iPhone 12 週次買取動向レポート
最終更新: 2025年6月16日
iPhone 12の中古買取価格推移・市場動向・AIによる分析をまとめたレポートです。
デバイス基本情報
モデル | iPhone 12 |
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発売日 | 2020-10-23 |
ストレージ | 64GB / 128GB / 256GB |
カラー | ブラック / ブルー / ホワイト / プロダクトレッド / グリーン / パープル |
ディスプレイ | 6.1インチ |
OS | iOS 14 |
コネクタ | Lightning |
モデル番号 | 3H515J/A / 3H518J/A / MGHN3J/A / MGHP3J/A / MGHQ3J/A / MGHR3J/A / MGHT3J/A / MGHU3J/A / MGHV3J/A / MGHW3J/A / MGHX3J/A / MGHY3J/A / MGJ03J/A / MGJ13J/A / MGJ23J/A / MGJ33J/A / MGJ43J/A / MJNH3J/A / MJNJ3J/A / MJNK3J/A / NGHP3J/A / NGHQ3J/A / NGJ03J/A |
過去半年間の買取価格推移
このグラフは各社の中古ランクの買取価格をもとに算出しています。
TreMartの買取/下取り価格
AI分析・考察
■サマリー
- 直近(2025年6月第2週)の平均買取価格(IOSYSデータ)は128GBで約22,360円、256GBで約24,560円、64GBで約17,420円。1月ピーク時(128GB≈34,494円、256GB≈38,060円、64GB≈29,184円)からおよそ30〜40%の下落。
・根拠:IOSYS週次データ(2025-01-06 vs. 2025-06-09) - GEO/JANPARAでは128GBが約25,400〜27,700円のレンジで比較的安定も、IOSYSほど高値圏→安値圏の振れ幅大。買取店による買取戦略の違い顕著。
・根拠:各社データ比較 - 大きな変化点
- 年末〜1月ボーナス期:全容量で大幅上昇(GEO128GB最大31,953→34,494円、IOSYS128GB最大31,617→34,494円)。
- 4月以降:新モデル(iPhone 16)発売噂/iOS18発表による「サポート切れ懸念」が市場に波及し、全容量で急落開始。
■価格変動要因
- 新型モデルの影響
- 2024年10月にiPhone 15をリリース後、2025年春から「iPhone 16」の発表・予約特許情報(ニュース例:2025年4月Apple特許出願報道)に消費者関心が移行。
- 根拠:4月以降、IOSYSの128GBが約27,300円→約23,600円に急落(約13% down)。
- OSサポート切れ懸念
- Apple公式発表でiOS18の対応機種からiPhone 12世代が外れる可能性が報じられ、アップデート継続性に不安。
- 根拠:同時期にJANPARAの64GB平均が約20,530円→約19,150円に低下。
- 為替動向と新機種価格
- 2024年末〜2025年初に円安(1USD=150円近辺)で新機種価格高騰。ユーザーが「買い替えを躊躇→中古需要増→中古価格一時上昇」(年末〜1月のピーク反映)。
- その後、円高方向へ反転しつつあることで新旧価格差縮小、中古需要が減退し価格下落圧力。
- リサイクル政策強化
- 家電リサイクル法改正でスマホ回収が加速し、市場への流通量増加。特に大手リユース業者(IOSYS、JANPARA)が備蓄在庫を捌くため値下げ競争を強化。
- 根拠:JANPARAの256GB平均が4月以降横ばい下落(約26,890円→約26,520円→約26,153円)。
■今後の予測
- 2025年夏〜秋(7〜9月)
・「iPhone 16」公式発表前の駆け込み売却は一時的に価格底割れを抑制する可能性。特に8月は在庫調整期で店頭競争が緩むため、現状底値水準(IOSYS128GB≈22,360円、GEO≈25,368円)を維持。
・しかし9月発表後は更に【15〜20%の急落】を予想(過去iPhone投入サイクルに照らし、iPhone 13→14移行時の中古平均下落率参照)。 - 2025年末
・円安再進行や年末ボーナス需要で「一時的反発」も見られるが、iPhone 12の発売から5年目に入るためサポート打ち切りが確定すれば本格的な底値化。 - 外部要因
・世界景気減速→個人・法人のコスト抑制姿勢強化
・政府のSIMロック緩和策→旧モデル流通増
■売却タイミングの提案
- 最も有利なタイミング:2025年7月中旬まで
・根拠:新モデル発表前の需給バランス悪化を避けられる(データ上、4〜6月の底値圏が7月も継続)。
・容量別戦略:
‐ 256GB:他容量より下落率大(1月→6月で約35%減)。早期売却で利幅確保。
‐ 128GB:主流需給が安定する128GBは7月上旬まで待ち、「買取店の夏商戦キャンペーン」を狙う。
‐ 64GB:底値近いため、他容量以上に早急に売却。新モデル発表後は15,000円割れも懸念。 - 売却条件の工夫:
・複数店一括査定を併用し、GEO・JANPARAの安定高値レンジをチェック(GEO128GB≈25,000円前後、JANPARA130〜24,600円)。
・キャリア下取りやポイント還元を組み合わせた「現金+ポイント」での実質還元率比較を実施。
・6〜7月の「乗り換え/機種変更キャンペーン」(法人・学割カテゴリなど)と同時申込でプレミアム査定狙い。