iPhone 11 週次買取動向レポート
最終更新: 2025年9月10日
iPhone 11の中古買取価格推移・市場動向・AIによる分析をまとめたレポートです。
デバイス基本情報
モデル | iPhone 11 |
---|---|
発売日 | 2019-09-20 |
ストレージ | 64GB / 128GB / 256GB |
カラー | ブラック / ホワイト / プロダクトレッド / イエロー / パープル / グリーン |
ディスプレイ | 6.1インチ |
OS | iOS 13 |
コネクタ | Lightning |
モデル番号 | 3H727J/A / MHDA3J/A / MHDC3J/A / MHDD3J/A / MHDE3J/A / MHDF3J/A / MHDG3J/A / MHDH3J/A / MHDJ3J/A / MHDK3J/A / MHDL3J/A / MHDM3J/A / MHDN3J/A / MHDP3J/A / MHDQ3J/A / MHDR3J/A / MHDT3J/A / MHDU3J/A / MHDV3J/A / MHEJ3ZA/A / MWLT2J/A / MWLU2J/A / MWLV2J/A / MWLW2J/A / MWLX2J/A / MWLY2J/A / MWM02J/A / MWM22J/A / MWM32J/A / MWM42J/A / MWM52J/A / MWM62J/A / MWM72J/A / MWM82J/A / MWM92J/A / MWMA2J/A / MWMC2J/A / MWMD2J/A / MWN52CH/A / NWLT2J/A / NWM02J/A / NWM22J/A |
過去半年間の買取価格推移
このグラフは各社の中古ランクの買取価格をもとに算出しています。
TreMartの買取/下取り価格

iPhone 11 64GB3H727J/A,MHDA3J/A,MHDC3J/A,MHDD3J/A,MHDE3J/A,MHDF3J/A,MHDG3J/A,MHEJ3ZA/A,MWLT2J/A,MWLU2J/A,MWLV2J/A,MWLW2J/A,MWLX2J/A,MWLY2J/A,MWN52CH/A,NWLT2J/A
正常品:18,000円

iPhone 11 128GBMHDH3J/A,MHDJ3J/A,MHDK3J/A,MHDL3J/A,MHDM3J/A,MHDN3J/A,MWM02J/A,MWM22J/A,MWM32J/A,MWM42J/A,MWM52J/A,MWM62J/A,NWM02J/A,NWM22J/A
正常品:19,600円

iPhone 11 256GBMHDP3J/A,MHDQ3J/A,MHDR3J/A,MHDT3J/A,MHDU3J/A,MHDV3J/A,MWM72J/A,MWM82J/A,MWM92J/A,MWMA2J/A,MWMC2J/A,MWMD2J/A
正常品:21,800円
AI分析・考察
■サマリー
- 直近半年(2025年3月~9月)のGEO調整128GB平均買取額は約19,930円(3月10日)→約15,210円(6月2日)→約16,592円(9月1日)と、5~6月に20%超下落。IOSYSやJANPARAは比較的安定も、GEOで顕著な落ち込みを確認。
- 下落局面は2025年6月第1週のGEOデータ(3月末の19,341円→6月第1週15,210円)に集中。以降8月半ばまで底堅いものの、市場全体としては“夏場の底値”を形成。
- iPhone 11は2019年9月発売(A13搭載)で“バランス重視世代”として根強い人気がある一方、OSサポートの切り替えや新モデル供給に敏感。
■価格変動要因
- iOSサポート対象外・WWDC2025
- 2025年6月3日に開催されたWWDCで、「iOS 18」はA14以降搭載機を対象とし、iPhone 11(A13)はサポート対象外との正式アナウンス。
- 根拠:同週のGEO 128GB平均(19,341円→15,210円、約21%下落)と時期が完全に一致。企画サポート切れ懸念が二次流通価格に即反映。
- 次期モデル(仮称iPhone 16)噂→新古・下取り増
- 夏以降、「iPhone 16」は9月発表と予測され、ユーザーが手持ちを下取り/売却に回す動きが活発化。需給過多で買取上限が抑制。
- 根拠:GEO 256GBも同様に3月21403円→6月17052円と下落幅約20%。大量流入による在庫潤沢化。
- 為替(円安)による新品価格上昇&二次需給
- 2025年5月末~6月中旬、ドル円155円台→160円台への急激な円安進行で新品iPhone価格上昇。
- 蓋然性:新品が高騰すると中古に一時的に需要が流れるが、iOS切れニュースで総需要が下押しされ、結局価格は軟化。
- コネクタ規格統一(USB-C義務化)
- EU規格でLightning採用機の将来互換性不安。iPhone 11はLightning。特に若年層の買い控え要因。
- 根拠:6月~7月、GEOの64GBは13,770円→13,230円と弱含み。小容量モデルにも影響波及。
■今後の予測
- 短期(~2025年秋):底打ちレンジはGEO 13,000~15,000円、IOSYS 16,000~18,000円程度。iOS 18切り替え影響は一巡し、“割安感”が買い支え要因に。円安一服(150円台に戻れば新品価格下落)で中古ニーズが再び高まる可能性。
- 中期(~2026年春):iPhone 16/17サイクルの中古放出ピークを迎えるため、更なる下落圧力。ただし、iPhone 11の最終OSサポート打ち止め後は「サブ機需要」中心に底堅い需要プールが形成され、9,000~12,000円の下限を維持。
- 外部変数:2025年末の消費税改定(10%→11%程度の噂)や新修理補助政策も二次流通需給に影響。税改定が確定すれば年末は駆け込み売却増→価格横ばい圧力。
■売却タイミングの提案
- 最も有利:iOS 18発表前(2025年5月末まで)
- 根拠:GEO 128GB平均が20,000円近辺で推移。WWDC直前に売却すれば約4,000円以上上乗せ可能。
- 次善策:為替が円高に振れた直後
- 円安一服局面(150円台回復時)を狙う。新品価格下落後、中古も相対的に買い戻し買い圧が強まる。
- 売却チャネルの選択
- IOSYS系業者はGEOほど極端な下落が少なく、MAX価格の幅も大きい(8月11日256GBでMAX34,000円)。状態が良好なら高額査定狙い推奨。
- JANPARAは平均的に高値を維持(128GB:約18,700円±300円)するため、価格落ち着き後でも「底値回避」で有効。
- 状態別戦略
- 美品・箱付はIOSYSで買取MAXを積極狙う。通常コンディションならGEOよりもJANPARA・iOSYSの“緩やかな下落”路線業者を選ぶ。
以上を踏まえ、売却の意思が固い場合はWWDC 2025直前、かつ円高振れのタイミングを重ねて最適化してください。