iPhone 12の中古買取動向・価格推移レポート | TreMart

モデル	iPhone 12
発売日	2020-10-23
ストレージ	64GB / 128GB / 256GB
カラー	ブラック / ブルー / ホワイト / プロダクトレッド / グリーン / パープル
ディスプレイ	6.1インチ
OS	iOS 14
コネクタ	Lightning
モデル番号	3H515J/A / 3H518J/A / MGHN3J/A / MGHP3J/A / MGHQ3J/A / MGHR3J/A / MGHT3J/A / MGHU3J/A / MGHV3J/A / MGHW3J/A / MGHX3J/A / MGHY3J/A / MGJ03J/A / MGJ13J/A / MGJ23J/A / MGJ33J/A / MGJ43J/A / MJNH3J/A / MJNJ3J/A / MJNK3J/A / NGHP3J/A / NGHQ3J/A / NGJ03J/A

■サマリー

中古市場動向（128GBモデル）
- 2024年12月上旬：GEOが約32,300円、IOSYS約30,800円、JANPARA約24,700円と年末ボーナス期に最高値を記録。
- 2025年1月上旬：円安進行（USD/JPY≒150）で新品iPhoneの価格上昇に対し、中古需要が高まりピーク。
- 2025年2月～3月：iOS 17.4の不具合報告を受け一時的に売り圧が強まり、GEOでは27,600円前後、IOSYSは27,000円台に下落・横ばい。
- 2025年4月～5月：次期iPhone SE（第4世代）の噂が高まり、放出在庫増で各社とも徐々に価格低下。5月下旬時点でGEO約25,400円、IOSYS約22,600円、JANPARA約24,700円に。

■価格変動要因

年末年始の需要増（12→1月の上昇）
- 根拠：GEOの128GB平均価格が12/9の32,265円→1/6の27,675円へ大きく変動（約4,600円の振れ幅）。
- 示唆：ボーナス・ギフト期の買い取り需要増が中古相場を押し上げる。
為替の影響（円安）
- 根拠：1月のUSD/JPY150円台到達で新品iPhone価格高騰、相対的に中古人気を加速。
- 示唆：為替変動が新品対中古の価格差を拡大し、買取価格の押し上げ要因となる。
iOSアップデート不具合（2月）
- 根拠：2/3週にIOSYSで128GBが34,494円→27,845円へ急落（約6,600円ダウン）。
- 示唆：OSの安定性への懸念は即座に売り圧力となり、一時的に中古価格を急落させる。
新モデル（iPhone SE4）の噂・発表期
- 根拠：4月以降、128GBはGEOで27,675円→5月末25,368円に下落。IT業界誌でもSE4発売観測が多く報じられる。
- 示唆：同クラス／低価格帯の新機種登場は“代替品”として中古iPhone 12の需給バランスを崩し、価格下押し圧を強める。

■今後の予測

短期（～6月）
- SE4正式発表前後で売り急ぎが発生 → 5月末～6月上旬の中古放出ピーク → 相場は5～10%程度さらに下落（GEO128GBで23,000～24,000円レンジ）。
中期（夏～年末）
- 円相場が140円台まで回復すると新品需給が緩和 → 中古の相対的魅力はやや低下 → 緩やかに底打ち後、微減傾向（年間で5％程度の減価）。
- iPhone 12は2026年までOSサポート継続 → A14 Bionic＋5G対応機として一定の需要が維持され急落リスクは限定的。

■売却タイミングの提案

最適期：2025年5月末～6月上旬
- 根拠：SE4発表前の“最後の底堅い買い取り需要期”。データでは6/2週GEO128GBが25,368円で下落前の底値圏。
店舗選択：
- GEO：128GBは年間を通して相対的に高値安定。売却時に25,000～27,000円を狙いやすい。
- IOSYS：ピークこそ高いが下落幅が大きく、タイミングを逃すと22,000円台まで下がるリスクあり。
容量別戦略：
- 256GBモデル：128GB比で約10％プレミアム。余剰在庫があるなら256GBを選択して売却優位。
- 64GBモデル：下落幅が最も大きく、早期売却が必須（5～6月までに売り切り推奨）。

以上の分析により、為替動向と新モデル発表スケジュールを踏まえ、6月上旬までの売却が利益最大化のカギとなります。

iPhone 12 週次買取動向レポート