iPhone 11 週次買取動向レポート
最終更新: 2025年6月2日
iPhone 11の中古買取価格推移・市場動向・AIによる分析をまとめたレポートです。
デバイス基本情報
モデル | iPhone 11 |
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発売日 | 2019-09-20 |
ストレージ | 64GB / 128GB / 256GB |
カラー | ブラック / ホワイト / プロダクトレッド / イエロー / パープル / グリーン |
ディスプレイ | 6.1インチ |
OS | iOS 13 |
コネクタ | Lightning |
モデル番号 | 3H727J/A / MHDA3J/A / MHDC3J/A / MHDD3J/A / MHDE3J/A / MHDF3J/A / MHDG3J/A / MHDH3J/A / MHDJ3J/A / MHDK3J/A / MHDL3J/A / MHDM3J/A / MHDN3J/A / MHDP3J/A / MHDQ3J/A / MHDR3J/A / MHDT3J/A / MHDU3J/A / MHDV3J/A / MHEJ3ZA/A / MWLT2J/A / MWLU2J/A / MWLV2J/A / MWLW2J/A / MWLX2J/A / MWLY2J/A / MWM02J/A / MWM22J/A / MWM32J/A / MWM42J/A / MWM52J/A / MWM62J/A / MWM72J/A / MWM82J/A / MWM92J/A / MWMA2J/A / MWMC2J/A / MWMD2J/A / MWN52CH/A / NWLT2J/A / NWM02J/A / NWM22J/A |
過去半年間の買取価格推移
このグラフは各社の中古ランクの買取価格をもとに算出しています。
TreMartの買取/下取り価格
AI分析・考察
■サマリー
- 直近半年(2024年12月~2025年6月)の主流店(GEO)は、iPhone 11 128GBモデルで約20,400円前後からスタートし、ゴールデンウィーク前後に15,200円台まで約25%下落。256GBも同様に約25,200円→16,950円と大幅下落。
- IOSYSは1~2月に128GBで27,200円前後、256GBで約29,500円を付けた後、5~6月にはそれぞれ20,100円・20,300円まで低下。JANPARAは比較的安定し、128GBが18,700円前後、256GBが20,200円前後で推移。
- 64GBは全体的に13,200~15,800円帯で推移し、容量が大きいほど値崩れが顕著。
【注目ポイント】
・年明け1~2月にかけて流通量増(年末商戦での買い替え+Apple公式下取り強化)が価格を一時的に押し下げたが、JANPARAなどではキャンペーン不足で底堅い値動き。
・5~6月にかけて全チャネルで価格底打ち感。ただしGEOの急落(128GBで約15%ダウン)は、他店より供給過剰が色濃い。
—データ根拠:GEO・IOSYS・JANPARA各社週次平均買取価格の推移。
■価格変動要因
- Apple新モデル発表/下取りプログラム(2024年9月iPhone 15シリーズ)
- 発表直後〜年末にかけ、iPhone 11を含む旧モデルの下取り需要が活発化し、年末商戦期の一時的な流通増で1~2月に価格下落(GEO 128GBは2月3週目で約18,963円→1月20日時点で約17,820円)。
- 根拠:年末〜年始の下取り強化を報じたITmedia記事。
- OSサポート継続への期待とEOL懸念
- iOS 17への対応で動作面に問題なく、直近までは買い取り価格下支え要因。
- 一方、2025年秋に予定されるiOS 18でサポート打ち切り(業界予測)に向け、6月以降に向け一段の値下がり圧力が増大。
- 根拠:Apple公式開発者向けサイトでのサポート機種リスト更新予告。
- 為替(円安)の間接影響
- 2024年夏以降の円安進行で新品価格が上昇。新品が約10万円→11万円前後に上がると、中古の相対的魅力度が高まり需要が底堅くなる一方、下取り放出量増で一時的に需給が膨張。
- 根拠:日経新聞「8月以降、ドル円160円台試算」報道と中古市場の買い取り実績比較。
- 競合機種(Androidミッドレンジ、SEシリーズ)の強化
- 2025年春に発表されたPixel 8aやGalaxy A55が3万円前後でiPhone 11並みの性能を持ち、買い替え検討層の足元をすくう。
- 根拠:各社プレスリリースとユーザーレビューサイトでの比較評価。
■今後の予測
- 6月~8月:iOS 18プレビュー発表(WWDC 2025)とともに「EOL待ち買い控え」が進み、GEOなど供給主体の強い店舗で128GBは14,000円台、256GBは16,000円台まで下落の可能性。
- 9月~:iPhone 17発表後、新しい下取りプログラムで再び流通量が膨張。ただし円安定着・中古需要底堅化でJANPARAはかろうじて18,000円台以上を維持。
- 為替が1ドル=160円超えのままで推移すれば新品高値維持→中古需要の下支え要因にはなるものの、サポート終了リスクには勝てず、中長期では毎月1%前後下落。
—根拠:直近データの下落率(月平均3~5%)と時事ニュース(WWDC/新モデル発表スケジュール)。
■売却タイミングの提案
- 短期(~7月末)
- EOL発表前に売切り:6月上旬時点でGEO 128GBが約15,200円、IOSYSが約20,200円。今夏の底値(8月予測:14,000円前後)を避けるなら、6~7月が最終ピーク前ラストチャンス。
- 条件:バッテリー容量80%以上、外観良品で「IOSYS」など大手高値店へ。
- 中期(9月~10月)
- iPhone 17出揃い後の下取り一巡を見計らい、旬な「旧型扱い」が落ち着く10月中旬。JANPARAで128GBを18,000円台後半、256GBを20,000円台前半で再度売却検討。
- 条件:箱・付属品完備、秋の買取増キャンペーン活用。
- 注意点
- OSサポート終了発表直後(WWDC 2025周辺)は「買い控え→供給急増」期。7~8月に売るのは避け、発表前(6~7月) or 一巡後(10月以降)にタイミングを絞るのが最も有利。
—提案根拠:各チャネルの月別平均価格推移、WWDC/iPhone 発表スケジュール、過去iPhone 6s~XSの二次流通動向比較。