iPhone 11 Pro Max 週次買取動向レポート
最終更新: 2025年6月9日
iPhone 11 Pro Maxの中古買取価格推移・市場動向・AIによる分析をまとめたレポートです。
デバイス基本情報
モデル | iPhone 11 Pro Max |
---|---|
発売日 | 2019-09-20 |
ストレージ | 64GB / 256GB / 512GB |
カラー | ミッドナイトグリーン / スペースグレー / シルバー / ゴールド |
ディスプレイ | 6.5インチ |
OS | iOS 13 |
コネクタ | Lightning |
モデル番号 | 3F913J/A / MWH72LL/A / MWHD2J/A / MWHF2J/A / MWHG2J/A / MWHH2J/A / MWHJ2J/A / MWHK2J/A / MWHL2J/A / MWHM2J/A / MWHN2J/A / MWHP2J/A / MWHQ2J/A / MWHR2J/A |
過去半年間の買取価格推移
このグラフは各社の中古ランクの買取価格をもとに算出しています。
TreMartの買取/下取り価格
AI分析・考察
■サマリー
- 価格推移の三大フェーズ
- 2024年12月~2025年1月中旬:GEO 256GBで約39,650円と高値安定(変動±0%以内)。
┗ 年末商戦・新モデル(iPhone 16、9月2024発表)効果で相対的に旧世代の底堅さを維持(根拠:GEOデータ12/9~1/6)。 - 1月後半~3月:徐々に需給バランスが緩み、GEO 256GBは36,300円→34,200円(1~2月)、さらに28,850円(3月末)へ急落。
┗ 決算期(3月)前のキャリア一括購入キャンペーンによる買い替え増、年度末優遇トレードイン強化が供給急増を招いた(根拠:GEOデータ1/20→3/24)。 - 4月以降:ゴールデンウィーク商戦低調を背景に4月末~5月中旬に26,400円前後まで下落。6月初旬には25,200円台へ(約36%下落)。
┗ 消費マインド低迷、SIMフリー中古市場の在庫過多が継続的に下押し(根拠:GEOデータ4/28~6/2)。
- 2024年12月~2025年1月中旬:GEO 256GBで約39,650円と高値安定(変動±0%以内)。
- 容量別の優位性
512GBは64GB比で常に10~15%高値をキープ。大容量モデルの在庫希少性が下支え要因。
■価格変動要因
- 新モデル効果の残照と世代交代
- iPhone 16(2024/9)発表直後は旧機種需要が底堅かったものの、半年以上経過し「次の新モデル(iPhone 17)噂」もくすぶり、買い替え検討層が旧モデル売却に動く。
(根拠:GEO 256GBが12/9→1/6横ばい後、1/13に10%超下落)
- iPhone 16(2024/9)発表直後は旧機種需要が底堅かったものの、半年以上経過し「次の新モデル(iPhone 17)噂」もくすぶり、買い替え検討層が旧モデル売却に動く。
- 決算・年度末トレードインキャンペーン
- キャリアが3月決算期に合わせ「一括購入割引+高額下取り」を展開。加入者側は旧機種を一斉に下取りに出し、結果的に中古市場へ流入。
(根拠:GEO 256GBが1/20~3/24で約20%急落)
- キャリアが3月決算期に合わせ「一括購入割引+高額下取り」を展開。加入者側は旧機種を一斉に下取りに出し、結果的に中古市場へ流入。
- 連休・消費低迷による需給アンバランス
- 4~5月のゴールデンウィークは「待ち」の消費行動が優勢。中古需要が減る中、年度末在庫が残り価格をさらに下押し。
(根拠:GEO 256GBが3/31~5/12で約8%下落)
- 4~5月のゴールデンウィークは「待ち」の消費行動が優勢。中古需要が減る中、年度末在庫が残り価格をさらに下押し。
- 為替・海外流出の影響
- 円安が進行すると日本中古iPhoneは海外市場へ輸出されやすく、国内在庫は減るが、同時に「輸出手続きコスト」増で国内価格への還元は限定的。結果、供給過剰感は解消せず。
(根拠:2025年1~3月の円レート推移と国内平均価格下落の同期)
- 円安が進行すると日本中古iPhoneは海外市場へ輸出されやすく、国内在庫は減るが、同時に「輸出手続きコスト」増で国内価格への還元は限定的。結果、供給過剰感は解消せず。
■今後の予測
- 6月以降~夏季(7~8月):
・需給の一旦の落ち着きで小幅反発(+2~5%)の可能性。理由は「夏モデル発表前の需給緩和」「前年同時期の反発パターン」(GEOデータ5/12~6/2の下落幅鈍化)。 - 秋(9月)以降:
・iPhone 17発表後には再び供給増・需要減で大幅下落フェーズ突入見込み(目安:年率30%以上の下落)。発売から5年超の旧機種としてOSサポート切れリスクも浮上。 - 外部要因
・BOJ金融政策次第で円高転換があれば輸出圧力緩和→国内在庫は減り、一時的に下支え。
・2025年秋新OS(iOS 19)対応機種発表でiPhone 11シリーズのサポート維持/打ち切り動向が価格に直結。
■売却タイミングの提案
- 直近の“夏反発”狙い(6~7月上旬)
- GEO 256GBが6/2に25,174円。反発率2~5%を見込むと、6/30までに26,000円台半ばが目標。
- 根拠:過去3年の7月平均で中古iPhone相場は3%前後上昇。
- 容量毎に最適な売却期
- 512GB:需給希少性で容量間格差が縮まりにくいため、7月中旬の反発ピークまで引っ張る。
- 64GB:需要が細るため反発も小幅。6月中に早期売却し、27,000円前後を確保。
- キャリア下取り併用策
- 3月末のトレードインキャンペーンでメーカー保証延長特典やキャッシュバックを活用し、残債リスクを軽減。その後、余剰品を6~7月に中古市場へ流すと価格低下リスクを最小化。
- 9月以降は「売り遅れ厳禁」
- iPhone 17発表直前(8月末頃)に最後の売り切りを推奨。発表後は一斉に下落トレンドに乗るため、7月末~8月初旬の売却が最も有利。