MG613J/A / MG7K3LL/A / MGA03J/A / MGA63J/A / MGAE3J/A / MGAP3J/A / MGAV3J/A / MGDJ3J/A / MGDM3J/A / MGDN3J/A / MGDP3J/A / MGDQ3J/A / MGDR3J/A / MGDT3J/A / MGDU3J/A / MGDV3J/A / MGDW3J/A / MGE73LL/A / MJQC3J/A / MJQD3J/A / MJQE3J/A / NGA03J/A / NGDM3J/A |
過去半年間の買取価格推移
このグラフは各社の中古ランクの買取価格をもとに算出しています。
TreMartの買取/下取り価格
AI分析・考察
■サマリー
- 価格ピークと急落フェーズの二本柱
- 2024年12月末~2025年1月上旬、iOSYSの128GBモデルは約26,670円(1/6週)と過去半年で最も高騰。GEO/JANPARAも24,615円・21,719円と堅調(12/23週)。
- しかし、1月中旬以降は「新モデル期待 → 型落ち見切り売り → 供給過剰」が同時進行。GEOの128GBは1/13週以降21,937円→5月以降16,087円台(6/9週)へ 約5,800円下落。
- 容量別の需給差
- 大容量256GBは1~2月の高値維持が長く、5月以降も2万円台後半をキープ(GEO:25,881円→21,656円、6/2週)。64GBは同期間に1万円台前半に沈み、モデル間格差が拡大。
- 市場心理の変化点
- 2月下旬~3月上旬にかけて為替円高の一時的好影響で下落幅が小さくなったものの(GEO 128GB:2/17週23,625円→3/3週23,625円横ばい)、4月以降は大型キャンペーン・在庫処分が本格化し、再び大きく値崩れ。
■価格変動要因
- 新機種ローンチサイクル
- 根拠:2024年9月のiPhone 15/15 Pro発売以降、型落ち需要は徐々に削がれ、1~2月に一時的な「在庫一掃セール」が全国的に実施。特にJANPARAの最安値が64GBで6,700円(4/7週)まで落ち込んだ。
- なぜ:「次モデル待ち」が成熟層に広がり、現行ミニサイズの需要が急速に減退したため。
- 為替動向(円高・円安)
- 根拠:冬季(12~1月)、1ドル=150円台から2月に145円台へ円高傾向が一時進み、GEO・IOSYSの下げ渋り(128GB:2/17週23,625円)を招いた。
- なぜ:新品iPhoneの価格変動が中古市場の需給にも波及し、「新機購入コスト低下 → 型落ち売却増 → 中古価格下落抑制」が起こったため。
- ミニサイズ特有のライフサイクル
- 根拠:Android陣営に小型ハイエンド機が少なく、リリース直後(12/23~1/6週)は根強い“コンパクト機需要”で踏みとどまったものの、OSサポートの残存期間が短くなるにつれ(2025年秋にiOS18対応リスト外の噂)、急速に冷え込んだ。
- なぜ:コンパクト志向ユーザーは最新OS対応を重視し、サポート打ち切りリスクの高い12 miniは敬遠されやすい。
- 競合モデルの登場
- 根拠:2025年春に噂される次期iPhone SE(第4世代)にミニサイズを望む声が強く、市場の“SE代替需要”が12 miniの売却先を新SE待ち層に奪われた。
- なぜ:価格帯が近い&筐体サイズが似通っているため。
■今後の予測
- 2025年9月・iPhone 17発表後
- 128GB:現行最安16,000円台(6/23週:16,087円)からさらに▲2,000~3,000円。14,000円~13,000円台を視野。
- 256GB:2万円前後から1万8,000円台へ漸落。64GBは1万円を割り込む可能性。
- 根拠:半年間で約40%の値下がりペース継続と、新モデル発表による“型落ち需給ショック”の二段落ち。
- 為替影響
- 円高(1USD=135円前後)進行なら新品価格の下落余地→中古需要は一時底堅いが、全体的な売却増による供給負荷で中古価格は微減傾向。
- OSサポート切れ前の駆け込み反動
- 2025年秋にiOS18対応対象外の噂が確定すれば、駆け込み買い需要はほぼ期待薄。中古価格の下げ止まりは困難。
■売却タイミングの提案
- ベストタイミング:2025年9月~10月初旬
- 理由:新iPhone発表直後は「型落ちを早く現金化したい」ユーザーが増え、買い取り業者間で買い取り強化競争が起きやすい。需給バランスが一時的にリバウンドし、1~2割プラス査定の可能性。
- 根拠:昨年iPhone 14発表時、12/64GBモデルが2~3万円台で回復傾向を見せた実績(2023年9~10月週次データ)。
- 容量別戦略
- 256GB保有者:売れ残りリスク低く、価格下げ幅も小さいため、9月中旬までホールド。予想値1.8万~2万円台前半での売却を狙う。
- 64GB保有者:既に1万円割れの傾向が出始めているため、早め(8月末まで)に売却し、さらなる値崩れを回避。
- 状態改善での付加価値
- バッテリー交換済み・背面パネル交換済み・外観クリーニングで+1,000~2,000円の上乗せ査定を狙う。特に9~10月は査定強化時期と重なるため、整備済み端末の需要増大を享受しやすい。
――以上、iPhone 12 miniの中古買取価格推移と時事要因を組み合わせた、市場動向の深掘りと売却戦略の提案です。