iPhone 12 週次買取動向レポート
最終更新: 2025年6月20日
iPhone 12の中古買取価格推移・市場動向・AIによる分析をまとめたレポートです。
デバイス基本情報
モデル | iPhone 12 |
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発売日 | 2020-10-23 |
ストレージ | 64GB / 128GB / 256GB |
カラー | ブラック / ブルー / ホワイト / プロダクトレッド / グリーン / パープル |
ディスプレイ | 6.1インチ |
OS | iOS 14 |
コネクタ | Lightning |
モデル番号 | 3H515J/A / 3H518J/A / MGHN3J/A / MGHP3J/A / MGHQ3J/A / MGHR3J/A / MGHT3J/A / MGHU3J/A / MGHV3J/A / MGHW3J/A / MGHX3J/A / MGHY3J/A / MGJ03J/A / MGJ13J/A / MGJ23J/A / MGJ33J/A / MGJ43J/A / MJNH3J/A / MJNJ3J/A / MJNK3J/A / NGHP3J/A / NGHQ3J/A / NGJ03J/A |
過去半年間の買取価格推移
このグラフは各社の中古ランクの買取価格をもとに算出しています。
TreMartの買取/下取り価格
AI分析・考察
■サマリー
- 直近(2024年12月~2025年6月)の中古買取価格推移(128GBモデル):
・GEO:約32,000円→25,300円(約-21%)
・IOSYS:約33,000円→22,300円(約-32%)
・JANPARA:約26,000円→22,400円(約-14%)
他容量(64/256GB)も同様に20~30%前後の下落。リリースから4年半超えたiPhone 12は、年明け以降サポート切れ懸念や新モデル競合で一貫して価格が下降してきた。最新iPhone 16発売後の2024年末~年始にピークアウトし、その後は緩やかながら下落トレンドが継続している。
■価格変動要因
モデルライフサイクル(サポート切れリスク)
– 発売:2020年10月。来秋にはiOSサポート終了の噂が強まり、中古需要を抑制。
– 根拠:業者データで1月以降の下落幅が特に顕著(IOSYS128GBは1/6週に34,494円→6/9週に22,363円)。新型競合(iPhone 16/キャリア下取りキャンペーン)
– 2024年9月発売のiPhone 16シリーズ下取り強化で、iPhone 12の流通量増加。需給過多が買取価格の下振れ要因。
– 根拠:12月末~1月初旬にかけてJANPARAの最安価格が9,150円→最大全面で影響(16GB最安8,800円)。為替動向(円安進行による新品高騰)
– 1ドル=160円台で新品が値上がり。相対的に中古が割安に映るが、需要の二極化で廉価モデルに集中し、ハイエンド帯(12シリーズ)は価格下落圧力。
– 根拠:GEO128GBは12月3.2万円→6月2.5万円と高値期からの下落幅が大きい。消費マインド・他社競合
– 高インフレ下でスマホ買い替えサイクルが延長。Androidミドルレンジの性能向上(Xiaomi、OPPO強化)で、型落ちiPhoneへの需要減。
– 根拠:JANPARA64GBの平均が12月21,700円→6月18,000円と、容量小モデルほど急落。
■今後の予測
- 7~8月:横ばい~小反発局面
– 夏のAndroid新モデル(Google Pixel 9等)発表までは需給調整。GEO128GBは2.4~2.5万円レンジで底堅さを見せる可能性(過去同社4年落ちiPhoneの夏季平均)。 - 9月以降:再度下落局面
– iPhone 17(噂9月発表)による下取り需要高まり、OSサポート切れ情報の顕在化で、一気に2.0万円割れ圏。iPhone11世代の中古相場が17発表後に-15%超えたケースを踏襲。 - 為替安定(ドル円155円以下)が続けば中古の相対的割安感は維持しやすいものの、円安再加速なら新品価格急騰→中古需要は下支えも、流通量が価格決定要因に。
■売却タイミングの提案
- 売却推奨時期:
– “今~7月上旬” が最良。iPhone17のティーザー情報流出前に、GEO2.5万円前後、IOSYS2.3万円前後の高値圏で確定できるため。 - 容量別戦略:
– 128GBは流通量が多く相対的に安定。2.4~2.5万円を狙いつつ、複数社査定(GEO・IOSYS・JANPARA)で最高値を確保。
– 64/256GBは下落幅が大きいため、もし128GBに機種変更可能なら“容量アップしてから売却”を検討。一括査定での相見積もり必須。 - 買取業者の選び方:
– JANPARAは最低価格の振れ幅が大きい(8,100~39,000円)、IOSYSは最大値が4.6万~5.2万円と高め。タイミングを見つつ「最高額保証セール」を狙う。
– キャリア下取りを併用する場合、残債条件や買い替え割引額と業者買取額を比較し、総合的に得するルートを選択。
以上の分析から、「今夏の市場需給調整期」を売り時とし、iPhone17発表前の7月上旬締め切りで複数査定を行うことを強く推奨します。