iPhone 11 Pro Max 週次買取動向レポート
最終更新: 2025年9月24日
iPhone 11 Pro Maxの中古買取価格推移・市場動向・AIによる分析をまとめたレポートです。
デバイス基本情報
モデル | iPhone 11 Pro Max |
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発売日 | 2019-09-20 |
ストレージ | 64GB / 256GB / 512GB |
カラー | ミッドナイトグリーン / スペースグレー / シルバー / ゴールド |
ディスプレイ | 6.5インチ |
OS | iOS 13 |
コネクタ | Lightning |
モデル番号 | 3F913J/A / MWH72LL/A / MWHD2J/A / MWHF2J/A / MWHG2J/A / MWHH2J/A / MWHJ2J/A / MWHK2J/A / MWHL2J/A / MWHM2J/A / MWHN2J/A / MWHP2J/A / MWHQ2J/A / MWHR2J/A |
過去半年間の買取価格推移
このグラフは各社の中古ランクの買取価格をもとに算出しています。
TreMartの買取/下取り価格
AI分析・考察
■サマリー
- 直近週(9/22時点)における主要業者・256GBの平均買取価格は、GEOが25,611円、IOSYSが23,449円、JANPARAが23,837円と、3社間で2千~3千円の範囲に収束。512GB/64GBも同様に「高→安」の順で並ぶ(9/22データ)。
- 価格推移の大きなターニングポイントは5~6月。GEOの256GBは4月末の28,851円から6月9週目には20,507円まで約29%急落。IOSYS/JANPARAも同時期に5~10%の下落を記録。
- 7~8月にかけて底打ち後、8/11週にはGEO+IOSYSとも若干の反発(GEO・256GB:23,629円、IOSYS:30,276円/512GB)を確認。しかし9月に入ると再び横ばい~微減傾向に戻る。
- 容量差(64GB⇔256GB⇔512GB)は常に3,000~5,000円のレンジを維持。全容量帯で同様に下降トレンドをたどっている。
■価格変動要因
- 新モデル発表サイクルの影響
- 根拠:Appleは毎年9月に次世代iPhone(例:iPhone17シリーズ)を発表。直近ではiOS18(9/17リリース)がiPhone11 Pro Maxにも対応する一方、新機能要求で動作負荷が懸念され、ユーザーの買い替え意向を後押し。
- データ:7~8月に底打ち後の小幅反発は「発表前の需要先食い」(新旧機種比較検討)と推察。9月中旬以降に再び下落に転じたのは発表直後の「新機種シフト」による需給緩和が原因。
- 中古品の供給増加
- 根拠:新型を購入したユーザーから流入するiPhone11 Pro Max多発→二次流通在庫が膨張。
- データ:5~6月の急落局面は、春商戦(新学期・ボーナス)に伴う買い替え→売却物量急増が同時期に発生。
- 為替・海外市況の間接的影響
- 根拠:円安(1USD≈150円→145円)により、新品輸入コスト上昇=新品価格維持圧力が働きつつも、中古市場は「低価格帯へのシフト」が顕著。
- データ:新品との価格差が開くと、中古iPhone11 Pro Maxへの需要が一時的に底支えされ、7月以降の横ばい要因に寄与。
■今後の予測
- 短期(~11月末):
・再び9月下旬に発生した新機種発表後の「旧機種在庫整理フェーズ」が継続し、10月初旬までにGEO256GBで23,000円前後、512GBで27,000円前後まで下落する可能性大。
・ただし、円安がいったんピークアウトし円高転換すれば(150→140円程度)、中古需要を僅かに押し上げ、底値の下支え材料となる。 - 中長期(年末~来年初頭):
・iOS18導入世帯が増え、「サポート期限」「バッテリー劣化問題」が顕在化。これに伴い「動作品・バッテリー良好」モデルがプレミアム化し、下落幅は緩やかに。
・一方、Apple公式リファービッシュや格安SIM事業者の端末販売強化により流通在庫は高止まりし、概ね20,000~25,000円での底固めを予測。
■売却タイミングの提案
- 容量別業者選定
- 256GB:現状IOSYS/GEOがほぼ同額(23,000~25,000円)。10月にかけてさらに下がる前の「今~10月上旬」に売却推奨。
- 512GB:IOSYSが27,000円台を維持しやすく、他社比2~3千円高い傾向。512GB保有ユーザーは「9月末~10月上旬」にIOSYSへ。
- 64GB:最底値(20,000円前後)に近づいており、JANPARAでは17,000円台も観測。可能なら条件の良いバッテリー交換(Apple正規サービス約8,000円)後に売却し、2千~3千円でも上乗せ狙い。
- 売却前メンテナンス
- iOS18適用前後で不具合報告が散見されるため、最新アップデート適用+初期化・バッテリー状態良好化(正規サービス交換)により「動作保証モデル」として高値維持を。
- 売却タイミング
- 「次回為替変動予測」(円高傾向)が見えないうちに:今~10月10日前後。
- 新機種発表後の在庫整理ピーク(10月中旬以降)は更なる値崩れリスクが高いため、発表直後の在庫膨張を避ける。
――以上の通り、「iPhone 11 Pro Max」は新機種サイクルと二次流通供給量が価格変動の主因。特に5~6月の大幅調整を教訓に、現状の横ばい~微減局面を逃さず、10月上旬までに容量/業者を選び売却することが最も有利と判断します。