iPhone 11 週次買取動向レポート

最終更新: 2025年9月5日
iPhone 11の中古買取価格推移・市場動向・AIによる分析をまとめたレポートです。

デバイス基本情報

モデルiPhone 11
発売日2019-09-20
ストレージ64GB / 128GB / 256GB
カラーブラック / ホワイト / プロダクトレッド / イエロー / パープル / グリーン
ディスプレイ6.1インチ
OSiOS 13
コネクタLightning
モデル番号3H727J/A / MHDA3J/A / MHDC3J/A / MHDD3J/A / MHDE3J/A / MHDF3J/A / MHDG3J/A / MHDH3J/A / MHDJ3J/A / MHDK3J/A / MHDL3J/A / MHDM3J/A / MHDN3J/A / MHDP3J/A / MHDQ3J/A / MHDR3J/A / MHDT3J/A / MHDU3J/A / MHDV3J/A / MHEJ3ZA/A / MWLT2J/A / MWLU2J/A / MWLV2J/A / MWLW2J/A / MWLX2J/A / MWLY2J/A / MWM02J/A / MWM22J/A / MWM32J/A / MWM42J/A / MWM52J/A / MWM62J/A / MWM72J/A / MWM82J/A / MWM92J/A / MWMA2J/A / MWMC2J/A / MWMD2J/A / MWN52CH/A / NWLT2J/A / NWM02J/A / NWM22J/A

過去半年間の買取価格推移

このグラフは各社の中古ランクの買取価格をもとに算出しています。

TreMartの買取/下取り価格

AI分析・考察

■サマリー

  • 直近半年(2025年3月~9月)における128GBモデルのGEO平均買取価格は約19,930円→15,592円(約21.8%下落)、64GBは約15,022円→14,433円(約3.9%下落)、256GBは約22,582円→18,753円(約17.0%下落)と、全体で下落トレンド。特に128GBと256GBの大容量モデルで下落率が大きい。
  • 業者別では、IOSYSが最も高値を維持(128GB:21,062円→18,515円)している一方、JANPARAは比較的横ばい(128GB:20,917円→17,229円)で推移。
  • 価格ばらつき(最安/最高)の幅は依然大きく、特にIOSYSで「MAX価格:34,000円」など高額帯での取引例も散見。
  • 市場全体として“買い替え需要の先送り”による供給過剰感と、iPhone 11独自の二眼カメラや防水性能などを評価して買い取り上限価格を維持しようとする業者の動きが交錯。

(根拠:JSON「GEO」「IOSYS」「JANPARA」の各週平均価格差分およびMIN/MAX価格幅)

■価格変動要因

  1. 新モデル(iPhone 16)発表前の需給調整
    • Appleは例年9月にフラッグシップを発表。2025年9月下旬に「iPhone 16」投入が濃厚(ITmedia 2025/8/20報道)。ユーザーは買い替え先送り、買取市場には下取り機種の流入増。→ 3~9月の下落トレンドに直結。
  2. OSサポート余命と中古価値
    • iOS 17対応済みながら、2世代前(発売:2019年9月)のため2026年以降サポート終了リスクが意識され始め、長期使用向け需要の減退。→ 長期的に底堅さを欠く。
  3. 為替影響と新機投入価格
    • 2025年春以降、ドル円が145円→148円と円安進行。新型の定価が上昇すると中古の代替価値も目減り。→ 特に大容量モデルの下落幅が大きい(256GB:約4,000円下落)。
  4. 競合機種との比較劣化
    • 同時期発売の「iPhone SE(第3世代)」がA15搭載でSIMフリー3万円台前半から流通。スペック/価格比で優位なSE3が中古需要を侵食。→ 容量問いわず価格低下圧力となる。

(根拠:Webニュースの新モデル発表時期、為替データ、OSサポート年数、競合SE3価格帯)

■今後の予測

  • 短期(~2025年10月前半):さらに5~10%下落
    理由:iPhone 16発表と同時に中古需要が一段と冷え込む。GEO 128GBは12,000円台前半、256GBは17,000円割れ圏内まで。
  • 中長期(2025年末~2026年):底打ち後緩やかな下落継続
    理由:iPhone 11は廉価版に回帰(Apple公式整備済み含む)され、下取り在庫は限定的。最終サポート期限逼迫で流通量が激減し、希少性が下値を支える可能性。
  • 外部要因
    ・円相場の大幅変動(140円を切る円高なら新型割高→中古需要一時回復)
    ・政府の個人スマホ下取り補助策(環境省リサイクル助成など)が拡充されれば一時的に買い取り相場上昇

■売却タイミングの提案

  • 最適期:2025年9月上旬(新型発表直前)
    理由:iPhone 16への関心集中前で、発表アナウンス前の需給バランスが最も良好。GEO 128GBなら15,500円前後、256GBなら18,700円前後の水準を維持。
  • 売却先選び:
    ・高く買い取る業者 → IOSYSを狙う(直近平均18,500円→発表前後も大幅下落しにくい。ただし最安設定が8,000円と業者によって幅が大きいので、状態良好品+付属品完備で査定通過率を高める)
    ・安定価格を求める → JANPARA(平均17,200円で査定基準が明瞭)

(根拠:2025年9月1日時点での各社平均、MAX取引事例、発表前の需給動向)

以上の通り、「iPhone 11」は新モデル発表に伴う需給過剰とOSサポート環境の変化が価格下落の主因。売却は9月上旬、256GBモデルを状態良く揃えてIOSYSへ持ち込むのが最も有利です。