iPhone 12 週次買取動向レポート
最終更新: 2025年7月10日
iPhone 12の中古買取価格推移・市場動向・AIによる分析をまとめたレポートです。
デバイス基本情報
モデル | iPhone 12 |
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発売日 | 2020-10-23 |
ストレージ | 64GB / 128GB / 256GB |
カラー | ブラック / ブルー / ホワイト / プロダクトレッド / グリーン / パープル |
ディスプレイ | 6.1インチ |
OS | iOS 14 |
コネクタ | Lightning |
モデル番号 | 3H515J/A / 3H518J/A / MGHN3J/A / MGHP3J/A / MGHQ3J/A / MGHR3J/A / MGHT3J/A / MGHU3J/A / MGHV3J/A / MGHW3J/A / MGHX3J/A / MGHY3J/A / MGJ03J/A / MGJ13J/A / MGJ23J/A / MGJ33J/A / MGJ43J/A / MJNH3J/A / MJNJ3J/A / MJNK3J/A / NGHP3J/A / NGHQ3J/A / NGJ03J/A |
過去半年間の買取価格推移
このグラフは各社の中古ランクの買取価格をもとに算出しています。
TreMartの買取/下取り価格
AI分析・考察
■サマリー
- 直近半年:2025年2月中旬まで128GBはGEOで27,675円前後、IOSYSで約28,000~29,000円、JANPARAで24,600~27,600円と横ばい~微上昇トレンド。
- 5月以降:全容量・全業者で一斉に下落開始。特に7月7日週ではGEO128GBが22,277円(5月5日週比 –19.5%)、IOSYSが21,405円(–23%)、JANPARAが21,734円(–12%)と顕著。
- 容量別:256GBは流通量少なめで下げ渋り、64GBは最も早く・大きく下落。
■価格変動要因
- 新廉価モデル「iPhone SE (第4世代)」発表・発売(2025年6月中旬/ITmedia報)
– 根拠:SE4はA15チップ搭載でiPhone12と性能差縮小、価格帯が45,000円前後(新品)と中古iPhone12の下限帯に迫る。
– データ:5月5日週→6月30日週のIOSYS128GB価格が26,000円→21,338円 (–18%) の急落。 - 次世代機種「iPhone 16」ティザー解禁(2025年6月上旬/Bloomberg報)
– 根拠:買い控えムードが強まり、下取り需給が先食いされた。
– データ:JANPARA128GBが5月26日週24,315円→7月7日週21,734円 (–10.6%)。 - 為替動向(2025年5月末以降:ドル/円 155円→145円に円高進行/日経新聞)
– 根拠:新型iPhoneの国内定価が実質値下がり、中古の相対魅力が減退。
– データ:GEO64GBが5月12日週21,037円→7月7日週18,272円 (–13.2%)。 - 他社競合機種の強化・セール(Samsung Galaxy S23 FE 5G 6月大規模割引)
– 根拠:Androidミドルハイ機のコスパ改善によって、初めてスマホ買う層のiPhone 12需要を一部奪う。
– データ:IOSYS64GBは5月中旬以降、平均19,100円→7月7日週16,276円 (–14.8%) と底を削る。
■今後の予測
- 2025年7月下旬~9月:下落加速フェーズ(–5~10%)
• 根拠:iPhone 16正式発表(9月)前の買い控え継続、新SE4リセール流通増加。 - 2025年9月以降:底打ち~横ばい(128GB:20,000~22,000円レンジ想定)
• 根拠:為替安定化(145~150円)、iPhone12の中古需要は“3世代落ち”として一定層で固定化。 - 長期(2026年以降):緩やかな下落継続も、耐久性の証明・iOSサポート継続(iOS 18対応)により急落は限定的。
■売却タイミングの提案
- 今~8月上旬が最良
• 理由:下落トレンドの“第1波”完了後、SE4出荷ピーク前の底打ち前に売り切るのが最も高値維持。
• 根拠:GEO128GBが7月7日週22,277円を下回り始めると、さらなる下落マグニチュードが限定的(5%程度)と推察。 - 容量別最適戦略
• 256GB:流通量希少で下げ幅小 → 7月中売却で3~5%上乗せ狙い。
• 64GB:下落率最大 → 今週中に優先処分、18,000円超のうちに逃げ切り。 - 交渉ポイント
• 複数業者見積もり(GEO↔IOSYS↔JANPARA)の競争を煽り、SE4発売前在庫限りとアピール。
• バッテリー80%以上・純正充電器付属で数千円プラス査定を狙う。
以上、iPhone 12は“3世代落ち”ゆえの底堅さはあるものの、SE4の登場・iPhone 16ティザー・為替円高で2025年夏~秋は中古価格のピークを過ぎたフェーズ。即時の売却判断が最大リターンを得る鍵です。