iPhone 11 週次買取動向レポート
最終更新: 2025年7月2日
iPhone 11の中古買取価格推移・市場動向・AIによる分析をまとめたレポートです。
デバイス基本情報
モデル | iPhone 11 |
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発売日 | 2019-09-20 |
ストレージ | 64GB / 128GB / 256GB |
カラー | ブラック / ホワイト / プロダクトレッド / イエロー / パープル / グリーン |
ディスプレイ | 6.1インチ |
OS | iOS 13 |
コネクタ | Lightning |
モデル番号 | 3H727J/A / MHDA3J/A / MHDC3J/A / MHDD3J/A / MHDE3J/A / MHDF3J/A / MHDG3J/A / MHDH3J/A / MHDJ3J/A / MHDK3J/A / MHDL3J/A / MHDM3J/A / MHDN3J/A / MHDP3J/A / MHDQ3J/A / MHDR3J/A / MHDT3J/A / MHDU3J/A / MHDV3J/A / MHEJ3ZA/A / MWLT2J/A / MWLU2J/A / MWLV2J/A / MWLW2J/A / MWLX2J/A / MWLY2J/A / MWM02J/A / MWM22J/A / MWM32J/A / MWM42J/A / MWM52J/A / MWM62J/A / MWM72J/A / MWM82J/A / MWM92J/A / MWMA2J/A / MWMC2J/A / MWMD2J/A / MWN52CH/A / NWLT2J/A / NWM02J/A / NWM22J/A |
過去半年間の買取価格推移
このグラフは各社の中古ランクの買取価格をもとに算出しています。
TreMartの買取/下取り価格
AI分析・考察
■サマリー
- 価格推移の概観
- 2024年末(12/30週)~2025年1月第1週にかけ、iPhone 11の買取平均価格は128GBでGEO約20,420円、IOSYS約27,216円、JANPARA約23,392円とピークに到達(DATA: 2024-12-30, 2025-01-06)。
- 1月中旬以降は急激な下落フェーズへ移行。特にGEOの128GBは1/13週に約18,963円、1/20週に約17,820円へ(–12%)、IOSYSも同時期に約25,192円→25,114円へ漸減。
- 3月下旬以降は「横ばい」で需給均衡が定着。GEO(128GB)は約19,330円前後、JANPARAは約20,179円前後で安定推移中。IOSYSのみ若干の戻しを見せ、6/30週には128GBで約18,742円まで回復。
- 市場の特徴
- 年末~年明けの商戦期に大量の下取り・売りが発生し、需給がタイト→高値を形成。以降は放出在庫の増加と新モデル購入後の下取り放出で価格を押し下げた。
- 3月以降は売り手(ユーザー)が残存数減少・新モデル切替えタイミングを意識して売却タイミングを調整し、需給バランスが均衡化。
■価格変動要因
- 年末年始の商戦・初売り需要
- 根拠:12/30週~1/6週にかけ128GBがGEOで約20,422円→変わらず、IOSYSが約26,254円→27,216円と上昇最高値更新。
- 考察:ボーナス・クリスマス商戦後の下取りキャンペーン集約と、年始の初売り需要により中古買取の引き合いが強まったため。
- 新モデル発売・OSアップデートの影響
- 根拠:iPhone 15発売(2023年秋)から6カ月後、iOS 17リリース(2023年9月)が直近夏の需要を牽引。一方、WWDC2025(6月)前後には新OS(iOS 18)対応可否の不安から一時的に動きが鈍化。
- 考察:世代交代のタイミングでiPhone 11は「サポート期間6年の瀬戸際」(初出2019年9月)に差し掛かり、将来のアップデート対応可否が取引の判断材料に。
- 競合機種・為替動向
- 根拠:円安進行(2024年12月末から135円→155円台)で輸入コスト増加。GEOなど量販店ルートでは新品・リファービッシュのiPhone 12/13系列価格が上昇、中古iPhone 11への切替需要が部分的に維持された。
- 考察:国内外からの流入中古在庫が増えたものの、相対的に「手頃なA13 Bionic端末」としてのポジションが確立。結果、64GBモデルは下落幅が他容量に比べ限定的(GEOでは13230円前後で安定)。
■今後の予測
- 7~8月:緩やかな下落継続
- 根拠:6/30週以降も128GBがGEOで約15,210円、IOSYSで約18,742円とピーク比–30%前後。引き続き下取り放出の後期在庫が市場を圧迫。
- 9月~10月:一時的な反転上昇局面
- 根拠:秋のiPhone 17シリーズ発表前~発売直後にユーザーのリセールタイミングが集中し、旧モデル在庫がタイト化。
- 考察:為替が大きく悪化しなければ、直近春の横ばい局面と同様、需給の逼迫で底値圏から5~10%程度の反発を想定。
- 中長期(2026年以降):下支えライン到達後、緩やかな下落
- 根拠:iPhone 11は発売から7年目(2026年秋)に入り、サポート終了リスクが顕在化。A13以降機種の需要シフトが鮮明化。
■売却タイミングの提案
- 年末年始(12月中旬~1月上旬)
- 根拠:データ上、128GBは12/30週~1/6週でGEO約20,420円、IOSYS約27,216円、JANPARA約23,392円と最高値を記録。
- 提案:ボーナス・クリスマス商戦直後の下取りキャンペーンを最大限活用し、高値引き合いを得る。
- 秋モデル発表直前(8月下旬~9月上旬)
- 根拠:過去の傾向で「新機種発表直前」には旧モデルの需給逼迫による価格の一時的上昇局面が確認される(推定+5~10%)。
- 提案:WWDC後の夏枯れを避け、9月新機種発表前に売却。iPhone 11の需要が再度高まるタイミングを狙う。
- 避けるべきタイミング
- 2~3月:新生活向け在庫放出が増え、需給過剰で平均価格が底堅く下がる(1/13~2/10週のGEO128GB: 約18,963円→約18,270円→約18,270円)。
- WWDC前後(6月上旬)はiOS18対応可否不透明で買い手が手控えやすい。