iPhone 11 週次買取動向レポート

最終更新: 2025年9月24日
iPhone 11の中古買取価格推移・市場動向・AIによる分析をまとめたレポートです。

デバイス基本情報

モデルiPhone 11
発売日2019-09-20
ストレージ64GB / 128GB / 256GB
カラーブラック / ホワイト / プロダクトレッド / イエロー / パープル / グリーン
ディスプレイ6.1インチ
OSiOS 13
コネクタLightning
モデル番号3H727J/A / MHDA3J/A / MHDC3J/A / MHDD3J/A / MHDE3J/A / MHDF3J/A / MHDG3J/A / MHDH3J/A / MHDJ3J/A / MHDK3J/A / MHDL3J/A / MHDM3J/A / MHDN3J/A / MHDP3J/A / MHDQ3J/A / MHDR3J/A / MHDT3J/A / MHDU3J/A / MHDV3J/A / MHEJ3ZA/A / MWLT2J/A / MWLU2J/A / MWLV2J/A / MWLW2J/A / MWLX2J/A / MWLY2J/A / MWM02J/A / MWM22J/A / MWM32J/A / MWM42J/A / MWM52J/A / MWM62J/A / MWM72J/A / MWM82J/A / MWM92J/A / MWMA2J/A / MWMC2J/A / MWMD2J/A / MWN52CH/A / NWLT2J/A / NWM02J/A / NWM22J/A

過去半年間の買取価格推移

このグラフは各社の中古ランクの買取価格をもとに算出しています。

TreMartの買取/下取り価格

AI分析・考察

■サマリー

  • 価格全体の6カ月推移:
    • GEO(128GB)は2025年3月末の約19,300円から7月中旬に約14,700円へ約24%下落(データ:「GEO 128GB」のAVG_PRICE比較)。
    • 同256GBも約21,400円→約16,700円と約22%下落。
    • IOSYS・JANPARAも同時期に概ね15~20%の値下がりを記録。
  • 7~8月の小反発:
    • GEOは7月中旬底打ち後、8月上旬に約15,300円まで戻す(+4%)
    • IOSYS・JANPARAも同様に急落後のリバウンドを確認。
  • 9月に再度下落傾向:
    • WWDC(6月)後に出回ったOSサポート関連噂や、iPhone16発売間近の観測で9月上旬から再び下落トレンド(JANPARA 256GB:8/25=20,177円→9/8=18,333円、9/15=17,227円)。

■価格変動要因

  1. 製品ライフサイクルの節目

    • iPhone11は2019年9月発売の第13世代。発売6年目の今、大手キャリアの下取り優遇やユーザーの機種変更ペースが一巡し、需給が供給過多へ。
    • データ根拠:3月~7月の下落幅が最も大きく、市場からの放出が加速した時期と一致。
  2. OSサポート噂とWWDC(6月)

    • 2025年6月のWWDCで発表されたiOS18のサポート対象が「iPhone12以降」と伝えられ、iPhone11は切り捨てとの憶測が拡散。
    • 根拠:WWDC直後の6/9以降、特にGEO・JANPARAで128GBが約15,210円→同値停滞、IOSYSも下落トレンド継続。
  3. 新モデル発表前夜の投げ売り

    • Appleが2025年9月にiPhone16を投入する予定で、旧機種在庫の処分売りが増加。
    • 根拠:8月末から9月上旬にかけて下落再開(JANPARA 256GB:8/25→9/15で-15%)。
  4. 為替影響および競合強化

    • 2025年前半の円安進行で並行輸入中古の売却額目減り、国内買取業者の仕入れコスト上昇が買い取り価格下支えを弱めた。
    • 同時期、Samsung S24シリーズやOPPOなどのミドル機が低価格帯で機能をアップし、相対的にiPhone11の中古需要を奪った。

■今後の予測

  • 短期(9~10月):

    • iPhone16発表直後は流通在庫の一斉放出が加速し、GEO 128GBは一時13,000円台前半、256GBは16,000円台半ばまで下落する可能性大。
    • 根拠:過去のiPhone新モデルサイクル(例:iPhone13→14期)で旧世代が10~15%急落した実績。
  • 中長期(11月以降):

    • 元の下取り強化施策やバッテリー交換キャンペーンで需給が引き締まり、底打ち後は横ばい~小幅反発(128GB:14,000~15,000円で安定)。
    • 根拠:過去6年モデルのiPhone8/XRが市場最安値圏で一定のリユース需要に支えられた事例と同様。

■売却タイミングの提案

  1. 最適タイミング: 2025年8月上旬

    • WWDC後の噂で最初の底打ち→8月にかけて一時的に需給バランスが緩和され価格がリバウンド。
    • 根拠:GEO 128GBは7/21の14,697円→8/4に15,308円(+4.2%)を記録。
  2. 容量別戦略:

    • 256GBのほうが下落率は似るものの絶対値が高く、機種特殊需要が根強い。売却優先度は256GB>128GB>64GBの順。
    • 根拠:JANPARA 256GBは3月21,652円→8月25日20,177円、依然として128GB(18,704円)より2,000円ほど高い。
  3. 買取業者選択:

    • IOSYSは最大入札幅が広く、高値掴みのチャンスあり(MAX_PRICEが他社比で約3万~3.4万円と高い)。ただしばらつき大。
    • 安定を重視するならJANPARA。変動が小さく、相場から外れにくい(AVG_PRICEはほぼ横ばい推移)。
  4. リスクヘッジ:

    • 新iPhone16発表直前(8月下旬~9月上旬)までに売ることで、大量放出前の価格崩壊リスクを回避可能。
    • iOS18正式リリース後は「最新OS非対応」の明確化によりさらに値崩れが懸念されるため、WWDC後~新モデル発表前の約1カ月間が山場。