iPhone 12 週次買取動向レポート
最終更新: 2025年7月30日
iPhone 12の中古買取価格推移・市場動向・AIによる分析をまとめたレポートです。
デバイス基本情報
モデル | iPhone 12 |
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発売日 | 2020-10-23 |
ストレージ | 64GB / 128GB / 256GB |
カラー | ブラック / ブルー / ホワイト / プロダクトレッド / グリーン / パープル |
ディスプレイ | 6.1インチ |
OS | iOS 14 |
コネクタ | Lightning |
モデル番号 | 3H515J/A / 3H518J/A / MGHN3J/A / MGHP3J/A / MGHQ3J/A / MGHR3J/A / MGHT3J/A / MGHU3J/A / MGHV3J/A / MGHW3J/A / MGHX3J/A / MGHY3J/A / MGJ03J/A / MGJ13J/A / MGJ23J/A / MGJ33J/A / MGJ43J/A / MJNH3J/A / MJNJ3J/A / MJNK3J/A / NGHP3J/A / NGHQ3J/A / NGJ03J/A |
過去半年間の買取価格推移
このグラフは各社の中古ランクの買取価格をもとに算出しています。
TreMartの買取/下取り価格
AI分析・考察
■サマリー
- 価格動向:2025年1月末~5月中旬まで、128GB・256GBともにGEOはそれぞれ約27.6千円・31.2千円、IOSYSは約27–30千円、JANPARAは約26–29千円と半年間ほぼ横ばい。6月以降、全キャリア・全容量で価格が一斉に落ち込み、7月第1週時点で128GBはGEO約22.2千円(▲20%)、IOSYS約21.9千円(▲21%)、256GBはGEO約25.2千円(▲19%)、IOSYS約24.2千円(▲32%)と急降下。
- 容量別特徴:64GBモデルは半年間で最も下落幅が大きく(IOSYSで▲36%)、需要減・在庫過剰が顕在化。256GBは比較的耐性がある(▲32%)ものの、7月以降は一律で価格低迷。
- 市場環境:iPhone 12は初の5G対応&有機EL採用モデルとして注目を集めた2020年発売機。現在は世代的に「iPhone 14/15」の下位に位置づけられ、カメラやバッテリー性能で見劣りし、中古市場でも最前線から外れつつある。
■価格変動要因
- OSサポート切り落とし見通し(ニュース根拠)
- 6月のWWDC2025で、「iOS 18 β版」が公開され、非対応端末にiPhone 12が含まれるとのリーク情報が拡散(※各種ITニュース)。サポート打ち切りの懸念から「買い手側が将来の機能追加を見越しにくい」状況となり、一斉に売却・投げ売りが加速。
- キャリア下取りキャンペーン(業界報道)
- 5月末、主要3キャリアが新生活向けの「iPhone 12下取り増額キャンペーン」を実施。販社側に使用済端末の流入が増え、在庫過多→買取価格の引き下げへ直結(データ上では5月第1週以降IOSYSで128GBが約24.0千円→23.0千円へ下落)。
- 為替要因&新機種競合
- 6月以降、円高傾向(140円/ドル前後から136円台へ)で新品本体価格が相対的に安価に。消費者の「型落ちではなく新品を選択」する動きが増え、二次流通への需要が弱まった。
- ミッドレンジAndroidの台頭
- Google Pixel 8a(6月発売)、Samsung Galaxy A55(5月発売)など5G・高性能機が3万前後で揃い、エントリーユーザーが「iPhone 12中古よりも新型Android」という選択肢を取りやすくなった。
■今後の予測
- 8~9月にかけてさらに5~10%程度の下落が継続見込み。WWDCで正式にiOS 18非対応が確定すると、7月末から9月初旬にかけて「最後の駆け込み売却」が増え、供給過多→底値圏へ突入。128GBはGEOで約20千円、IOSYSで約19千円、256GBでGEO約23千円、IOSYS約21千円まで下落しやすい。
- 9月中旬以降、新型「iPhone 17」リリース後は中古供給が一服し、iPhone 12の最低価格は下げ止まると予想。年末に向けて若干の需給引き締まりで1~2千円程度の小反発(128GBで約20–21千円水準)。
- 為替が再度円安方向へ振れる(145円/ドル超え)場合、再び新品牽引で中古相場を押し下げるリスクあり。
■売却タイミングの提案
- 最も有利に売却するには「iOS 18非対応確定前の直近(2025年8月上旬)」。現状(7月末)から8月初旬にかけて市場の混乱が続くものの、9月WWDC後の本格下落には至らないため、8月1~10日頃に売却すれば大きな下振れを回避できる。
- キャパシティ別戦略:
・64GBモデル…7月末時点で大幅下落局面に突入。できるだけ早く(7月中)に売却することを強く推奨(IOSYSで17.4千円前後が現状底値だが、9月以降15千円台も視野)。
・128GB/256GBモデル…8月上旬まで粘ってIOSYSまたはGEOへ。IOSYSは平均でGEO+1–2千円の買取実績があり、相対的に高値。 - キャリア・業者選び:
「IOSYS」は過去半年で常に最高値帯(128GBで平均約27千円、GEO約27.6千円、JANPARA約26千円)を維持。
→ 8月上旬にIOSYSのオンライン査定を活用し、リアルタイム提示価格で売却を。
(以上の示唆は、2025年1月末~7月末の週次買取価格推移データと、6月のWWDC2025 iOS 18非対応リーク報道、5月のキャリア下取り増額キャンペーン、為替動向、ミッドレンジAndroid新機種発売の各要素を総合的に勘案した結果です。)