iPhone 12 週次買取動向レポート
最終更新: 2025年8月18日
iPhone 12の中古買取価格推移・市場動向・AIによる分析をまとめたレポートです。
デバイス基本情報
モデル | iPhone 12 |
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発売日 | 2020-10-23 |
ストレージ | 64GB / 128GB / 256GB |
カラー | ブラック / ブルー / ホワイト / プロダクトレッド / グリーン / パープル |
ディスプレイ | 6.1インチ |
OS | iOS 14 |
コネクタ | Lightning |
モデル番号 | 3H515J/A / 3H518J/A / MGHN3J/A / MGHP3J/A / MGHQ3J/A / MGHR3J/A / MGHT3J/A / MGHU3J/A / MGHV3J/A / MGHW3J/A / MGHX3J/A / MGHY3J/A / MGJ03J/A / MGJ13J/A / MGJ23J/A / MGJ33J/A / MGJ43J/A / MJNH3J/A / MJNJ3J/A / MJNK3J/A / NGHP3J/A / NGHQ3J/A / NGJ03J/A |
過去半年間の買取価格推移
このグラフは各社の中古ランクの買取価格をもとに算出しています。
TreMartの買取/下取り価格
AI分析・考察
■サマリー
- 直近半年(2025年2月~8月)のiPhone 12中古買取価格は、128GBモデルが約27,700円→22,000円、256GBモデルが約31,200円→25,000円、64GBモデルが約22,950円→18,070円と、いずれも20%前後の下落(GEOデータ)。特に3月末の約1週間のみIOSYSで29,000円台に一時跳ね上がった後、4月以降は一貫して下降トレンドを示しています。
- 下落幅は容量が大きいほど若干緩やか(256GB:約19%下落、64GB:約21%下落)。
- 3~4月は一時的に堅調だったのは、新型Androidハイエンド(Galaxy S25)の国内投入(3月)やiPhone SE(4th)発売(同時期)で「買い替え売り」が多発した一方、円安・円高変動で新品価格に動きがあったためと推測されます。
■価格変動要因
- 新製品リリースによる買い替えサイクル
- 2025年3月、Galaxy S25(Snapdragon 8 Gen 3搭載)が国内キャリアから投入。Androidハイエンド志向のユーザーがiPhone 12を売却し、その後Androidへ移行。これが3月中旬のIOSYSで128GB約29,000円のピークをつくった(需要急増)が、その後は「売り圧>買い圧」となり価格下落(データ源:IOSYS 3/24→4/7、128GBが29,087円→25,336円)。
- 為替変動による新品価格メリット
- 2025年4~5月、ドル円は145円→130円台へと円高に振れ、新型iPhoneを含むApple製品の国内定価が相対的に下落。ユーザーが「中古よりも新品」を選択し、中古需要が抑制(4月以降、JANPARA・IOSYSともに全容量で週次約1,000~2,000円の下落ペース)。
- 次期iPhone(iPhone 16系)発表期待
- 歴年通り9月上旬発表と予想されるiPhone 16の前哨戦として、夏場(7~8月)は「買い控え」が強まりやすい。実際、7月下旬以降はGEOで128GBが22,170円→21,937円→22,027円と小刻みに底値圏を形成。
- OSサポート終了/性能枯れの懸念
- 2025年6月WWDCでiOS 18の機能要件に関する公式アナウンスはなかったものの、業界噂で「iPhone 12は新機能の一部非対応」が流布。これが消費者心理に影響し、6月以降の下落に拍車をかけた可能性(IOSYS 128GB:6/2 22,586円→6/30 21,338円)。
■今後の予測
- 8~9月にかけてさらに5~10%程度の下落余地
理由:
・iPhone 16発表前の「見送り需給」継続→中古在庫増加
・8月為替は円高傾向も一服、為替メリット剥落で中古需要低調
・9月に新型発表→発表直後は「型落ち在庫の放出」が一気に進む - 発表後10月以降は「当面の底打ち」→需給が落ち着き、小容量モデル(64GB)は下落ピークから約15%リバウンドもしくは横ばい(90日後のApple正規Trade-in優遇キャンペーンとの連動も想定)。
■売却タイミングの提案
- お勧めは「2025年8月末までに売却完了」
根拠:iPhone 16発表前の今が「夏場最底値」に近いものの、発表直前の在庫整理需要でわずかな持ち直しも期待できる(GEO・IOSYS両社で7/28→8/11に約1,000~2,000円の反発傾向)。 - モデル別戦略
・256GB:下落幅最小(約19%)で安定需要もあり、早期売却で25,500円前後を確保可。
・128GB:王道モデルのため流動性高く、8月内に22,500円前後を目標に。
・64GB:下落幅最大(約21%)かつ買い手層が限定的。可能な限り早く、19,000円以上(iOSYS・JANPARAの合算最上値)での売却を推奨。 - 売却先選定のポイント
・複数業者の買取相見積もりで値幅確認(各社最小~最大では5,000円以上の開き)。
・Apple公式Trade-inキャンペーン(9月発表直前)と並行して比較。ただし公式は旧モデルの下取り上限額引き下げが予想されるため、中古専門業者での売却が有利。
以上を踏まえ、iPhone 12を手持ちでお持ちなら「8月中旬~末」に256GBまたは128GBを中心に迅速売却し、発表直前の「若干の持ち直し」を狙うのが最も効率的です。